2014年11月25日

「ぐだぐだ雑談」ができることが信頼のバロメーター【ホールパート法】

● 今回のテクニック:【ホールパート法(11)】

ホールパート法とは、最初に話の全体像、ポイントを(WHOLE)を相手に
伝え、それから話の枝葉、部分(PART)を説明する話し方。

相手の「頭」を整理させるうえで、とても簡単で効果的な技術。

「ポイントは2つある」
「ここで私が言いたいのは1点だけだ」

このように伝えてから、それぞれのタイトルを話す。

「効率化と、情報共有」
「お客様の声だ」

その後、タイトルに沿った話を展開させていく。報道番組でキャスター、コメ
ンテーターなどがよく活用しているので注意深く聞いてほしい。


───────────────────────────────────


● 今回のコミュニケーション例


マネジャー :
「君、ちょっと尋ねたいことがある」


部下 :
「はい。課長、何でしょうか」


マネジャー :
「君はプロ野球をけっこう観るだろう?」


部下 :
「はい。シーズン中は、録画してでも観戦しますね」


マネジャー :
「選手がバッターボックスに入る時、登場曲ってあるじゃないか」


部下 :
「ああ、選手のテーマソングですね。たとえばジャイアンツの阿部選手は
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの『september』で入場してきます。
かつて清原選手が長淵剛の『とんぼ』で登場してくるのが有名でした」


マネジャー :
「そうそう。それで、もし君がプロ野球選手だったら、どの曲をテーマソン
グに選ぶ?」


部下 :
「えっ!」


マネジャー :
「雑談だよ、単なる雑談。テキトーに答えてくれればいい」


部下 :
「テキトーでも、悩みますね……。これから『打つぞっ!』という気持ちが
入る曲がいいですよね」


マネジャー :
「そうだな、やっぱり」


部下 :
「私はけっこうB'zを聴くので、『ZERO』でしょうか」


マネジャー :
「『ZERO』かァ。なるほど、あのイントロのギターリフで、君は登場し
てくるわけだ」


部下 :
「ま、まァ……そうですね。正直、あのイントロで登場して、三振したらめ
っちゃカッコ悪そうですが」


マネジャー :
「確かに、めちゃくちゃカッコ悪い。はははは」


部下 :
「課長だったら何にしますか?」


マネジャー :
「そうだなァ。私は昔、よく聴いたガンズ・アンド・ローゼズがいいな」


部下 :
「ガンズですか! ガンズときましたか……。やっぱり『welcome to the ju
ngle』ですか?」


マネジャー :
「いや、『Sweet Child O' Mine』だな」


部下 :
「えええええ。『スウィート・チャイルド・オブ・マイン』? あのイント
ロで入ってくるんですか? あの曲で入場してキャッチャーフライとか打ち
上げたら、最低ですね」


マネジャー :
「ははは。確かにそうだな」


部下 :
「いやァ、ホント、最低ですよ。はははは」


マネジャー :
「ところで」


部下 :
「はい?」


マネジャー :
「これぐらい意味のない、グダグダな雑談ができるお客様って、君には何人
いる?」


部下 :
「え。どうしたんですか、突然?」


マネジャー :
「今の会話、グダグダだろ? まるで意味がない」


部下 :
「確かに……。就業時間内でしていいのか、と思えるほどグダグダな雑談で
した」


マネジャー :
「これぐらいの雑談ができるお客様は何人いる?」


部下 :
「うーーん……」


マネジャー :
「グダグダの雑談ができるためには、ポイントが3つある。1つ目は相手と
深い信頼関係がすでに構築されていること。2つ目は相手の趣味とか好みと
かを良く知っていること。3つ目は相手と雑談できる心と時間の余裕がある
ことだ」


部下 :
「そ、そうですよね……。3人、いや……2人でしょうか。意外と少ないで
すね」


マネジャー :
「私は13人いる」


部下 :
「13人!」


マネジャー :
「さっき数えてみたよ」


部下 :
「それだけ課長に心を許せるお客様がいるってことですね」


マネジャー :
「お客様だけでなく、社内にもグダグダな雑談できる仲間を増やしてくれ」


部下 :
「わかりました」



……本当にどうでもいい雑談ができるお客様を、どれぐらい持つか、によって
営業成績は変わります。

「私はそういうキャラじゃない」と言っていると、見えない壁を作ってしまう
ことになるので、

くだらない話を積極的に繰り出す習慣を身につけたいですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【42点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】

5年ぶりぐらいでしょうか。

先週木曜日から、かなりヒドイ風邪をひいてしまい、この連休中、ほとんど家
の外に出ませんでした。

21日が社内旅行、23日が母の誕生日。24日が娘の誕生日……と、いろい
ろイベントがありましたが、すべてキャンセル。

8歳になる娘が、ケーキでなくてドーナッツが食べたいというので、かろうじ
て手作りのドーナッツは作りました。

薄力粉とベーキングパウダー、キビ砂糖、卵などを使い……。

ずっと家で臥せっていたので、コラムを立て続けにアップしました。ご参考ま
で。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/