2014年4月9日

「理科系の人」のための文章の書き方とは?【PREP法】

● 今回のテクニック:【PREP法(6)】

PREP法(プレップ法)とは、自身の主張を相手に伝えやすくする話法、文
章術のこと。

以下のような流れで話をすることである。非常に簡単だ。

主張(Point)→ 理由(Reason)→ 具体例(Example)→ 主張(Point)。

はじめと終わりに「主張」または「結論」を持ってくることが秘訣である。

例としては、

「私はこの仕事が好きだ。なぜなら遣り甲斐があるからである。1ヶ月に1回
はお客様から感謝の手紙がもらえるし、先日などは私の手を握ってまで『あり
がとう』と言ってくれるお客様がいた。だから私はこの仕事が好きだ」

「インパクト×回数」が大事。主張はとにかく繰り返すことだ。


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● 今回のコミュニケーション例


マネジャー :
「君の提案書は読みにくいよ」


部下 :
「そうでしょうか」


マネジャー :
「『昨年私どもが開発した従来のサービスよりもお客様のニーズを十分にく
み取ったBサービスは、従来比20%アップした制御装置を含む機能面から
しても、性能を強化したにもかかわらず以前がオプションだったサービスを
組み込んでもなお価格を据え置いたコスト面からしても、他社のサービスに
比べて高い優位性がある』とあるだろう」


部下 :
「はい」


マネジャー :
「意味がわからない」


部下 :
「え? 意味がわかりませんか?」


マネジャー :
「いや、わかるけど……。ていうか、この長ったらしい文章を読む人は、き
っと意味がわからないと思う」


部下 :
「しかし省略すると、こちらが訴えたいポイントがお客様に伝わりません
よ」


マネジャー :
「文章の構造を修正しなさい。省略するのではなく」


部下 :
「私は理科系の人間なので、文章は苦手なんです……」


マネジャー :
「一つの文の中に、二つ以上の長い前置修飾節は書き込まないことだ。なぜ
なら、とても読みづらくなるからだ。君の文章で言うと、『従来比20%ア
ップした制御装置を含む機能面からしても、性能を強化したにもかかわらず
以前がオプションだったサービスを組み込んでもなお価格を据え置いたコス
ト面からしても……』という箇所だ。とてもわかりづらい。だから、一つの
文の中に、二つ以上の長い前置修飾節を書き込まないことだ」


部下 :
「なるほど」


マネジャー :
「せっかく良い提案をしても、こんな文章じゃあ、とてもわかりづらい」


部下 :
「でも、私は理科系の人間なんで……」


マネジャー :
「そんなことは関係がない。理科系の人に最適な文章術の本がある」


部下 :
「ええっ! 本当ですか?」


マネジャー :
「中公新書の『理科系の作文技術』という本だ。日本語特有の、文の構造と
文章の流れを論理的に解説している」


部下 :
「それは、ぜひ読みたいですね」


マネジャー :
「1981年に出版されたのに、いまだにベストセラーだ。日本語のパラグ
ラフとトピック・センテンスとの関係など、とても論理的に解説されていて
参考になる」


……昨年、私の宝物のような書籍だと、本多勝一氏の書籍を紹介したとき、か
なり反響がありました。他にも紹介してほしいとも言われました。

■ 「新装版 日本語の作文技術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062130947/mysterycon0c-22/ref=nosim

2008年ごろに購入した書籍です。今もなお見返します。ある出版社の編集
部の方も、「やっぱり『理科系の作文技術』だよね」とおっしゃっており、

ロジカルに文章を書くとき、ものすごく参考にします。

時代が変わっても必要とされる、名著ですね。


■ 「理科系の作文技術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121006240/mysterycon0c-22/ref=nosim


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【編集後記】

今年はなんだか……ストレスがたまりますね。

何の話かと言いますと、プロ野球の話です。私は名古屋生まれ名古屋育ちなの
に、小さな頃から「阪神タイガース」ファンなのです。父の影響です。

ただ、打線がいいので、いずれ浮上してくるものと信じています。

阪神ファンの方、私のセミナーに来られたら、そのネタお願いします。名古屋
にいる限り、なかなか阪神の話をする相手がいないので。

どうぞよろしくお願いいたします。