2012年9月27日

ハングリー精神よりも、「地図」を持て!【フリンチ!】

● 今回のテクニック:【フリンチ!(7)】

フリンチ!とは、相手からの無茶な指示や要求を飲まないために、冗談ぽく驚
いてみせること。

相手の言葉をはじめから「本気ではない/ジョークだ」と決め付け、大袈裟に
驚いたり笑ったりすることで、相手も本気だと言えなくなるという強引なコミ
ュニケーション技術。

言われた瞬間、間髪入れずに笑い飛ばすぐらいの覚悟が必要。例えばお客様か
ら「もう少し安くできない?」と言われたとき「ええええええ! 価格交渉な
んてあるはずないでしょう。いやだなァ〜、部長ときたらすぐにそんな冗談を
言うんだから〜。前も言ったじゃないですか、価格交渉はないって。もしいま
値引いたら僕が嘘つきになっちゃいます〜。ワハハハハ!」という感じで返す。

もちろん相手との強力な信頼関係(ラポール)が前提であり、それがないのに
実践すれば、大変な目に遭うことは間違いない。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「自分が何をしたいのかよくわからない、だから意欲がわかないって表現を
聞いていると、痛いな……」


部下 :
「ええ。いわゆる『自分探し』という奴ですね」


マネージャー :
「ああ。『モチベーション』という言葉と同じように、禁句にしてほしいよ、
わが社では」


部下 :
「はい。『モチベーション』という言葉も、いい加減、聞き飽きましたね」


マネージャー :
「飽きた。飽きた。食傷気味だ」


部下 :
「ええ」


マネージャー :
「さて、もう来週から10月が始まるけど、今年入社した新入社員たちはど
うだ?」


部下 :
「そうですねェ」


マネージャー :
「自分探しの旅に出かけてないか?」


部下 :
「あ、それはないですね。自分のやりたいことがわからなくなってきた、な
んて言うのは、30歳近くになってきた中堅社員ですよ」


マネージャー :
「一番、戦力になってほしい社員が『自分探し』か……。深刻だな」


部下 :
「はい。その点、若い人はまだ腹が据わっていていいですよ。意外に素直で、
やることはキッチリやりますから」


マネージャー :
「いいね。やっぱり、若い人というのは『現状維持バイアス』がかかってな
いから。現状を変えないでいようという発想がないんだから」


部下 :
「そうですよね。ま、強いて言えば、『ハングリー精神』がないっていうか」


マネージャー :
「は?」


部下 :
「素直で、マジメで、何も問題はないんですが、それ以上のものがないんで
すよね。だから、敢えて言うと、ハングリー精神かな、と」


マネージャー :
「はああああ?」


部下 :
「え?」


マネージャー :
「はんぐりぃーせいしん? ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ
ッ! そんな……。はんぐりぃーせいしん、なんて……!」


部下 :
「はは……」


マネージャー :
「笑わせるなよ。使い方を間違えないでくれ。いったい君は新入社員に何を
任せてるんだ? わが社の時価総額を10兆円にしろとでも言ってるのか?
どんな凄いことを頼んだんだ?」


部下 :
「いや……。普通にノルマをこなしてくれれば……」


マネージャー :
「会社から与えられたノルマを達成させるのに、ハングリー精神なんて要る
わけないだろう……。ハッハッハッハッハッハッ! ああ……苦しい。そん
なもの要るわけがない。モチベーションも要らないのに、ハングリー精神だ
なんて……」


部下 :
「あ、ハハ……。まァ、そうですよね……」


マネージャー :
「だろ? 君、言葉の使い方を間違えたらダメだよ。使用方法を間違える奴
が最近多すぎるんだ」


部下 :
「そうですよね。確かに、ハングリー精神なんて……」


マネージャー :
「そんなことを言ってないで、地図を持って外へ出ろ。宝はいくらでもある。
いろんな人との出会いを重ねることで、脳内地図は広がっていく」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「若い子は、もっともっと外へ出させてくれ。そうでないと、脳の中に街が
出来上がらない。雑草で埋まってしまう」


部下 :
「わかりました」


マネージャー :
「そうすれば、ハングリー精神は芽生えないだろうが、『開拓精神』は必ず
芽生える。これが創造力を鍛えていくことになる」


部下 :
「はい」



……今日、日経ビジネスオンラインにアップされたコラムに、

かねてからゼンリンデータコム様、東芝ソリューション様と開発してきた「絶
対達成ナビ・コンセプト」の

イメージ画像が掲載されました。

社内に寄生している「パラサイト営業」には、大変気持ちの悪いシステムでし
ょうが、

「開拓精神」旺盛な方には、胸躍らせる「地図ソリューション」に仕上がって
いると思います。必見です!


■「自分探しの旅」へ出かける前に「目標達成の旅」を!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120925/237241/


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【編集後記】

先月、1ヶ月で62キロを走った私は、今月(9月)は70キロ走ろうと目標
をロックしました。

ところが……

いろいろとあって、昨日(9月26日)までで、52.2キロしか走っておら
ず、達成が危うい状態です。

(言い訳したい……)

今日(9月27日)に、何とか早朝起きて6キロを走り、目標に近づけました。

しかしまだ10キロ以上あります。

週末に何とか10キロ以上を走り、70キロを「絶対達成」したいと考えます。

同じ筋トレ仲間で、月間200キロを走破している営業さんがいます。

昔からそれだけ走っていたならともかく、私とトレーニング仲間になってから、
それだけ走るようになったのです。

すごいですよね……。

日ごろから営業の「超・行動」をしているのに、営業活動が終わってから帰宅
するまでの間に、

15キロとか、20キロとか走るのです。

その営業さんと出会ったころは、けっこう現状維持バイアスがかかった人だな
と思っていたのですが、

もうそのバイアスは粉々になくなってしまったのでしょうね。

私は、そこまではできませんが、70キロ/月ぐらいは走破したいです。