2012年5月7日

他人に話しても「怒り」のレベルは増幅するだけ【フリンチ!】

● 今回のテクニック:【フリンチ!(6)】

フリンチ!とは、相手からの無茶な指示や要求を飲まないために、冗談ぽく驚
いてみせること。

相手の言葉をはじめから「本気ではない/ジョークだ」と決め付け、大袈裟に
驚いたり笑ったりすることで、相手も本気だと言えなくなるという強引なコミ
ュニケーション技術。

言われた瞬間、間髪入れずに笑い飛ばすぐらいの覚悟が必要。例えばお客様か
ら「もう少し安くできない?」と言われたとき「ええええええ! 価格交渉な
んてあるはずないでしょう。いやだなァ〜、部長ときたらすぐにそんな冗談を
言うんだから〜。前も言ったじゃないですか、価格交渉はないって。もしいま
値引いたら僕が嘘つきになっちゃいます〜。ワハハハハ!」という感じで返す。

もちろん相手との強力な信頼関係(ラポール)が前提であり、それがないのに
実践すれば、大変な目に遭うことは間違いない。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「このチラシを持って、お客様のところへ行ってくれないか」


部下 :
「このチラシですか……。このチラシって、どういう業界に効き目があるん
ですか?」


マネージャー :
「いやいや……。前も話したとおり、やりもしないのに事例を聞くと想像力
が働かなくなるって言っただろう」


部下 :
「あ」


マネージャー :
「そして、どんなに詳しい事例を知っても、それとほぼ同じ条件の案件と出
会わない限り、『それとは違うから難しい』という発想になってしまう」


部下 :
「確かに。……事例を聞くってことは、やらない言い訳を探しているような
ものですね」


マネージャー :
「そう。とにかく、チラシを100枚、得意先の担当者へ持っていってく
れ」


部下 :
「ああ……」


マネージャー :
「なんだ? その態度は?」


部下 :
「私の得意先でチラシを持って行くと、すごくイヤな顔をする人がいるんで
すよ」


マネージャー :
「X社の部長か?」


部下 :
「そうです! そうそう!」


マネージャー :
「そりゃあ、100人に1人や2人、そういう人もいるさ」


部下 :
「だって聞いてくださいよ。先日だって、私がチラシを持って行ったら、
『チラシを置きに来たんだったら、わが社のエントランスから中に入るな
っ!』と大声で言うんですよ」


マネージャー :
「……」


部下 :
「そのときの部長、私に向かって言っただけじゃないんです。近くの女性社
員も呼びつけて、なんて言ったと思います? あの人、私のほうを指差した
まま——」


マネージャー :
「やめやめ!」


部下 :
「……え?」


マネージャー :
「やめろ、もう」


部下 :
「ど……どういうことですか!」


マネージャー :
「腹が立った過去の体験は、他人に言うもんじゃない」


部下 :
「……え?」


マネージャー :
「他人に言えば、よけいに怒りが増幅する」


部下 :
「え、でも……。よく、言うじゃないですか。ムカついたことは他人に言う
とスッキリするって」


マネージャー :
「は?」


部下 :
「え? だってそうでしょう? よく奥様たちが井戸端会議で、亭主やご近
所の人の悪口で盛り上がってるじゃないですか。あれってストレス発散のた
めにやってるんでしょう?」


マネージャー :
「えーーーーっ! それはないだろう!」


部下 :
「……?」


マネージャー :
「はっはっはっはっはっはっ! そんなことあるわけがない」


部下 :
「……」


マネージャー :
「ちょっと待ってくれ。あるわけないだろう。はっはっはっはっ! 冗談は
やめてくれ」


部下 :
「……ハハ」


マネージャー :
「腹が立ったことを他人に言えば、スッキリするって? 今時、本気でそう
思ってるのか?」


部下 :
「いや……あの……」


マネージャー :
「はは。そんなこと、あるわけがない。冗談はよせ」


部下 :
「……」


マネージャー :
「怒ったこと、イライラしたことを他人に話すと、追体験(ついたいけん)
をしてしまうため、よけいに負の感情がアップしてしまう。相手が共感する
ような態度をとったときだけ、その場は気持ちがラクになるかもしれない。
しかし、その感情が処理されるのはそのときだけだ」


部下 :
「なるほど……」


マネージャー :
「腹が立ったとき、その場で感情をシャットアウトしないと、悶々とした気
持ちはずっと長続きしてしまう」


部下 :
「確かに、そうですね……」


マネージャー :
「先日も話したとおり、『脳は否定語を認識できない』。だから否定形の言
葉を使わずに、『現在はいい状態になりつつある』という表現をしようと言
った」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そして、言葉遣いに気をつけつつ、これからは、負の感情をその場で処理
できるようにしていこう。そうすることで、もっと感情のコントロールを正
しくできるようになっていく」


部下 :
「そうですね……。私はなんか、感情のコントロールが苦手で……。気をつ
けます」



……イライラの感情を正しくコントロールしましょう!

「怒りやイライラの感情をコントロールするアンガーマネジメント講座」を、
今後も開催していきますので、ぜひお越しください!

【東京 5/15】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01399.html
【名古屋 8/9】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01404.html
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【編集後記】

4月29日から、5月5日までの7日間、

東京の両国にて、私は

「NLPトレーナーズトレーニング」を受講していました。

これは前期で、まだ後期が夏のお盆休み前後にあります。

つまり全部で「14日間」に及ぶ、大きなNLPの旅を私は味わっているとい
うことになります。

トレーニングを受講していて、ちょっと驚いたのが、受講者の数です。

NLPのプラクティショナーから受講していると、受講料だけでも総額で15
0万円は超えてしまうのですが、

それでも、

今回のトレーニングのために全国から27名も集まってきたのでした。

「会社負担」なんて方は、もちろん誰もいませんから、正直なところ凄いな、
と思います。

私も2年がかりで準備(特に経済的なこと)してきたことですから……。

受講者の属性は、

経営者や医療関係者、教育機関の方が多いかと思ったのですが、

意外にも、看護師さん、OLさん、普通のサラリーマンが多かったです。

あとはやはり、コーチ、カウンセラー、そして私のようなコンサルタントです
ね。


ところで5月8日(火)に、いきなり東京で、「絶対マインドセミナー」があ
ります。

これは、

横山のセミナーで最も人気の高かった「自己変革セミナー」のバージョンアッ
プ版です。

定員20名ですが、それをはるかに上回る32名の方からの申し込みがきてい
ます。

今回のトレーナーズトレーニングを受けて、

どのようにして人は「モチベーション」を上げるのか? どのように「自信」
を身につけるのか?

人間の知覚を「一時的体験」と「二次的体験」に分解し、

「あいまいな経験談」や「再現性のない心がけ」などを使わず、

もっと構造的な視点で解説していこうと考えています。

気合を入れて臨みますが、かなり「ロジック」の多い講義となるでしょう。

感情に振り回されることなく、どのように行動を変えられるのかについて、語
ります!

語り尽くします!

セミナー開催日、直前ですが、まだ受け付けています!

● 科学的に自信と意欲をアップさせる!
 「絶対達成するマインドのつくり方『倍速管理』」
【東京 5/8】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01374.html
【名古屋 5/16】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01375.html