2012年5月30日

「ふんばろう東日本支援PJ」西條さんとの対談を通じて

先週の金曜日、いまや日本一のボランティア組織となった、


「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表の西條剛央さんとの対談があり、
そのことで大きな気付きがあったので、今日はそのことを書きたいと思います。


「ふんばろう東日本支援プロジェクト」 → http://fumbaro.org/


西條さんと私との対談は、日経ビジネスオンラインで連載されることになって
います。


ですから、


その内容については、あまりここでは触れません。


それよりも、私が個人的に「目からウロコだな」と思ったことを今日は書こう
と思います。


西條さんの著書「人を助けるすんごい仕組み」にも書かれている、【意思決定
プロセス】に関してです。


西條さんのポリシー「構造構成主義」にのっとって、


そのときそのときの「目的」と「状況」とをのみ正確にとらえて意思決定して
いく。そのストイックさは、特筆すべきものでした。


いま、被災地で何が起こっているのか、現地で働くスタッフはどのような気持
ちで動いているのか、


などの状況を捉えたうえで、「被災者を生活者にする」という大目標のために、
現時点で何が必要なのかを決定する。


ですから決して「行き過ぎた民主主義」はやらない。


つまり、多数決で物事を決めるということはしない、ということ。


ここが一番「目からウロコ」でした。


「横山さんが言う【現状維持バイアス】に、多くの人が囚われているとすると、
多数決で意思決定をしている限り、現状を変えられないという結果になる」


西條さんは言いました。


「政府も、NPOも、企業も、多数派が主張することを『正』とする意思決定
プロセスには限界があることを知ってほしい。賛成する人数ではなく、【原理
原則】に基づいて、その意思決定が論理的に正しいか正しくないかの、どちら
かしかないのだから」


西條さんというカリスマリーダーであったとしても、状況判断を間違えること
はあると言います。


ですから、


「構造構成主義」という理論にすべての意思決定をゆだねる。そうすることで、
「水」のように組織が状況に応じてフレキシブルに変形しながら、迅速に行動
することができた——


のだそうです。


こうすれば、私が著書「脱会議」で書いた「名ばかり合議制」などは出てこな
いでしょうし、


決定しないことを決定するという「決定回避の法則」もないでしょう。


この話を聞いて、


「そりゃ、被災地支援の団体なんだからそうだろうね」


と特別視しては、何も学びはありません。


これだけ外部環境が変化しているのですから、行政機関も民間企業も、あらゆ
る組織の意思決定システムを見直す必要があると思いました。


ちなみに、


私と西條さんとを繋いだのは、


私が今年3月8日に、以下の号外メルマガを書いたことがキッカケです。


◆ すべての日本人が奮い立たされる「すんごい仕組み」とは?
 (バックナンバー)
http://attax-sales.blogspot.jp/2012/03/blog-post_08.html


当日は私と西條さん以外に、日経BP社のプロデューサー、ライター、カメラ
マン、編集者2人、西條さんの秘書が、この対談のために集まりました。


一通のメルマガが、人を引き寄せていくのですね。


本当に不思議な体験でした。


今後も、いろいろな大切な気付きをお伝えできたらと思っています。


いつもありがとうございます。



以上



(もしも西條さんが戦国時代にいたら、天下を統一していたのではないかとい
うぐらいに、正義感、誠実性、聡明さ、清潔感、カリスマ性……をお持ちの方
でした。そして何より美男であることも、物語の主人公にふさわしい方である
と。「ふんばろうPJ」の取り組みは、まさに奇跡の物語です)