2012年12月13日

「イネイブラー上司」をジワジワと変える方法【ウィンザー効果】

● 今回のテクニック:【ウィンザー効果(3)】

ウィンザー効果とは、第三者を介した情報、噂話のほうが、直接言われるより
も効果が大きくなるという心理効果。

ミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」に登場してくるウィンザー伯爵夫人が
『第三者の誉め言葉が、どんな時にも一番効果があるのよ、忘れないでね』と
言ったのが由来とされている。

相手を承認したり、褒め称えたりするときに活用すると効果的である。


───────────────────────────────────

● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「目標未達成の常態化は、本当にマズイ。未達成の状態を、ただ漫然と放置
しておくなんて、絶対によくない」


部下 :
「え、ええ……」


マネージャー :
「先日、イネイブリングという言葉を聞いた」


部下 :
「い、いねむり……?」


マネージャー :
「違う。イネイブリングだ。依存症の人に問題行動をやめさせず、結果的に、
その状態を続けさせてしまう行為だよ」


部下 :
「依存症って、薬物依存とか、アルコール依存症?」


マネージャー :
「そう。だからイネイブラーは、その家族に多いと言われてる」


部下 :
「うーん……。しかし、その家族の方々だって、いろいろ事情があるでしょ
う。依存症の人に強い態度で接するというのは難しいことですよ」


マネージャー :
「しかし、それが優しさか?」


部下 :
「ん……」


マネージャー :
「アルコール依存症の人に、『今日は会社で嫌なことがあったの? だった
ら飲んでもいいのよ』『お金がなくなっているけど私が稼ぐから心配しなく
て大丈夫。好きなだけ飲んで』と言う人がいるとしたら、君はどう思う?
それが優しさか?」


部下 :
「……んん」


マネージャー :
「もちろん、いろいろ事情があるだろうけど、まずは事情を考慮せず、何が
問題なのかをハッキリさせないと、前へは進めないんだ」


部下 :
「まァ、はい」


マネージャー :
「だから、話を戻すと、目標未達成の状態に依存している部下を、そのまま
放置したり、『しょうがないよな、こんな時代だから』とか『逆立ちしても
できない目標を設定する社長が悪いんだよ』なんて、かばう上司はイネイブ
ラーだってこと」


部下 :
「うーーん……。イネイブラー、ですか……」


マネージャー :
「だってそうだろ? そこに愛があるか? 相手は依存状態にあるんだよ。
何とかしてやろうという気持ちにならないか?」


部下 :
「愛……」


マネージャー :
「本人は気付いていないんだ。その状態を放置していてはダメだってこと。
気付いていても、依存していてあらがうことができないんだよ。にもかかわ
らず、助長するような言動はしていないか、ということだ」


部下 :
「だ、だからといって、荒療治をしてもよくないと思います」


マネージャー :
「誰が荒療治をしろと言った?」


部下 :
「え?」


マネージャー :
「依存症者に対して、荒療治をしろとは言ってない」


部下 :
「あ……。ハイ。確かに」


マネージャー :
「ところで君は、社内流行語を作るのが上手だね?」


部下 :
「え……。社内流行語?」


マネージャー :
「今年、社内で『断捨離』というワードを流行らせたじゃないか。みんな、
『資料を断捨離しよう』『会議を断捨離しよう』と使いはじめた」


部下 :
「ああ、確かに……。断捨離というフレーズ、気に入ってるものですから」


マネージャー :
「社長がすごく感心していたよ。彼にはそんな能力があったのか、なんて
ね」


部下 :
「え、社長が!」


マネージャー :
「そうそう」


部下 :
「へェ、社長が私のことを……」


マネージャー :
「だから、2013年は、他のフレーズを流行らせてほしい。君だからこそ
できると思う」


部下 :
「え? どんなワードを流行語にすればいいんですか?」


マネージャー :
「『予材管理』だよ」



……上司がイネイブラーになってしまったら、その組織は立ち行かなくなって
いきます。

この時代に、「傷の舐めあい」はやめましょう。「共依存」の関係を断ち切る
必要があります。

そのために、まずは社内の「共通言語」作りから着手してみてはいかがでしょ
うか?

来年も2月から「横山の1日セミナー」が各種テーマで開催されることになっ
ています。

そこで『絶対達成マネジャー特訓コース』を新設し、名古屋と東京で、人数限
定で募集します。

(大阪は、すでに3年連続で開催中)

セミナーとセミナーの間に行動をロックしてもらい、やり切ってから参加して
いただく形式です。

DVDと個別フォローが【無料】でついてきます。

http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01670.html


ひとりのマネジャーを鍛えるのではなく、多くのマネジャーや現場の営業に
「共通言語」を持ってほしい、というご要望には、

『絶対達成セミナー受講チケット10』もございます。

http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01672.html

こちらは価格がかなりお安くなるのと、CDが【無料】でついてきます。

どちらも【限定10社】。

1月末まで予約は受け付けますが、単発で受講される方の分も確保しなければ
ならないため、10社に達した時点で終了します。

申込みはお早めに!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】

昨日、名古屋で「絶対達成スピード講座」が開催されました。

講師は部下の山北陽平 です。

「思考ノイズ」が入らないほど、圧倒的なスピードで行動してもらい、

なぜその行動が必要なのか?

その都度、脳科学的に解説します。

脳の感情系部位が優位になっている(面倒なことはやりたくない、というよう
な脳の原始的欲求にあらがえない状態のとき)

のを思考系優位に変換することを体で学習します。要は体に覚えこませるので
す。

オーバーな表現ですが、「音速」で動いていると、脳に思考ノイズは入らず、

そして、動いてからその意味を脳が感じ取ろうとしてくれます。

行動したあとは「一貫性の法則」が働き、自分がとった行動を正当化してくれ
るからです。

3時間、圧倒的なスピードで行動をしまくったあと、この研修は何だったの
か? どんな意味があったのか?

講師の都度、解説する内容を思い出して、

後で、腹の中に落ちていきます。

昨日、本講座が終了した直後に私はセミナー会場を訪れましたが、外がものす
ごく寒いというのに、

会場の中は、すさまじい熱気が立ち込めていました。

経営者も、若手営業パーソンたちも、汗だくで、まるで10キロマラソンを走
りきったランナーのように、高揚感に満ちた顔をしていました。

「やりきった感」があるのでしょう。

はじけるような笑顔でお互いの健闘を称えあう姿を見て、私の気分も高まりま
した。

分泌された大量のアドレナリンは、「研修報告書」で表現できないですよね。

参加しないと、決して理解できない講座のひとつです。

※こちらが、講座の風景を撮影した動画です。受講者からは撮影許可をいただ
いております。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=r34fofiYyjI


このような講座はスポーツジムと同じで、1回参加したからもういいというも
のではないですよね。

繰り返してこそ、体得します。

心が鍛えられていきます。

来年も定期的に開催しますので、チェックしてみてくださいね!