2012年5月31日

営業に最適な「スマホ」とは?【オーバーステート】

● 今回のテクニック:【オーバーステート(7)】

オーバーステートとは、文字通り「大袈裟な表現」のことである。

曖昧なことを繰り返す相手に、わざと大袈裟な数字を示して反論させ、具体的
な条件を引き出す方法。 少しふざけた調子で吹っかけるのがコツ。

「100%ダメなんですか?」 → 「100%ダメというわけじゃないです」
「年収1000万ぐらいもらってるんだろ?」 → 「半分くらいですよ」
「本当は彼女の3人や4人いるんだろ?」 → 「1人しかいませんよ」


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マネージャー :
「思考ノイズが入ることで、感情のコントロールが難しくなるという話をし
たよね?」


部下 :
「ええ。期限を決めたら、それまでは集中して仕事をしたほうがいいですよ
ね。ノイズが入ると、効率が悪くなりますから」


マネージャー :
「まったくそのとおりだ。今の時代、便利なものが増えてしまって、効率化
しているように見えて、実は無駄な仕事ばかりしているときってある」


部下 :
「本当に、そうですね。新しいツールに振り回されないようにしないといけ
ませんね」


マネージャー :
「本当だよな」


部下 :
「とはいえ、今の時代、スマホは必須だと思うんです」


マネージャー :
「スマホ?」


部下 :
「そうです。私の携帯電話、もう3年も前の機種なんで、買い換えようと思
ってるんですが、何がいいかなと思って」


マネージャー :
「スマホなんて必要か?」


部下 :
「当社の営業、ほとんどがスマホを持っていますよ。他の部署の方は知りま
せんが、営業こそスマホが必要だと思います」


マネージャー :
「じゃあ、営業全員、100%必要なのか?」


部下 :
「そんな、100%とは言ってませんよ。でも地図情報とかは便利なんだそ
うですよ」


マネージャー :
「スマホより、専用のGPS端末を買えばいいじゃないか」


部下 :
「そ、そこまでの高機能は要りませんよ」


マネージャー :
「じゃあスマホを買って何がやりたいんだ?」


部下 :
「一番重要なのは、メールに添付されたファイルの閲覧です。私の携帯電話
では、メールに添付されたファイルが読めないんです」


マネージャー :
「読まなきゃいいじゃないか」


部下 :
「よ、読まなきゃ……って! そういうわけにはいかないでしょう?」


マネージャー :
「どうしてだ?」


部下 :
「お客様からけっこう資料を送られてくるんです。それを移動中でも閲覧し
たいんです」


マネージャー :
「1日に何回、必要に迫られることがあるんだ? 100回か? 200回
か?」


部下 :
「ひゃ、100回も200回もありませんよ。……せいぜい、1回か、2回
です……」


マネージャー :
「だったら会社に帰ってきてからパソコンで閲覧しろ」


部下 :
「それだと間に合わないときもあるんです」


マネージャー :
「間に合わないときがあるだと? それは1週間に何回あるんだ? 100
回か? 200回か?」


部下 :
「ですから、そんなにありませんって。……あったとしても、1週間に1回
か、2回です」


マネージャー :
「なんだ……そんなことか。だったらスマホなんて要らないだろう」


部下 :
「んんんん……」


マネージャー :
「結局、欲しいから欲しいんだろ? いろいろ理屈を言ってるけど、結論あ
りきで話しているだけだ。最初に言ったとおり、いつでもどこでもネット
ワークに繋がっている環境に身を置いていると、常時ノイズが頭に侵入して
くるから気をつけろ」


部下 :
「うーーん、確かに、それはありますね」


マネージャー :
「だろ?」


部下 :
「今の携帯電話でも、暇さえあれば見てしまいますからね。これがスマホに
なったら……。大変なことになるかもしれません」


マネージャー :
「俺がお勧めするのは、この『スマホ』だ」


部下 :
「………………………………ただの、補助メモじゃないですか」


マネージャー :
「『スマート補助メモ』、だ」


部下 :
「はァ? だから『スマホ』だと言いたいんですか? そういうくだらない
シャレも、ひとつの『思考ノイズ』だと思いますけど」


マネージャー :
「ネットワークにつながったデバイスじゃないから、いいんだよ。メモだと
アウトプットしかできないんだから」


部下 :
「ま、そうですけど」


マネージャー :
「スマートフォンにしてもいいけど、あんまり振り回されないように。情報
ノイズに浸かっていると、頭が『根腐れ』してくるから」



……「スマホ症候群」って皆さんご存知ですか?

従来の携帯電話よりもスマートフォン利用者のほうが、長時間「うつむき姿
勢」がストレートネックを引き起こす

などの身体のトラブルのことです。

「ストレートネック」とは、ゆるやかなカーブを描いていないといけない頚椎
が、

まっすぐに伸びてしまうことだそうです。

あまりに長時間、スマホばかりを見て、うつむいてばかりいると、ストレート
ネックになり、

頭痛や吐き気、めまいなどに悩まされるようになるそうです。

今後はスマホが標準になっていくでしょうから、正しい付き合い方をしていか
ないと、仕事にも、健康面でも、いろんな問題に見舞われるかもしれませんね。


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【編集後記】

今日、朝から妻と娘と、ゴミ捨てに行ってまいりました。

我が家のゴミも、けっこうあるのですが、

先週金曜日のメルマガ編集後記に書いたとおり、私の妻と娘は、近所のゴミ拾
いを日課にしていますので、

車で運んだゴミ袋の中には、

妻と娘がせっせと集めた、道ばたのゴミもたくさん含まれています。

タバコの吸殻がたくさん入った空き缶を拾うと、妻は、その悪臭に耐えながら、
ひとつひとつ吸殻を取り出し、空き缶を洗って分別するのだそうです。

そういった日々の活動が、

今日運んだゴミ袋の中に詰まっていました。

私は聖人君子ではありませんので、

それぞれのゴミ袋に入ったゴミを見ながら、少し虚しい気持ちになりました。

どうして、

「私の妻がこんなことをしなくてはならないのか」

という残念な気持ちです。

道ばたにタバコの吸殻を捨てる。空き缶をポイ捨てする。

ひとりひとりが、そんなことをせず、家に持ち帰ってゴミ箱に入れればいいこ
とです。

我が家から出たゴミだけを運ぶならともかく、

そういった、ゴミよりも汚い「人間の不浄」が詰まった袋を運んでいる気がし
て、なんだかやるせない気持ちになりました。

しかし、

フェイスブックでこのことを書いたとき、

道にゴミを捨てている人は同時にその人の「徳」を捨てていて、ゴミを拾う人
は「徳」を拾っているのだ。

と、同じようにゴミ拾いを日課とされている方からメッセージをいただきまし
た。

「虚しい」とか「やるせない」などという気持ちを抱かず、

日々、徳を積んでいるんだ、と私も思えるようになりたいですね。