2013年12月16日

会議でのNGワードランキング10【ホールパート法】

● 今回のテクニック:【ホールパート法(9)】

ホールパート法とは、最初に話の全体像、ポイントを(WHOLE)を相手に
伝え、それから話の枝葉、部分(PART)を説明する話し方。

相手の「頭」を整理させるうえで、とても簡単で効果的な技術。

「ポイントは2つある」
「ここで私が言いたいのは1点だけだ」

このように伝えてから、それぞれのタイトルを話す。

「効率化と、情報共有」
「お客様の声だ」

その後、タイトルに沿った話を展開させていく。報道番組でキャスター、コメ
ンテーターなどがよく活用しているので注意深く聞いてほしい。

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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「Tさんはけっこう会議が好きのようですね」


部下 :
「そうですか? 私は普通だと思います」


マネージャー :
「聞きにくいですが、昨日は1日、何をしていたんですか?」


部下 :
「朝から営業会議です。午後からは品質管理部との会議、夕方に雑務をして、
夜の7時から支店長たちとのミーティング」


マネージャー :
「朝からの営業会議って、8時半からのですか」


部下 :
「ええ。8時半からスタートしないと終わらないんです」


マネージャー :
「12時までに?」


部下 :
「そうです」


マネージャー :
「いくらなんでも午前中ずっと会議というのはよくありません」


部下 :
「部長は、前の会社でどうだったんですか?」


マネージャー :
「会議という名前のものは、株主総会とか取締役会以外には基本的になかっ
たですね」


部下 :
「え? 嘘でしょ」


マネージャー :
「いえいえ」


部下 :
「どうして会議がないんですか?」


マネージャー :
「会議がなくても、うまくいっていたからです」


部下 :
「……」


マネージャー :
「それ以上の理由は、必要ないと私は思いますが」


部下 :
「部長、あなたの言っていることはとても説得力がある」


マネージャー :
「ありがとうございます」


部下 :
「確かに、私がどんなに長い時間、会議をやっても何ひとつ好転していませ
ん。会議なんて要らないのかもしれないですね」


マネージャー :
「いきなりゼロにするのは難しいでしょう。ですから、2点だけルールを決
める、というのはいかがでしょうか。1つ目は『数値資料』、2つ目は『全
員アイデア』です」


部下 :
「数値資料と、全員アイデアですか」


マネージャー :
「はい。1つ目は、とにかく会議資料を全員に事前配布し、全員必ずその資
料に目を通しておくということです。そのとき、必ず数値で書かれた資料を
用意していただきたいのです」


部下 :
「なるほど。資料に文章ばかり書かれていると、読解するのに時間がかかり
ますからな」


マネージャー :
「はい。2つ目は、その数値資料を見て、必ず全員、改善アイデアを出して
もらう。その準備をしてから会議に参加するということです」


部下 :
「ほう」


マネージャー :
「会議中にアイデアを出せと言われても、普通、出てきません。これは『社
会的怠惰』と呼ばれる心理現象です。人が増えれば増えるほど、少しずつ人
は手を抜きたがるものです」


部下 :
「確かに……」


マネージャー :
「『数値資料』と『全員アイデア』。これだけを守ってもらえませんか」


部下 :
「勉強になります。さっそく1月からはそのように会議を変えますよ」


マネージャー :
「年下の私の話を聞いてくださり、ありがとうございます」


部下 :
「あなたは部長なんですから、当然ですよ。それに、私みたいに年齢だけ重
ねただけの人間に、ちゃんと敬意を示してくれるから」



……会議のクオリティは、会議がはじまる前にもう決まっていますよね。

ところで、会議中、もしくは上司が部下に言ってはいけないフレーズをランキ
ング形式でまとめています。

ぜひ参考にしてください。


■ 会議での「NGワード」ランキング10
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20131023-00029149/

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【編集後記】

12月15日の日曜日、毎月ある知的障がい者のボランティア活動(今回はク
リスマス会)の前に、

7歳の娘と神社の掃除をしてきました。

朝から地域の人たちと竹ぼうきで落ち葉を掃いていると、なんだか気持ちが洗
われます。

昨年は11月末に京都まで紅葉を観に出かけたのですが、

私はどちらかというと、受け身のときより、能動的に何かをするほうが、体験
のインパクトが強くなり、思い出に残りやすいと考えています。

落ち葉があまりにも多いので、清掃活動には1時間ぐらいかかりました。

京都のお寺などとは比較になりませんが、

それでも、近所の神社に落ちた枯葉にも、多様な色彩を見ることができます。

朝の光に照らされ、不器用に竹ぼうきを扱う娘の姿も、心に残る情景です。

旅行だけが、季節を感じる行事ではありませんね。