2010年9月30日

【スリリングジョーク】結果さえ出してくれればそれでよい?

● 今回のテクニック:【スリリングジョーク(2)】

スリリングジョークとは、相手に対して、「もし●●しなければ、■■になる
ぞ」という脅しをしたあとに、すぐに「それは冗談だ」と撤回するコミュニケ
ーション技術。

相手の心象を悪くする可能性が高く、極めてリスキー。相手と強烈なラポール
が構築できていない限り、活用するのはやめたほうがよい。3年に1度ぐらい
使ってもいい、インパクトのあるリーディング技術である。

もちろん、乱用すればご自身の信用は著しく低下する。

※ 詳しくは → http://attax-sales.jp/blog/000258.html


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「お前、この前の分析資料出してくれたか? 提出せずに帰宅するのは許さん
ぞ」


営業マン :
「昨日の夕方にメールに添付してお送りしましたよ」


マネージャー :
「あれ、そうだったっけ? あ! 本当だ。なんだ……。メールでくれたんだ
ったら教えてくれよ。俺が社内外からたくさんメールをもらってるって知っ
てるだろう」


営業マン :
「以前、メールを送ってからさらに電話でメールを送ったことを伝えようとし
たら、いちいちそんなことのために電話するな、受信トレイ見たらわかるっ
て仰ってたじゃないですか」


マネージャー :
「あ、そうだっけ。悪い悪い」


営業マン :
「ところでその資料、今日の昼からの経営会議に使うはずだったですよね?
ですから昨日の夕方までに提出したんですけど、今ごろ確認していていいん
ですか?」


マネージャー :
「ああ……。確かに経営会議は終わったなァ」


営業マン :
「結局、その分析資料って使わなかったんじゃないですか?」


マネージャー :
「まァな。……ちょっと俺が確認したかったんだよ。何も経営会議に使うだけ
の目的で作らせたんじゃないし」


営業マン :
「それと部長、来週の営業会議、出席しなくてもいいですか? 重要なお客様
のアポが2件とれたんで」


マネージャー :
「かまわないよ。営業会議なんて出ても出なくてもどっちでもいい。重要なの
はさ、結局はアレだろ? 結果を出すこと。な? 結果さえ出してくれれば
俺は何でもいいんだよ。はやい話がさ」


営業マン :
「結果さえ出してくれれば何でもいいんですね、部長は? アタックスのセミ
ナー講師が、そういうことを言う管理者は失格だと言ってたんですけどリコ
ールしていいですか? 名古屋の河村市長のように署名運動はじめたいんで
すけど」


マネージャー :
「はあ? ちょっと……。どういうことだよ。リコールって」


営業マン :
「だってマネージャらしいこと全然やってくれないじゃないですか。毎日提出
している日報だって読んでないでしょ。みんな言ってますよ。この前の社長
との懇親会でも話題に上がってました」


マネージャー :
「おいおいおいおい! 社長ォに! ちょっと待った! 社長に言うなんて反
則だろ。署名運動なんてやめてくれ。俺の言い分だってあるんだよ。4月ま
で製造部長だった俺に突然営業部長やれって社長に言われて右も左もわから
ずにここまでやってきてるんだから……」


営業マン :
「はははは、部長。冗談ですよ。冗談! リコールなんてしませんよ。営業部
特有のジョークですって。営業部に来られた以上、こういうジョークには慣
れてもらわないと」


マネージャー :
「製造部の人間はなァ、実直な男が多いんだよ。……ああ、驚いた。リコール
なんてされたらたまらないよ。製造部はもう新しい部長がやってるんだから」


営業マン :
「いずれにしても、形式だけの会議や資料作りはやめましょうよ」


マネージャー :
「そうだな。それはちゃんと見直すよ。相談に乗ってくれないかな?」

……「結果さえ出してくれれば、俺はなんでもいいんだよ」

と言うマネージャに、私は何人も会っています。

これは現実の話です。はっきり言いますが、とんでもないことです。マネージ
ャとして失格。今すぐ名刺から役職名を取り除いて「一兵卒」として励んでも
らいたいですね。

このように、営業マネージャとして失格と呼べるコメントを集めた記事があり、
ご紹介します。


●『営業マネージャ失格コメント集』
http://attax-sales.jp/blog/000261.html


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【編集後記】

工業高校で建築を勉強しているとき、授業中に

「自分の家の間取りを書いてみてください」

と講師に言われました。16歳のときです。

私はノートに向かって素直に書いたのですが、隣に座っていた同級生にその
間取りを見られ、

「横山! お前、いくら面倒くさいからってこんな手抜きはダメだろ〜! ち
ゃんと書けよ、ちゃんと」

と指摘されました。

マジメに書いたのに「手抜き」と言われた。それだけ私の実家は狭い借家だ
ったのです。

そう言われて私の口から出たのは——

「そうだよな。手抜きはダメだよな」

というセリフ。

「ちゃんとやれよ。みんなもキチンと描いてるんだから」

「わかったよ」

そう答えたものの、何を描いたらいいかわかりません。ノートに描いた実家
の間取りを消しゴムで消してから、20分以上動けませんでした。虚構を描
写するだけの気力がなかったからです。

当時、寮生活をしていた私はその夜、悔しくて眠れませんでした。「家が貧
乏で悪かったなァ!」となぜ言い返せなかったのか。激しい自己嫌悪に苛ま
されながら、朝方まで寝付けませんでした。

私の、凄まじい反骨心はこういうところから芽生えてきています。

「絶対に見返してやる」

という「負のエネルギー」は、今もなお心の奥底に、吹き溜まりのような形
で残っています。

それから25年以上が経ち——。

先日、母が脳梗塞で倒れました。

ベッドの上で、体じゅうチューブに繋がれた母を見下ろしながら、薄らいで
いたはずのこの「負のエネルギー」がひょっこりと頭をもたげました。

何のために生きてるんだ?

死なないから生きているのか?

貧乏なまま一生終わってもいいのか?

えげつないほどマイナスのオーラが自分の体から立ち上がってくるのを覚え
ました。

絶対に見返してやる——。

誰に見返すのか? 何のためにやるのか?

よくわからないまま、16歳のころに覚えた激情を、再び抑えられない自分
が今、います。

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