2012年11月18日

「力でねじ伏せる」を合言葉に【ミステイク・オン・パーパス】

● 今回のテクニック:【ミステイク・オン・パーパス(5)】

ミステイク・オン・パーパスとは、わざと事実と異なることを言って相手に修
正させ、リーディングする技術。

相手に確認したくても確認しづらい場合などに使うと効果的である。

たとえば、相手に依頼したことでまだ着手さえもされていないとわかっている
場合に、「どうもありがとう、けっこうはやく終わったみたいだね」とわざと
言ってみる。

すると相手は「あ、まだやっていませんが」と素直に答えるだろう。「依頼し
たことをやったのか、どうなのか」と質問するよりも「カド」は立たない。

押しの弱いマネージャにお勧めしたいテクニック。


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● 今回のコミュニケーション例


部下 :
「店長、S店の副店長がどのような行動が売上アップにつながるのか、スタ
ッフの行動分析するそうですよ」


マネージャー :
「ほォ。スタッフの行動分析するというんだね?」


部下 :
「はい。そして売上につながる行動が見つかったら、それぞれのスタッフに
その行動指標を定め、ロックさせるそうです」


マネージャー :
「ロック?」


部下 :
「定めた行動を絶対にやり切ってもらう、ということのようです」


マネージャー :
「なるほど」


部下 :
「スゴイですね。どうして、そこまでやるんでしょう」


マネージャー :
「そこまで?」


部下 :
「ええ……」


マネージャー :
「そこまで?」


部下 :
「……いや」


マネージャー :
「そこまで、やらないの?」


部下 :
「……」


マネージャー :
「売上をアップさせるために、スタッフ全員、重要な行動指標を決めて、や
り切るってことでしょ」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「見習うべき取り組みだと思うけど」


部下 :
「ま、そうですね……」


マネージャー :
「売上アップのために、組織で何かルールを決めようとしたり、決めたこと
を守ろうとすることは、普通のことだよ」


部下 :
「まァ、そうですけど」


マネージャー :
「労働時間を増やすわけでもないんだから、ちょっと面倒なだけだよね?」


部下 :
「ええ……」


マネージャー :
「面倒なことはやらない、というなら社会人として失格だ」


部下 :
「店長は、面倒だと思うことはないんですか? そこまでやらなくても結果
は出るんじゃないかとか迷うこともあるでしょう?」


マネージャー :
「そりゃあ、あるよ」


部下 :
「そういう場合は、どう対処しているんですか?」


マネージャー :
「そんなときは、力でねじ伏せる」


部下 :
「力でねじ伏せるっ?」


マネージャー :
「面倒だな、厄介だな、わずらわしいな、という感情が沸きあがってきたら、
その感情そのものを力でねじ伏せるよ」


部下 :
「……」


マネージャー :
「他人を思い通りにしようと、力でねじ伏せるのはカッコ悪いけど、自分自
身が抱くマイナスの感情を、自分の力でねじ伏せることができたら、カッコ
いいかなと思って」


部下 :
「……はい」


マネージャー :
「昔、ボクシング部だっただろ? だから、得意の右ストレートでマイナス
感情をノックアウトする」


部下 :
「カッコいいですね」


マネージャー :
「そォ?」


部下 :
「いや、マジでカッコいいですよ……。今、鳥肌が立ちました」


マネージャー :
「そうかな」


部下 :
「自分のマイナス感情を、力でねじ伏せる、ですか。すげーな」


マネージャー :
「あ! そういえば、この前頼んだポスティング用のチラシ、原案をエリア
マネジャーに渡してくれたんだろう? ありがとう」


部下 :
「えっ!」


マネージャー :
「どうした?」


部下 :
「いや、まだ……すみません。まだやってません」


マネージャー :
「え」


部下 :
「すみません。渡してないどころか、まだ原案を作っていません……」


マネージャー :
「え、そうなの?」


部下 :
「はい。すみません」


マネージャー :
「……そうか。てっきり、もうマネジャーに渡してくれたと思い込んでた
よ」


部下 :
「も、申し訳ありません」


マネージャー :
「別にいいけど……」


部下 :
「すぐにやります。今すぐ、やります。申し訳ありません」


マネージャー :
「うん」


部下 :
「マイナス感情を力でねじ伏せて、やります」



……世の中のほとんどの「言い訳」の源泉は、

まず間違いなく、「面倒くささ」からきています。

今回は、マイナス感情を力でねじ伏せる研修を紹介いたします。

(講義風景を撮影した動画は必見! ボリュームは小さめでお願いします)


◆ 若手営業パーソン向け 営業力アップ研修
「絶対達成スピード講座」
【東京 12/14】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01596.html
【名古屋 12/12】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01597.html

◆ 絶対達成スピード講座の動画
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=r34fofiYyjI

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【編集後記】

先週、子供に移されたのか? 風邪をひいてしまい、ずっと体調不良のままで
した。

日曜日、20年以上つづけている知的障がい者のボランティア活動で、動物園
へ引率で行ったのですが、

朝から頭が朦朧としていたので、

出かける前は、さすがに、大量の「マイナス感情」が頭の中を飛び交いました。

「面倒くさい……」

「明日から講演で福岡だしな……」

「明後日は静岡だし……」

「その次は東京だし……」

「今日、体調が悪化したらどうしよう……」

「俺ひとりボランティアいなくても、大丈夫じゃないだろうか……」

「あああ、いやだいやだ……」

と、2秒ぐらいですね。

これは冗談ではなく、2秒ぐらいウダウダ考えたあと、すぐに

そんな感情は力でねじ伏せました。

「面倒くさい」と考えることそのものが面倒くさいわっ!

と自分に喝を入れ、出かけました。

日曜日、天気は良かったのですが、風が強く、4時間以上も動物園に滞在して
いたのはキツかったです。

しかし、気合いで乗り切りました。

小学生のころから剣道を習っていましたので、「気合い」とか「根性」という
言葉は好きですね。

「力でねじ伏せる」というフレーズも気に入っています。

経営コンサルタントにあるまじき言葉遣いですが……。