2013年5月31日

いま、メルマガ読者の皆さんにどうしても伝えたいこと

先日、娘にされたことで、泣けるような出来事があり、それを今日は書きたい
と思います。


仕事から早めに帰宅し、夕食をとったあと、


風呂から上がってきた6歳の娘に、


「肩がこっているから、100回モミモミしてくれ」


と私は頼みました。


娘がイヤそうな顔をし、体をモジモジさせているのですが、私はおかまいな
しに、


「100回モミモミしてくれよー」


と言うと、「いいよー」と言って、肩を揉んでくれました。


肩揉みのスピードはとても速く、


「いち! にっ! さん! しっ! ごっ! ろっ!……」


という感じでしたので、私は意地悪して、


「いーーーーーーーーーーーーーーーーーち、にーーーーーーーーーーーーー
ーい、さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん……」


と、大きな声でゆーーっくり肩揉みの数をかぞえはじめました。


すると娘も合わせて、


「しーーーーーーーーーーーーーーーーーーい、ごぉーーーーーーーーーーー
ーーお、ろーーーーーーーーーーーーーーーーーーく……」


と私に合わせ、大きな声でかぞえはじめます。


しかし、実際の肩揉みのリズムは、「いち! にっ! さん! しっ! ご
っ! ろっ!……」なのです。


私と娘が、「じゅうーーーーーーーーーーーさーーーーーーーーーん」と、声
を合わせて1カウントしている間に、


娘の肩揉みは、4回から5回ぐらいはされています。


したがって、私と娘で「25」ぐらいまでかぞえたとき、すでに肩揉みは
「100回」を超えていました。


しかし娘は頭が悪いのか、健気なのか、私に同情しているのか、


「さんじゅーーーーーにーーーーーーーーーーーーーーー、さんじゅーーー
ーーーーーーーーーーーーーーさーーーん……」


と、大声でかぞえつづけるのです。


「よーーーーーーん、じゅーーーーーーーーーーーーーー」


と、かぞえる数が「40」を超えたとき、もうすでに私は涙をこらえることが
できなくなってきました。


「アホか、こいつは。もう肩揉みは200回近くやってるじゃないか。なんで
やめないんだ。こんなお父さんに調子を合わせなくてもいいんだよ」


心の中でそうつぶやいても、元気な声で、娘と数をかぞえます。


「ごじゅーーーーにーーーーーーーーーーーー、ごじゅーーーーーーーさーー
ーーーーーーん……」


声のリズムとは関係なく、娘の肩揉みのリズムは遅くなることなく、相変わら
ず「いち! にっ! さん! しっ! ごっ!」というリズムなので、


だんだん私は肩が痛くなってきました。


娘もかなり手が痛いんじゃないか。いい加減、「もう終わり!」と言って、や
めたらいいのに……と、私は思っていました。


しかし、まったくやめる気配がありません。


まさか、このまま「100」をかぞえるまで肩揉みをするんだろうか?


「ろくじゅーーーーーーよーーーーーーーーーーーーーん……」


「60」を超えたあたりから、かなり肩が痛くなってきました。娘は力を弱め
ることなく、同じリズムで肩揉みをしつづけます。とはいえ、


「もう、痛いよ。もう、お父さん、痛いからもういいよ」


などとは言えず、


「ろくじゅーーーーーーーーきゅーーーーーーーーーーーう……」


と、相変わらず2人で声を張り上げました。


「70」を過ぎたころ、再びこみ上げるものがありました。


胸が熱くなり、声がうわずっても、


「ななじゅーーーーーーーーーーさぁーーーーーーーーーーん……」


と、やりつづけます。


「80」が過ぎ、


「90」が過ぎ、


いよいよ「ひゃーーーーーーーーーーーーーーーーーくぅーーー」と言うとき
が来たのですが、


娘は肩揉みをやめません。


まだまだ「いち! にっ! さん! しっ! ごっ! ろっ!……」のリズム
で肩揉みし続けるのです。


「もういいって! もういい。もうお父さん、満足したから!」


と言えなくて、


「ひゃくさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん、ひゃくよーーーー
ーーーーーーーーーーーーん……」


と、同じようなリズムで2人でかぞえつづけます。


結局、「120」を過ぎてからようやく娘がやめ、


「ひゃー……。ちかれた」と言いながら、ゴロリと床に仰向けになって、倒れ
こみました。


そのときはじめて、娘がお風呂から出たばかりで、真っ裸のままだったことを
私は知りました。


「風邪をひくから、すぐ着替えなさい」


私が言うと、娘はお尻をかきながら、


「はぁーい」


と言い、背中を向けて和室へと向かいます。


まだ塗れたままの娘の髪、背中、お尻を見ながら、再び私は泣きそうになって
目頭を押さえました。


子供たちが寝たあと、妻にその話をすると、


「久しぶりにお父さんが早く帰ってきたら、嬉しいのよ」


と言われました。


私は考え込みました。


一番、大切なものは何だろう。一番、自分が幸せに感じる瞬間はどんなときだ
ろう、と。


それは、人によって違うでしょうが、


幸せな瞬間を「幸せだ」と受け止められるだけの心の余裕があること。


それが前提条件だろうな、ということを、あらためて思いました。


私たち会社員は、1日の多くを勤務時間に当てています。


その勤務時間の中で、私たちが実現しなければならないこと、達成しなければ
ならないことがあります。


その「当たり前」のことが、あたりまえにできていないと、心の余裕がなくな
り、


何気ないひとときに味わう、一粒の幸福感も覚えられないことでしょう。


『絶対達成マインドのつくり方』に書いたとおり、


長男が生まれたころ、私の心はがらんどうで、ポケットティッシュの色と同じ
ように、真っ白でした。空っぽでした。


日々刻々と変わる、第一子の表情の変化にさえ気付かない精神状態でした。


いま振り返っても、当時、何を考え、何に心を動かされ、何が自分を怯えさす
のか、


まるでわからないほど、空虚でした。


私たち会社員は、1日の多くを勤務時間に当てています。


つまり、人生の大半が勤務時間です。


人生を豊かにするためには、まずその時間で叶えなければならないことを「絶
対達成」し、


心の状態を安定させることが、何をするにしても、何を目指すにしても大前提
ではないでしょうか。


娘から肩揉みをされているとき、


私の声と、娘の声とが「120回」もシンクロし、その重なり合ったふたりの
声が私の耳に届くたびに、


なんとも言えない喜びを覚えました。


小さな小さな日常の喜びを見つけられる、そんな日々を送るために、


「絶対達成」しましょう。


優柔不断な自分にサヨナラです。


絶対達成する決断力を身につけましょう。


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