2013年3月21日

部下を動かす「超シンプルテクニック」【イエス・バット法】

● 今回のテクニック:【イエス・バット法(15)】

イエス・バット法とは、『応酬話法』の代表的なテクニックである。

部下とコミュニケーションをしている最中、相手の答え/考えが間違っていた
り、的を外していたりすると、ついつい反射的に抵抗してしまいたくなる。

それをグッと我慢し、まずは相手の反応を受け止め(Yes)、柔和に反論し
(But)、戦略的に交渉を進める方法である。

マネージャが部下の行動変革を促したい気持ちが強い場合、また部下のことを
考えて話しているのにもかかわらず頭ごなしに否定されたとき、いかに感情を
セーブできるかがポイントである。

簡単そうに思えるが、訓練・場数を踏まないと瞬間的に対応することは意外と
難しい。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「怒りがおさまらないようだね」


部下 :
「信じられないです、仕事を何だと思ってるんでしょうか」


マネージャー :
「君の部下のことか」


部下 :
「今日が締め切りの資料、出さずに帰っていったんですよ! この年度末、
どれだけ忙しいかわからないのか……」


マネージャー :
「入社して何年だ?」


部下 :
「もう3年ですよ。社会人としての常識がありません。まったく最近の若い
人は何を考えているのか……」


マネージャー :
「若者だからって、レッテルを貼るのはよくない。うちの部のA君なんてま
だ21歳だけど、けっこうしっかりしてるよ」


部下 :
「どうしたらいいのかわかりません。去年からコーチングを勉強して、相手
を褒めて、認めて、そして親身になって話を聞いてやってるのに、まったく
ダメ」


マネージャー :
「……」


部下 :
「コーチングって意味がないんでしょうか?」


マネージャー :
「【なるほど】。君はコーチングが意味がないことだと思うんだね? 【で
もさ】、自分の部下が言うことを聞かないからって、コーチングの批判をし
てもしょうがないよ」


部下 :
「そりゃあ、そうかもしれませんが」


マネージャー :
「ところで、私が主催する会議に、君は遅刻することはないよね?」


部下 :
「え? あたり前ですよ」


マネージャー :
「でも部長の会議には、たまに遅刻するじゃないか」


部下 :
「え! いつのことですか?」


マネージャー :
「先週だって、30分ぐらい遅刻していた」


部下 :
「ああ……。でも、あれはお客様対応があったからです。仕方がなかったん
です」


マネージャー :
「先月も同じようなことがあったよ」


部下 :
「先月……? ああ。確かに、そうかもしれませんが、たまたまです」


マネージャー :
「【そうか】、たまたまだったんだね? 【でも】もし私が主催する会議だ
ったら、君は遅刻したかな?」


部下 :
「……え」


マネージャー :
「おそらく、お客様対応があったとしても、私の会議には遅れなかったはず
だ」


部下 :
「うーん……。確かに、そうかもしれません……」


マネージャー :
「しかも私の会議には全員が必ず時間どおりに来るよね? でも部長の会議
はどうかな?」


部下 :
「あ」


マネージャー :
「課長である私の会議には全員、必ず時間通りに来るのに、部長の会議には
欠席する人もいる。どうしてだと思う?」


部下 :
「……んんん。課長が仕切る会議のほうが、みんなの仕事に直結する内容を
扱うからでしょうか」


マネージャー :
「【うん】そうかもしれないね。【でも】、私がこの前、『雑談会』をやろ
うと呼びかけたときも、全員がやってきたよね?」


部下 :
「ああ」


マネージャー :
「私が気をつけていることが、ひとつだけある」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「たったひとつだけ、だ」


部下 :
「教えてください。それは、何ですか?」


マネージャー :
「それは、絶対に、例外を作らないことだ」


部下 :
「あ……!」


マネージャー :
「だろ」


部下 :
「そ、そうですね」


マネージャー :
「私は頑固で、たまに理不尽なところもある。部下に憎まれても、例外は認
めない。どんな理由でも、遅刻も欠席も許さない。仕事に対するすべての姿
勢がそうだからだ」


部下 :
「……」


マネージャー :
「一度でも例外を認めたら、まるでダムが決壊したかのように、リーダーシ
ップが発揮できなくなる」



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2万人まであと500人を切りました。

メルマガ解除者もけっこういるのですが、それを上回る新規登録があるからで
すね。

4月には2万人に達しているでしょうか……。

まさか、2万人にまでメルマガ読者が増えるだなんて、スタートした頃は想像
すらできませんでした。