2014年2月10日

幸せを手に入れるためには我慢しなきゃいけないものもある【ピア・プレッシャー】

● 今回のテクニック:【ピア・プレッシャー(10)】

ピア・プレッシャーとは、人間は通常、同じ組織内の仲間に認められたい、疎
外感を味わいたくないと考え、仲間のあいだで自分がどのように見られている
かを気にする傾向がある。

そのせいで、仲間や社会と同じ考えでなければならないという圧力(プレッシ
ャー)を常日頃から感じているものだ。

これをピア・プレッシャーと言う。

特に「和」を尊ぶ日本人に対しては、このピア・プレッシャーは強力と言えよ
う。


───────────────────────────────────


● 今回のコミュニケーション例


マネージャー :
「1月の業績が明らかになった。とてもひどい数字だ。去年からいろいろな取
り組みをしてきたが、何もかもうまくいっていない」


営業マンA :
「……」


マネージャー :
「部長は昨年の4月に銀行からやってきたばかりで、俺たちの業界をよく知ら
ない。だから社長に言いくるめられて、こんな予算計画を承認したんだ。あの
部長が営業部をめちゃくちゃにしたと言っていい」


営業マンA :
「めちゃくちゃ、ですか……」


マネージャー :
「そうだ。めちゃくちゃだ。営業部の連中、みんなものすごく怒ってるぞ」


営業マンA :
「ものすごく怒ってる……」


営業マンB :
「誰が?」


営業マンC :
「少なからず、私たちはまるで怒っていません」


マネージャー :
「営業2課の連中と飲みに行ったとき、みんなそう言ってた」


営業マンB :
「課長の部下である俺たちが怒ってないんだから、いいじゃないですか」


営業マンC :
「そうそう」


営業マンB :
「課長、ものごとを『点』でとらえるのは、もうやめましょう」


マネジャー :
「点?」


営業マンC :
「昨年の4月から私たちがやってきたことが全部うまくいってない、なんてあ
りませんしね」


営業マンA :
「そうだよな。業績に反映されていないだけで、確実にお客様との『関係資
産』が形成されつつある。部長も評価されていた」


営業マンB :
「確かに」


マネージャー :
「え? 部長が……?」


営業マンB :
「そうですよ。表面的な業績のことを気にしているのは、社長と課長だけです。
部長と俺たちはプロセスが正しいかをチェックしつつ、PDCAサイクルを回
しています」


営業マンA :
「この8か月でイベントに集客したお客様の数は800人を超えています。昨
年は76人です。10倍増です。それらのお客様に対して、電話や対人でのフ
ォローの総件数が2700を超えています」


営業マンB :
「去年までフォローなんてほとんどしていなかったもんな」


営業マンC :
「そうですね。完全に場当たり的でした。俺たちも『点』でばかり物事を見て
いたんです」


マネジャー :
「お前ら、そんなにフォローをしていたのか?」


営業マンC :
「はい。課長は知らなかったようですね。これからはさらにイベントの集客を
増やします」


マネジャー :
「さらに増やす? そうしたらフォロー件数がもっと膨大になるぞ」


営業マンC :
「なります。しかし、目標が達成するまではやらないと」


営業マンB :
「目標が達成するまでは効率化を考えるべきではない、部長が教えてくれた言
葉です」


営業マンA :
「そりゃそうだ。どうすれば目標が達成するか、まだ再現性のあるやり方がわ
かりもしないのに、効率化を考えたらおかしな話になる」


営業マンB :
「面倒くさいことを、ただやらなくなる。それだけだな」


営業マンC :
「そうそう」


マネジャー :
「……確かに、目標を達成するまで効率化を考えるのはおかしな話、といえば
そうだな」


営業マンA :
「はい」


マネジャー :
「しかし、けっこう大変だろう。俺だったら、目に見える成果が出てもいない
のに頑張りつづけることなんて、できるかどうか」


営業マンB :
「今回のオリンピックに出場して、スノーボードで入賞した角野選手、知って
ますか?」


マネジャー :
「ああ、あの17歳の……」


営業マンB :
「角野選手がインタビューでこう言ったそうですよ。これまでツラいことがた
くさんあった。遊び盛りなのにトレーニングで拘束されてキツかった。でも
『幸せを手に入れるためには我慢しなきゃいけないものもある』って」


マネジャー :
「幸せを手に入れるためには我慢しなきゃ……」


営業マンA :
「私は今年、31歳です」


営業マンB :
「俺は33歳」


営業マンC :
「私は28歳です」


マネジャー :
「俺は41歳だ。恥ずかしいな……。目標達成してもいないのに、大変だから
やらない。頑張らなくちゃいけないなら、もっと効率的なことを取り入れたい、
だなんて考えて」


営業マンA :
「オリンピックは、メダルだけが成果じゃないと思います」


マネジャー :
「まったくだな。俺は表面的な結果にばかりとらわれていた」


営業マンB :
「頑張れなくなったら終わりですよ。目標が高いと言って、不満ばかりを漏ら
す人間にはなりたくないです」


営業マンA :
「意外と、やりはじめたら大変じゃない」


営業マンB :
「確かに」


営業マンC :
「課長もやりましょう」


マネジャー :
「そうだな。俺もフォロー電話を毎日20本はするようにする。12月のイベ
ント来場者リストをくれ」



……目標に向かって正しいプロセスを踏む。目標から逆算して現在の立ち位置
を確認する。

自分を支える「より所」は、過去に目標に向かって正しく行動してきた歴史そ
のものです。

期限から現在をさかのぼって承認する「ジェネラル・フューチャー・ペーシン
グ」、過去から現在を承認する「ジェネラル・バックトラック・ペーシング」。

これら「GFP」と「GBP」を組み合わせた「インフィニティ・ストラテ
ジー・テクニック」が、目標を絶対達成する行動を支える技術です。


いよいよ本日、販売キャンペーンがスタートです!


■「絶対達成トレーニングキット 販売キャンペーン」
http://attax-sales.jp/products/1611.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】

2月9日(日)、私は愛知県犬山市で催された「犬山国際友好シティマラソ
ン」に参加してきました。2年連続です。(距離は10キロ)

前日まで体がとても重く、

正直なところ、体にムチを打って朝早く家を出、犬山に向かって参加してきま
した。

幸い、土曜日に降りつづけた雪の影響はほとんどなく、天候に恵まれた日でし
た。

風もなく、晴天で、マラソン日和だったせいもありました。体調がイマイチだ
ったはずなのに、序盤から飛ばすことができました。(私にしては)

私は最初、かなり後ろのほうにいたせいか、ゴールするまでランナーの群衆の
中をすり抜けながら、人を抜き続けました。

正直なところ、かなりキツかったです。

ただ、昨年の夏、けっこう走りこんでいたため、足さえ痛まなければ、1年前
よりも心肺機能は鍛えられているはず。速くなって当然。絶対にいける、と自
分に言い聞かせて走り続けました。

比較的遅いランナーたちをかき分けて走りながら、その道程において、私は
「まるで自分の人生だな」と思ったりしました。

後ろから少しずつ追い抜いて行く。そのプロセスが似ている、と思ったのです。

そう考えると、後半、苦しいからといってペースを緩めるわけにはいきません。
抜いた分だけ抜き返されたらイヤな感じを覚えます。

犬山の城下町に差し掛かると、キツイ上り坂が待っています。

この上り坂を2度も周回しなければならないのですが、吐きそうになるのを我
慢しながら走りました。

ところがGPSウォッチを確認しながら走っていたのに、私は途中まで勘違い
していたようで、「もうすぐだ。もうあと1キロもないはず!」と思ってスパートしたら、

「あと2キロ」

というマーカーを持った女性を沿道で見つけたのです。そのときは愕然としま
した。

「まだ2キロも、かよ……」

後半、さすがに足がもつれそうになるシーンがいくつかありましたが、そこそ
こ納得がいく走りができました。

レベルは低いですが、今回はとても達成感がありました。

やはり継続ですね。

まずは継続する習慣を身に着け、習慣化したら中身を実り多き事柄にしていく。
その連続で「自分資産」が形成されていくのだとつくづく思います。