2013年12月27日

すべての上司に教えてあげたい、部下たちの「驚愕の真実」【無言クロージング】

● 今回のテクニック:【無言クロージング(8)】

クロージングを最も強力にしたい場合は、「無言」を貫くことである。

相手の要望・ニーズに沿った解決策/提案をしても、なかなか相手が決められ
ないときがある。理屈ではなく、踏ん切りがつかないケース。

ダブルバインドを活用して二者択一を迫ってもいいが、敢えて言葉を発せずに
待つという手もある。

人間は普通、「間」を嫌う。しかしその「間」を恐れずに無言を貫く相手から
は強烈なプレッシャーを感じるものである。無言が最強クロージング技術。し
かし難易度はかなり高い。


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● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「先週、指示したことは伝えたのか?」


部下 :
「え?」


マネージャー :
「君の部下4人に、来年の行動計画を作り直してほしいと依頼することだ」


部下 :
「ああ……」


マネージャー :
「まだやってないのか」


部下 :
「いま、面談をしている最中なんです」


マネージャー :
「面談?」


部下 :
「この1年、私もいろいろと悩みました。どうして部下が行動を変えないの
か。現状維持バイアスをはずさないのか、そればかり考えてきました」


マネージャー :
「……」


部下 :
「そこで、もっと対話しようと思ったんです。そして彼らが日ごろから何を
考えているかをしっか知る必要があると気づきました」


マネージャー :
「……」


部下 :
「私は今まで、自分のことを正しくわかっていなかったんです。部下とキチ
ンと向き合って、対話をしなくちゃいけないんだと、ようやくわかったんで
す」


マネージャー :
「……」


部下 :
「そこで、先週からひとり1時間の面談を始めました」


マネージャー :
「……」


部下 :
「面談を通じて、いろいろとわかりました。それをレポートにして部長に提
出しようと考えているところです」


マネージャー :
「あのさ」


部下 :
「はい」


マネージャー :
「そんなことはどうてもいいから、はやく部下4人に来年の行動計画を作ら
せて提出してくれ。明日の朝の期限でいいか」


部下 :
「いや、ですから、先ほどから言っているとおり……」


マネージャー :
「君の部下たち3人から俺は言われてるんだよ。うちの課長が今年に入って
から面談ばかりやってるって」


部下 :
「へ」


マネージャー :
「課長が何を考えているかよくわからない、だから部長、面談してください
って3人から言われてる。君の課は面談が流行ってるのか?」


部下 :
「……し、しかし、部下との対話は重要だと思うんです。彼らが何を考えて
いるのか、私は正しく理解する必要があって……」


マネージャー :
「本当にそうなのか? 部下たちが何を考えているのか理解できないと、来
年の行動計画を修正しろと言えないのか?」


部下 :
「え……」


マネージャー :
「……」


部下 :
「……」


マネージャー :
「……」


部下 :
「……」


マネージャー :
「……」


部下 :
「……」


マネージャー :
「……」


部下 :
「……」


マネージャー :
「……」


部下 :
「い、いや……」


マネージャー :
「……」


部下 :
「関係、ない……と思います」


マネージャー :
「……」


部下 :
「はい。申し訳ありません。部下たちが何を考えているかは関係なく、来年
の行動計画を修正してもらいます」


マネージャー :
「君の部下たちに尋ねたら、来年の計画修正に関して、課長から何も聞いて
ないと言ってた」


部下 :
「あ」


マネージャー :
「結局、君がダムになってたんだよ」



……今年もたくさんのメルマガ、コラムを書いてきましたが、結局のところ、

上司たちの悩みはシンプルです。

部下にキチンと言うべきことを言えないのです。その理由は「有効性への疑
問」「リスクに対する過剰反応」「部下への責任転換」の3つ。

しかし実のところ、多くの上司たちは単純なことを複雑に受け止めているので
す。

冬休み前に、インパクトのあるコラムをご紹介いたします。


● すべての上司に教えてあげたい、部下たちの「驚愕の真実」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20131129-00030194/

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【編集後記】

今回が今年最後のメルマガではありませんが、職場でメルマガをチェックする
人も多いと思いますので、今年目にするメルマガはこれが最後、という方も多
いでしょう。

今年も、私の風変わりなメルマガにお付き合いいただき、本当にありがとうご
ざいました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

私自身、今年もいろいろなことがありました。

「達成しすぎだ」と言われるぐらいに売上・利益ともに最高でしたし、ムック
も書籍も出ました。ラジオにも出ました。いろいろな素晴らしい方との出会い
がありました。

その中で、

ビジネスにおいて、一番「オオオッ!」と驚いてワクワクドキドキした出来事
は——

つい最近の「キラキラワード」事件です。

ヤフーニュースで書いた「キラキラワード」の記事が大ブレイク。今もなお、
口コミで広がり続けています。

そしてついに、

今日、日経ビジネスオンラインでも「キラキラワード」のコラムが紹介される
こととなりました。

「キラキラワード」ランキング10をご紹介いたします。

● 組織を駄目にする「キラキラワード」ランキング10
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131224/257467/

来年も「大量行動」でやっていきます!