2012年5月3日

やりもしないのに「事例」を聞くべきではない【ロミオとジュリエット効果】

● 今回のテクニック:【ロミオとジュリエット効果(1)】

ロミオとジュリエット効果とは、ある目的を達成するまでのプロセスにおいて、
障害や阻害要因が多いほうが、

達成意欲が高まるという心理効果。

無論、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から由来。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「先日も話したとおり、脳は否定語を認識できない。そして、『もっとスキ
ルアップしたい』『何か良いことないかな』と言っている限り、願いはなか
なか叶わない」


部下 :
「だから、フェイスブックは脳にいいという話でしたね」


マネージャー :
「そう。そして『いいね!』ボタンを押してもらいたいと思うから、どんな
出来事も、肯定的に捉えられるようになる。だから、自分の中にあるフレー
ムを変えることがしやすくなるってこと」


部下 :
「うーーん。確かに」


マネージャー :
「それでフェイスブックはやってるの?」


部下 :
「いや……。あんまり書くことがないんですよ。仕事で使ってるわけでもあ
りませんし」


マネージャー :
「日ごろ考えてることでも書けばいいじゃないか」


部下 :
「マネジャーは、いつもラーメンのネタですよね?」


マネージャー :
「そう。食べたラーメンの画像をアップして感想を書いているだけ」


部下 :
「凄いですよね。50人も60人も『いいね!』を押す人がいるじゃないで
すか。みんなラーメン好きの人が友達なんですか?」


マネージャー :
「違うよ」


部下 :
「私はラーメン、そんなに食べないですからね……」


マネージャー :
「君はラーメン、関係ないだろう」


部下 :
「私もマネジャーのように、ラーメンとかパスタとか、好きな食べ物があっ
たらいいんですけど」


マネージャー :
「出た」


部下 :
「……え?」


マネージャー :
「言い訳だよ」


部下 :
「え? 何が言い訳なんですか?」


マネージャー :
「やりもしないのに事例を聞くと想像力が働かなくなる」


部下 :
「……ええ! そうなんですか? でもフェイスブックをやっている人って、
食べた物の写真を投稿している人が多いじゃないですか」


マネージャー :
「実践しない人間っていうのは、そうやって思い込みが激しくなる。だから
事例なんて聞く必要はないし、聞かないほうがいい。食べ物以外のことを書
いている人なんて、いくらでもいる」


部下 :
「……うーん」


マネージャー :
「わが社のサービスもそうだろ? サービスのことを理解できないお客様に
かぎって、『それで成功した事例はあるんですか?』 と質問してくる」


部下 :
「ああ……。あります、あります」


マネージャー :
「たとえば建設業界で成功した事例を紹介しても、『わが社は建設業界じゃ
ありませんし』みたいなことを言ってくる」


部下 :
「確かに……。それ、ありますね」


マネージャー :
「だから、実践もしていない状態で、事例なんて聞くなってこと」


部下 :
「うーん、わかりました」


マネージャー :
「フェイスブックで、毎日何かの記事をアップしろ。そして、3ヶ月以内に、
どの記事を出しても『いいね!』を50ぐらいはもらえるようにしろ」


部下 :
「ええ……! それはハードルが高すぎます」


マネージャー :
「仲のいい友達が200人ぐらいいれば、何とかなるさ」


部下 :
「ええ……。3ヶ月で……」


マネージャー :
「3ヶ月で50人から毎回『いいね!』を押してもらえるようになったとす
るだろう? そして、半年後には100人ぐらいから『いいね!』を押して
もらえるようになるだろう」


部下 :
「ええ」


マネージャー :
「そして、君は無意識のうちに感じるはずだ。いつの間にか肯定的な表現を
している自分のことを」


部下 :
「……あ!」


マネージャー :
「先日も言ったとおり、フェイスブックは自分の心を肯定的にフレーミング
してくれる効果的なツールだ」


部下 :
「なるほど、だから……」


マネージャー :
「そう、『脳は否定語を認識できない』と言ったように、『……もっとスキ
ルアップしたい』というような表現を君は使わなくなる」


部下 :
「わかりました! なんだか燃えてきました。やります!」


マネージャー :
「高いハードルを設定すると燃えてくるよね? そして君は、無意識的に前
向きになっていく」



……驚いたことに、先日、私のフェイスブックにメッセージをいただけたら
「友達承認」しますよ!

とこのメルマガに書いたら、大量の友達承認依頼メッセージがきました。

本当に嬉しいです!

以前から何度もこのメルマガで呼びかけていたのですが、それほど「友達申
請」は多くありませんでした。

いよいよ、フェイスブックが日本でも市民権を得たんだなと痛感します。

私にメッセージをいただけましたら、もちろん「友達承認」いたします!

もう一度、書いてみます!

● 横山信弘のフェイスブック
http://www.facebook.com/nyattx


※現在研修中のため、現時点でメッセージに返信できていない方もいますが、
いずれ必ずいたします!

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【編集後記】

昨夜、今年3月に発売した管理者CDの、30分以上におよぶ特典音声データ、

「『ストレス耐性』から逆算した、成功するビジネスのアイデア」

を久しぶりに聴きました。

私、エグイこと言ってますね……。

タイトルはおとなしいですが、内容は「エグイ」です。

「どのようなビジネスが成功するか?」という考え方を、「人間の同調性」か
ら逆算している点からして、恐ろしさを感じます。

ストレス耐性が低いのはどういう人なのか? その人たちを対象としたビジネ
スはどういうものか?

そして、

そのビジネスを踏み台にして自分の「ストレス耐性」をアップさせ、人生のキ
ャリアアップをさせていくという、

普通の人なら考えないような発想を、このCDの中の「特典」で紹介していま
す。

多くのコンサルタントにこの話をしたとき、相手は閉口しますが、

「世の中のカラクリがわかったような気がする」

と、言ってくださいます。

新しいビジネス、事業を起こそうと思っている方には必聴かも……。


◆ 創意工夫できる組織にするための『脳科学的』な部下育成方法
http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01379.html