2013年5月28日

脳の「やる気スイッチ」を、どう刺激するのか?

昨日の記事はかなり反響がありました。


デリケートな内容ではありましたが、やはり「コーチング」という言葉は知っ
ているが、正確なことはよくわからない。


「相手をほめ、傾聴してアドバイスをすればコーチングしていると思ってい
た」


「会社でコーチングの研修を受けたあとは、頭ごなしに言ってはダメだ、とい
うことを知っただけで、具体的にはどうすればいいかわからなかった」


といった感想をもらいました。


「コーチング」に関するコメントはともかく、


目標があり、それを達成させるための行動変容は、どのようにすればできるの
か?


どうずれば「現状維持バイアス」をはずせるのか?


……このことについて、今日は予告どおり、ジェームズ・オトゥール「変化を
拒む33の識見」を紹介しながら解説できたらと思います。


「変化を拒む識見」は文字通り33個もあるので、まずはその内容を書き出し
てみます。


ひとつひとつ理解しようとせず、眺めてみるだけでもよいと思います。
(わかりづらそうな識見には、意味合いも付記しました)


1.ホメオスタシス(恒常性維持)

2.前例主義

3.惰性

4.満足 (現状で満足)

5.機が熟していない

6.不安 (変化に対する不安)

7.自分にとっての利害 (他人は良いかもしれないが、自分には都合が悪い
  という考え方)

8.自信の欠乏

9.フューチャー・ショック (変化に圧倒され、ショックを受けている状
  態)

10.無益 (変化しても無益だとする考え方)

11.知識不足

12.人間の本性

13.冷笑的態度 (変革推進者の動機を疑う、という考え方)

14.つむじ曲がり

15.一人の天才vs大勢の凡人 (我々凡人の頭には変革のための知恵が沸い
  てこないという態度)

16.エゴ

17.短期思考 (すぐに満足できないことに対する抵抗感)

18.近視眼的思考

19.夢遊病 (大半の人間はよくも考えずに人生を送っている、という考え
  方)

20.スノー・ブラインドネス (集団浅慮/長いものに巻かれろ的思考)

21.共同幻想 (何事も先入観で見る、という考え方)

22.極端な判断 (自分たちを変えようとするのは間違っている、という考
  え方)

23.例外だという幻想 (他では変革が成功するかもしれないが、自分たち
  の所ではそうはいかない、という考え方)

24.イデオロギー (世界観は人それぞれだ、という考え方)

25.制度の固さ (一人ひとりの人間は変えられても、諸集団を変えること
  はできない)

26."Natura non facit saltume"という格言 (自然に飛躍なし、という
  意味)

27.権力者に対する独善的忠誠心 (現在の方法を定めた指導者に背いては
  ならない、という考え方)

28.「変革に支持基盤なし」 (多数派が変革に入れ込む以上の利害を少数
  派が現状維持に対して持っている)

29.決定論 (意図的な変革をもたらすことなど誰にもできない、という考
  え方)

30.科学者きどり

31.習慣

32.慣習第一主義

33.無思慮


……ざーっと、33個の識見を眺めて、おそらくほとんどの方は「多いなー」
と思われたはずです。


意味合いが重複している識見もいくつかありますが、いずれにしても変化を阻
害するファクターは多種多様にある、ということは間違いなさそうです。


なぜ、これほどまでに変化を拒む識見があるのでしょうか?


私はひとつに、「認知バイアス」が絡んでいると考えています。


脳が何かを認知する場合、【外部からの感覚器官(目や耳、肌)を通して得る
情報】と、


すでに【脳内部にある記憶などの情報】を瞬時にマッチングさせています。


ですから、外部から得た情報をそのまま脳は認知するのではなく、過去の体験
などによって歪められてから認知していると、とらえたほうがよいのです。


したがって、人のとらえ方は、その人それぞれに異なるのです。


まさに、過去の体験の「インパクト×回数」に左右される、というわけです。


残念なことに、


私たちは、誰の話を聴いても、ネットを通じてどんな情報を仕入れても、


事実(ファクト)を捻じ曲げて受け止め、解釈し、思い違いをし、変化をせず、
現状のままでいたほうが有益であるなどという決断をしてしまいがちなのです。


5月27日(月)のメルマガで「コーチング」のことを書きました。


コミュニケーションの相手(クライアント)の判断が、歪曲化しているとわか
れば、


NLP(神経言語プログラミング)では、メタモデルと呼ばれる12種類の質
問パターンを利用して、


クライアントの「認知バイアス」を修正しようと試みます。


そうしないと、「変化を拒む33の識見」であるように、相手に正しい「行動
変容」を促がすことができないからです。


こういう意味でも、「コーチング」の質問スキルはとても高度なものであると、
ご理解いただけると思います。


ここからは、5月31日(金)に発売される新刊『絶対達成する決断力のつけ
方』の宣伝となります。


……ここまで、いろいろなことをアレヤコレヤと書きましたが、


実のところ、脳の「側坐核(そくざかく)」と呼ばれる神経細胞に刺激を加え
ることで、


人は「やる気スイッチ」を入れることができると言われています。


つまり、相手の歪んだ「認知バイアス」を修正するためのヒアリング技術を磨
かなくとも、


コーチングを取得するために数年間トレーニングしなくとも、


一般企業のマネジャーは部下に正しい決断をさせることはできる、ということ
です。


では、どのようにして、この「側坐核(そくざかく)」を刺激することができ
るのか?


この答えは、今回の出版キャンペーンの特典(3)に収録しています。


ぜひともチェックしてくださいね。


出版キャンペーンは5月31日(金)9:00スタートです。どうぞよろしく
お願いいたします。


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http://attax-sales.jp/tokuten/book/


※特典の請求は5月31日の9:00から。キャンペーン中の【2日間】しか
ありません。お見逃しなく!


以上