2013年4月3日

「絶対スピード」を上げる2つのポイント【恐怖アピール】

● 今回のテクニック:【恐怖アピール(3)】

恐怖アピールとは、相手の恐怖感情や危機意識をアップさせることで説得効果
を得る方法。

恐怖喚起コミュニケーションとも言う。

「もしもこうしたら/もしもこうしなかったら、どうなるかわかるか?」とい
う、表現で相手をリーディングする。

恐怖体験が臨場感たっぷりに味わえるかどうかがポイント。

当然のことながら多用は禁物。多用すれば、当然のことながらラポール(信頼
関係)は崩れていく。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「おいおい、ちょっと何をやってんだ」


部下 :
「え」


マネージャー :
「どうしてロッカーの片づけをしている?」


部下 :
「あ、だって庶務の女子が手伝ってほしいと言ってきたものですから」


マネージャー :
「今日の朝、頼んだA社に対するプランはできたのか?」


部下 :
「あ、まだ途中です」


マネージャー :
「途中?」


部下 :
「はい。いや……その、男手がないとロッカーの整理はできないと思います。
ですから、その……」


マネージャー :
「ロッカーの整理はいいよ。やれば。しかし今は何時だ? 夕方の4時だろ
う? 今日の朝、頼んだ仕事はどうなってるんだ」


部下 :
「しかし、まだ時間があると思いまして」


マネージャー :
「A社に行くのは明日の朝だぞ」


部下 :
「え、まァ、はい……。ですから明日までにやればいいじゃないですか」


マネージャー :
「途中までできてるって、あと少しなのか?」


部下 :
「いや……」


マネージャー :
「現時点のものを見せてくれ」


部下 :
「あ、あの」


マネージャー :
「何だ」


部下 :
「うーん……。まだ、実は、手をつけていません……」


マネージャー :
「何だとォ?」


部下 :
「で、でも、まだ明日までには時間があるじゃないですか」


マネージャー :
「今日、俺は5時からB社の新支店長のところに挨拶にいって、それから懇
親会なんだよ」


部下 :
「え、そうなんですか?」


マネージャー :
「……!! ったく! え、そうなんですか、じゃないよォっ!!」


部下 :
「す、すみません。てっきり……」


マネージャー :
「だいたい、今日の午前中は何をやってたんだ」


部下 :
「うーん、いろいろと、デスク周りの整理とか、その……。C社へ行く準備
とか」


マネージャー :
「C社に行くのはいつだ?」


部下 :
「ら、来週……でしたっけ?」


マネージャー :
「知るか!」


部下 :
「……ああ」


マネージャー :
「今日の朝、すぐにA社のプランを作ってくれと言っただろう? そしたら
今日は特に予定があるわけではないので、すぐに取り掛かりますと君が言っ
たんだよ」


部下 :
「そ、そうですか」


マネージャー :
「そうですか、じゃないって」


部下 :
「ううう」


マネージャー :
「君が入社したのは1年前だろ? 1年前もそんなにスローリーな仕事ぶり
だったのか?」


部下 :
「スローリーな仕事ぶり……? あ、いや、そんなことはありません」


マネージャー :
「だったらどうして1年間でそんなにスローリーになったんだっ」


部下 :
「スローリー、ですか……」


マネージャー :
「あああああ、イライラする!」


部下 :
「なんか、その……。課長の話し方が、すごく、速いものですから、ちょっ
とついていけないんです。もう少し、スローリーに……いや、ゆっくりと話
していただけませんか?」


マネージャー :
「あ、の、ねえ。ゆっくりと話すとか話さないとかは関係がない。脳の基本
回転数が落ちていること自体が問題なんだ」


部下 :
「基本、回転数?」


マネージャー :
「脳の基本回転数があがらないときがあってもいい。スローリーに時間を過
ごすことがあってかまわない。しかし『ここぞ!』というときに行動できな
いと、業務がうまくまわらないことがあるんだ」


部下 :
「はァ……」


マネージャー :
「つまりメリハリだ。いつもスローリーでもかまわないが、脳のスイッチを
入れたら、クイックリーに仕事ができないとダメ」


部下 :
「こ、今度はクイックリー?」


マネージャー :
「そう。脳の基本回転数を上げようと思っても上げられないと、脳の基礎体
力が落ちていく。そうすると自分の感情をうまくコントロールできなくなり、
面倒くさいことを先送りしてしまう習慣が抜けなくなる」


部下 :
「先送り、ですか」


マネージャー :
「脳の神経細胞に送られる電気信号の伝達スピードを意図的にあげられない、
ということは、自分の意思で脳や体をコントロールできないということだ
ろ?」


部下 :
「……」


マネージャー :
「だったら君の意思はどこにある? 君の意思とは関係なく、生まれたとき
からある原始的な欲求に振り回されるだけとなる」


部下 :
「え……」


マネージャー :
「獣と同じだろう? モンスター社員ってよく言ったもんだ。君はまだ24
歳だ。その年齢で、自分の脳と体を、自分の意思で操れなくなるんだ。そう
したら、どうなると思う?」


部下 :
「お、恐ろしい……」


マネージャー :
「わかっていても、体がついていけないんだよ。自分ではわかっていても、
脳が言うことをきかないんだ。まるで金縛りにあったような人生を送ること
になる」


部下 :
「うわァ」


マネージャー :
「嫌だろ?」


部下 :
「い、嫌です。……スローリーは、嫌です」


マネージャー :
「ポイントは2つだ。期限を厳格に守れ。絶対厳守の期限を作るんだ。2つ
目は、期限を極端に短くしろ。長い期限はダメだ」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「スピードを速めろと言っても、速めることはできない。しかし短い期限を
作り、それを厳格に守ることはできるはずだ。そうすることで、絶対的にス
ピードがアップする」


……新年度がスタートしました。

行動スピードを速めましょう。意思決定スピードを上げましょう。

昨秋アナウンスした際、強烈なインパクトがあったのか、ものすごい数の問合
せをいただいた講座があります。

それが……

「絶対達成スピード講座」。こちらの動画が、ついに新しくなりました!

プロの撮影部隊を呼んで作成した、超スピード感のある動画をご覧ください!
(2分で終了します)


■ 絶対達成スピード講座
【動画】http://youtu.be/PTzLQt8K1AA
【研修内容】http://www.attax.co.jp/service/sales/study_05.html

● 若手営業パーソン向け営業力アップ研修
「感情コントロールして最低でも目標を達成させる!絶対達成スピード講座」
【名古屋 5/9】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01655.html
【東京 5/20】http://www.attax.co.jp/seminar/detail/01654.html

※名古屋の講座は、残席2名です。

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【編集後記】

今年の流行語大賞は、早くも決まったのではないか? と私は受け止めていま
す。

東進ハイスクールの林修先生の名言。

「いつやるか、今でしょ!」

は、誰もが真似したくなるフレーズですね。

私もLINEの「今でしょ」スタンプ、ダウンロードしました。たまに部下へ
のメッセージに使います。(笑)

2013年になり、日本経済は立ち直りつつある中で、新しく何かをスタート
させたいと思っている人は多いはず。

このような機運の中で、このフレーズはすごくマッチしていますね。

時代を象徴するかのような名セリフ。

本文で紹介した「絶対達成スピード講座」も、今の時代にふさわしい研修なの
かもしれません。

「今でしょ!」

と言いながらも、行動スピードが遅い人はいくらでもいますから。