2014年10月17日

会議の「スパン・オブ・コントロール」【譲歩の返報性】

● 今回のテクニック:【譲歩の返報性(6)】

譲歩の返報性とは、「返報性の原理」のひとつ。

相手に譲歩することで、相手もこちら側に譲ってくれる可能性が高まる。

相手とペースを合わせる「ペーシング」の基本。

コミュニケーション相手の言い分をまず受け止めることは、こちらの主張をい
ったん飲み込んで譲歩することと似ている。


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● 今回のコミュニケーション例


マネジャー :
「10月から組織風土委員会の委員長になったそうだな」


部下 :
「そうです。どうして私なんかが委員長なのかわかりませんが、任せられた
からには、頑張ってやり遂げます」


マネジャー :
「気合が入っていていいんだが、委員会のメンバーから相談があった」


部下 :
「何ですか?」


マネジャー :
「会議が終わる時間が遅いらしいじゃないか」


部下 :
「ああ……。でも、仕方がないですよ。いろいろな部署から集まってもらっ
ているわけですから、どうしても開始時間が夜の7時を過ぎてしまうんで
す」


マネジャー :
「終わるのは10時過ぎらしいじゃないか」


部下 :
「それも仕方がありませんよ。いつも顔を合わせている同じ部署のメンバー
と違い、いろいろと調整しなければならないこともあるんですから」


マネジャー :
「それにしてもダンドリが悪いと聞いた」


部下 :
「そうでしょうか」


マネジャー :
「もう会議を4回やってはいるが、何も進んでないんだろう」


部下 :
「そりゃあ……個人個人の認識合わせからスタートするので、最初は多少の
時間がかかって当たり前だと思います」


マネジャー :
「毎回、来る人と来ない人の差が激しいらしいな」


部下 :
「そうなんです。メンバーが多いので、毎回、情報共有から始まって……」


マネジャー :
「委員会は何人だ」


部下 :
「14人です」


マネジャー :
「14人!? 多すぎるだろう!」


部下 :
「そうですか? 各部署から2名出してもらってますので、14人になりま
すよ」


マネジャー :
「スパン・オブ・コントロールを超えている」


部下 :
「スパン・オブ……?」


マネジャー :
「『統制範囲の原則』だ。統制できる人数には限界がある。5~6人にしな
いと、統制できないぞ」


部下 :
「5、6人ですか」


マネジャー :
「それだけの人数がいると、意見も出てこないだろう?」


部下 :
「まったく出てきません。たまに質問をしてくれる人もいますが、いつも決
まった人です」


マネジャー :
「それは『社会的手抜き』という現象だ。人が多くなると、どうしても無意
識のうちに手を抜いてしまう」


部下 :
「へええ。部長、いろいろなことをよく知っていますね」


マネジャー :
「前の会社で、徹底的に会議マネジメントを学んだ。会議は、会議中ではな
く、会議と会議の間が勝負だ」


部下 :
「会議と会議の間が勝負?」


マネジャー :
「そうだ。会議と会議の間で、メンバーにどう動いてもらうかですべて決ま
る。『会議マネジメント』と言っても、会議中のファシリテーションの話で
はない」


部下 :
「なるほど」


マネジャー :
「気合が入っているのはいいが、正しい知識を身につけてくれ。君に会議マ
ネジメントを学んでもらいたい」


部下 :
「え……。私が会議マネジメントを、ですか」


マネジャー :
「面倒でも、将来のために覚えておかなければダメだ。そんなに多くのメン
バーに夜遅くまで残業させるわけにはいかない」


部下 :
「ううう……ん」


マネジャー :
「私が会議マネジメントの手ほどきをする。会議の事前準備と、その後のフ
ォローについて年内はしっかりとサポートするから」


部下 :
「え、部長が?」


マネジャー :
「最初は慣れないだろうから、手取り足取りになるだろう」


部下 :
「そこまでしてくださるのなら、わかりました。ぜひ教えてください」


マネジャー :
「とにかく事前準備と、会議の冒頭の挨拶を気を付けてくれ。そして会議後
のフォローだ」


部下 :
「かしこまりました」



……たかが「会議」。されど「会議」です。

場当たり的な会議は、組織の空気を悪くしていきます。

会議の問題ベスト3は、「報告で終わっている」「目的がよくわからない」
「ネクストアクションが決まらない」です。

これらの問題をどう解決するのか、11月のセミナーで詳しく解説します!


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【編集後記】

もう45歳です。

そろそろ髪の毛のことが気になる年頃です。

先日、美容院へ行ってカットしてもらっているときに、私の髪の状態を聞いて
みました。(ちょっと勇気が要りますね)

そうしたら、

「正直言って、めちゃくちゃ髪の量がありますね。白髪もほぼゼロ。この年齢
では珍しいです」

と言われました。

ただ、ケアも必要だと言われましたので、その場でお勧めされるままに、スカ
ルプケア用のシャンプーとか、諸々の商品を買いました。

髪の量が多いので、いつも美容院へ行くと、髪を少なくするために梳(す)か
れます。

そんな私がスカルプケアが必要なのだろうか……。