2010年2月28日

【ピア・プレッシャー】なぜ人は、それほどまでに「見た目」が大事なのか?

● 今回のテクニック:【ピア・プレッシャー(3)】

ピア・プレッシャーとは、人間は通常、同じ組織内の仲間に認められたい、疎
外感を味わいたくないと考え、仲間のあいだで自分がどのように見られている
かを気にする傾向がある。

そのせいで、仲間や社会と同じ考えでなければならないという圧力(プレッシ
ャー)を常日頃から感じているものだ。

これをピア・プレッシャーと言う。

特に「和」を尊ぶ日本人に対しては、このピア・プレッシャーは強力と言えよ
う。

※ 詳しくは → http://www.attax.co.jp/blog/2009/08/post_279.html


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「君が有名なA君か。なるほど……噂どおりだな」


営業マンA :
「え? 何がスか?」


マネージャー :
「1月に入社するまで何をしてたんだっけ?」


営業マンA :
「居酒屋でバイトとか、雑貨屋で仕入れ担当やったりとか、いろいろです」


マネージャー :
「そうかァ。ウチは建設業だから、営業に出るのにその金髪はマズイな」


営業マンA :
「え、これいけないんスか?」


マネージャー :
「それにその左耳についてるピアス、そのピアスのデザインはかなり斬新…
…ていうか、卑猥な形状をしてるよな。いや、クールな外観でもいいワケじ
ゃない。ピアスはやめとけよ」


営業マンA :
「はァ……」


マネージャー :
「年齢のことは言いたくないけど、もうすぐ30歳だろう? ウニやガンガ
ゼのように髪を逆立ててるのもマズイって」


営業マンA :
「そうですか……。でも、僕の生き甲斐はバンド活動なんスよ。高校時代か
らギターやってて、これがスタイルっス。バンドは歳をとっても続けたいん
ですけどダメですか? まじめに営業しますので」


マネージャー :
「バンド活動は続ければいいよ。ストレス発散にもいいだろう? そんなこ
とを言ってるんじゃなくて、君の髪型とかピアスの話さ。あ、それとその指
輪も1つにしとけ、せめて」


営業マンA :
「全部の指にリングしてちゃダメっスか?」


マネージャー :
「ひとつで十分だろう……。そう思わないか、B君」


営業マンB :
「ええ。私も同じ29歳ですけど、この髪型とアクセサリーはやめといたほ
うがいいですね。というか絶対ダメですよ」


営業マンC :
「そうだよな。俺も週末はバンドでヴォーカルやってるけど、そのときだけ
髪を立体的に仕立てるし、化粧もする。でも仕事のときは仕事に合わせない
と」


営業マンA :
「格好だけで判断されちゃうんですか? 居酒屋でバイトしてるときは全然
問題なかったスよ」


営業マンD :
「僕は25歳ですけど、やっぱりTPOは考えますね。ほら、最初に受けた
印象は2ヶ月近くひっぱるって言うでしょ。それが良くても悪くても」


営業マンC :
「だから第一印象って大切なんだよな」


営業マンB :
「そうですね。特に営業はね」


マネージャー :
「A君は自分の個性を認めてもらいたいかもしれん。でもさ、相手をリーデ
ィングしたいときは、まず第一に相手との信頼関係、つまりラポールを築か
なくちゃいけないんだよ。そのためにはペーシングしなくちゃな。つまり相
手とペースを合わせるってことだ」


営業マンA :
「ペーシングっスか……」


マネージャー :
「そう。だから君はもうフリーターじゃなくて正規雇用された社員なんだか
らさ、たとえ自分自身が主張したいことがあっても、まずは会社における常
識にペーシングすることが必要なんだよ。それが相手に合わせるということ。
もちろん長い物に巻かれてばかりいてはダメだから、やるべきことをやって、
それから自分自身の要望を会社側に突きつけていけばいいんだ」


営業マンA :
「わ、わかりやすいですね……。まずは会社の常識とペーシングする。相手
に合わせる、ってことですね。これからすぐ、髪の毛を黒く染めてきます!」


マネージャー :
「君は見かけによらず、素直だねェ……」

……この時期、多くの企業に新しい社員が入ってくると思われます。自己主張
もいいですが、まずはやるべきことをやる! 死に物狂いで結果を出す! 
「言い訳」や「要望」はそれからにしてほしいですね。そうでないと会社や先
輩社員との「ラポール」はなかなか築かれないですよね。

ところで「見た目」がなぜそれほどまでに大事なのか? 有名な「メラビアン
の法則」を引用して記事を書きました。ご参考まで。

● メラビアンの法則とは? 心理学からみる第一印象は「見た目」
http://www.attax.co.jp/blog/2010/02/post_329.html

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【編集後記】

見た目は研磨することはできても、「心」は、磨くことができません。

なぜなら「心」は実態がないからです。

しかしながら、何か実態があるものを磨くことによって「心」が磨かれると
いうことを本で知りました。(小林正観氏の本)

そこで、身の周りのもので一番「汚れている」トイレを磨くことが、結果的
に「心」を磨き美しくすると知り、私も家のトイレを磨こうと決意しました。

それが一昨年前です。

しかしながら……

面倒くさくて、全然やりません。

本当に恥ずかしいことに、決意しただけで、たまにしかやりません。これで
は「心」が磨かれるどころか、排泄物にまみれて腐臭を放っているような状
態を放置しているのではないかと思えてくるほどです。

たかがトイレ掃除。されどトイレ掃除……。面倒なのです。

そこで私は、トイレ掃除にかかる時間をはかることにしました。

私は面倒な作業を見つけると、その作業の「時間」を計測することにしてい
ます。

先週末やっとのことでトイレ掃除をしようと決断し、2台の便器とタンクを
柔らかい布を水で濡らしてまず雑巾がけをはじめました。表面の水アカと埃
をさっさっと取り除きます。次にトイレ用ハンドブラシに洗剤をつけて擦り、
最後にもう一度仕上げのための雑巾がけをやって終了! 

時計を見ると1台につき掃除に費やした時間は「5分」という結果が出ま
した。

そうです。たったの「5分」だったのです。

2台で「10分」。

1度に2台の便器をきれいにしなくても1台ずつやれば、1回「5分」で終
了するという計算です。

「たった5分で終了する作業を、長いあいだ面倒くさがっていたんだ」

と思うと、バカバカしい気持ちになります。

しかもトイレ掃除が終わったあとの清々しい気分ときたら……。一瞬で、家
じゅうに清澄な空気を満たした気になります。先週末は特に疲労が蓄積し、
神経がささくれだつときもありましたが、これで気分一新できました。

これからはキチンとトイレ掃除をしようと思います。

ちなみに靴磨きをするのも1足「5分」で終わることがわかっています。ダ
イニングテーブルのうえに積みあがったビジネス本を本棚へ片付けるのには
「2分」で済むこともわかっています……。


※ あ、そういえば便器は「一据(すえ)、二据(すえ)」と数えるそうです。
本当は……。

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