2010年9月12日

【スノッブ効果】完璧主義の人がイライラする理由

● 今回のテクニック:【スノッブ効果(3)】

スノッブ効果とは、他者と同調したくないという心理作用が働き、敢えて他人
が所有しないものを欲しがったり、他人とは別の行動をしたりすること。

もともとは、誰もが簡単に入手できるようになると需要が減る消費現象のこと
を指している。

反対語はバンドワゴン効果。

部下とのコミュニケーションに応用するのであれば、プライドが高く、協調性
の低い相手に使うと効果が望める。ノーセットなどと組み合わせてもよい。

(協調性の高い相手にはバンドワゴン効果を使うことをお勧めする)

※ 詳しくは → http://attax-sales.jp/blog/000371.html

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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「先日の会議に提出するはずだった資料、あれどうなってる?」


営業マン :
「あれどうなってる、とは?」


マネージャー :
「下半期に向けて営業課題を抽出することになっていただろ。君だけが提出
していない」


営業マン :
「ああ……。スミマセン。じゃあ今日中には提出します」


マネージャー :
「目の前にいるんだからいいよ。いま君の意見を聞かせてくれないか」


営業マン :
「え? ……いやいや、さっき提出するはずだった資料どうなってる? と
お聞きになりましたよね? 下半期を迎えるにあたって上半期の課題を抽出
して提出することになっていたはずです。ですから資料を提出しますよ」


マネージャー :
「だから目の前にいるんだから、口頭で伝えてくれればいいって言ってるじ
ゃないか」


営業マン :
「クドイですね……。さっき課長は『資料はどうなってる?』と私に聞きま
したよね? ですから口頭で話すことじゃないと思います。もし口頭でもい
いんだったら最初から『君が考える営業課題は何だ?』と質問してくれれば
いいんです」


マネージャー :
「なんという口の利き方だ。そもそも君が先日の会議に提出しなかったのが
問題だろう?」


営業マン :
「はあ……。ちょっと待ってください、課長。もちろん期限内に提出しなか
ったのは私の落ち度です。それは謝ります。申し訳ございませんでした。し
かし、問題をすり替えないでいただきたい。私が言っているのは、私に対し
て『資料はどうなってるか』というこの問い掛けについてです。『資料はど
うなってるか』のこの点のみに関してはどうなんですか?」


マネージャー :
「だから資料はいいから、この場で君が考える営業課題を言いたまえ。ちな
みにほとんどの営業が『提案力不足』と答えている。2番目の課題は『製品
が時代に合っていない』だ」


営業マン :
「……製品が時代に合っていない、っていうのは完全に的外れでしょう?
そんなの営業課題じゃないでしょうが」


マネージャー :
「その通りだが……。君はそう思っていないのか?」


営業マン :
「とんでもない! 売れない理由を私は製品のせいにしたことなんて一度も
ないですよ」


マネージャー :
「(うそつけ! お前の口癖だろうが!)ほう……。だったら、やはり提案
力か?」


営業マン :
「提案力が不足してるって皆が言ってたんですか。……まったく信じられな
いですね。提案力が足りないという前に、お客様のところへ通う量を増やせ
っていうんですよ」


マネージャー :
「お客様へのコンタクト件数が足りない、ということか?」


営業マン :
「そりゃあ、そうでしょう。提案力を磨くためには『場数』が必要なんです
から。会社にいて提案・提案・提案・提案……って唱えていても、お客様の
ニーズを把握していない限りどうしようもない」


マネージャー :
「コンタクト不足を課題に上げたのは第3課のF君ぐらいだった」


営業マン :
「Fさんは、ああ見えてもよくわかってるんですよ。私にはわかります。私
はFさんと同じく、前期の営業課題はコンタクトの量不足です。これに尽き
ますね」


マネージャー :
「なるほど」


営業マン :
「私も……前期は特殊な案件が多くありましたので、新規顧客開拓には積極
的ではありませんでしたが、9月からはやりますよ。もともと今期がはじま
ったときから後半勝負しようと思ってましたしね」


マネージャー :
「了解。君の言葉は心強いな。来週の朝礼で、我が部を代表して社長の前で
プレゼンしてくれ」

……アンガーマネジメントの概念からしても、怒りやイライラを感じやすいタ
イプの人は以下のような方々と言われています。

完璧主義者/二元論者/支配欲の強い者/応報的思考が強い者……などです。

相手をリーディングする際、「感情」を込めると繰り返して指摘する気持ちが
萎えてきます。そして結局のところ相手に習慣化させる機会を失っていきます。

ですから、マネージャはいかに自分の感情をコントロールするかが求められま
す。今回のセミナーでは、怒りの発火点である「6つのコアビリーフ」を理解
しながら、中長期的にストレス耐性をアップする技術についてもレクチャーい
たします。

ぜひ、お越しください!


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【編集後記】

私はNLPを知り、勉強をしてからかなり感情のコントロールができるよう
になりました。

もちろんそれは、正しい知識と体験の積み重ねによって可能となったことで
す。瞬時に手に入れられる事柄ではありません。

さらに今年、アンガーマネジメントを知り、アンガーマネジメント・ファシ
リテーターとなってからは、さらに一段と怒りやイライラを感じることが少
なくなってきました。

幼少時代から本当に短気で、周りに気を遣わせる性格でしたのに、よくこん
な風に短期間で性格を変えられるものだ、と感心します。

よく覚えているのが、6歳ぐらいのときのエピソードです。

親に何かを買ってくれとせがみ、金がないからと言って断られた腹いせに私
は帰宅したあと暴れまくりました。

手を焼いた親父は私を家の外に放り出して玄関の鍵をかけます。

親父を怒らせたら殺されるかもしれないという恐怖感は、幼少の頃から体に
しみ込んでいました。しかしそのときはどうしても我慢ならなかったのでし
ょう。

近所にわかるぐらいの大きな声で喚き散らし、さらに隣の家の三輪車を持ち
上げて玄関に放り投げたのです。

すると、けたたましい音とともに玄関のガラスが粉々に割れました。

割れたガラスの向こうに、横たわってテレビを見ていた親父がこちらを振り
返ります。

そのときの物々しい形相は、今も心に焼き付いています。家の前の道路に立
ちすくんで、私は一歩も動くことができませんでした。

それからどれぐらいの折檻を受けたかはよく覚えていません。

私が生まれた最初の家は、確か家賃が9000円でした。(その後、幽霊の
出る長屋に引っ越すのですが、最初の家はもっとヒドイあばら家でした)

親父は酒とギャンブルに溺れており、他の幼稚園児に比べて家が貧しいこと
は、当時6歳の私でもよく理解していました。

そしてそんな我が家の玄関のガラスをすべてぶち壊したのです。親父どころ
か、お袋さえも激しく私をなじり、夜遅くまで家に放り出されていました。

翌朝、大家さんの家に家族四人で謝りに行ったとき私は涙に暮れていました。
親父もお袋も姉ちゃんも悪いんじゃない。俺だけが阿呆なんだと、自分で自
分を責め、自分に対して怒っていました。

怒りの感情がすべて「悪」ではありません。

しかし、自分自身を含めて誰かに迷惑をかけるような怒りの感情は、巧みに
コントロールできるといい。そんな風に強く思います。

昔は自暴自棄になったり、誰かを傷つけたりしても、

「これが俺の性格だからしょうがない」

と開き直ってばかりいました。そういう家庭に生まれたのだから、社会に対
する怒りを持つのは当たり前だと自己肯定していました。

しかし、それは完全に勘違いですね。40歳を過ぎて心の底からそう思いま
す。

大阪でも9月28日にアンガーマネジメントのセミナーをやります!(無料)
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安定的に維持できる思考パターンへ変革させることが、このDVDの目的です。

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