● 今回のテクニック:【 両面提示の法則(1)】
良い側面、特徴だけを取り上げてアピールする方法を「一面提示」と呼び、長
所のみならず、短所もキチンと混ぜながらアピールする方法を「両面提示」と
呼ぶ。
自己アピールするとき、自分の強い部分だけでなく、弱い部分も見せることで、
相手との信頼関係(ラポール)を構築しやすくなる、この法則を「両面提示の
法則」と言う。
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● 今回のコミュニケーション例
マネジャー :
「……うーん、なんだかイマイチだな。君の営業トークは『一面提示』にな
っている」
部下 :
「商品の長所ばかりをアピールしすぎでしょうか?」
マネジャー :
「そうだな。『一面提示』だと、どうしても胡散くさく感じられる。特に当
社の商品は競合他社も扱っているものが多く、取り立てて差別化ができてい
ない。他社の営業もやっているようなトークだと、相手の心を掴めないだろ
う」
部下 :
「確かに、そうかもしれませんね」
マネジャー :
「もっと短所も盛り込んだ営業トークにしてみよう。『意外に設置するのに
手間はかかるが、設置してからの利便性は、従来の商品より格段に高くなっ
ています』とか……」
部下 :
「なるほど。さりげなく短所を盛り込むということですね。わかりました」
マネジャー :
「とにかく、営業トークを磨いて2015年は絶対に目標を達成させないと
いけない」
部下 :
「はい」
マネジャー :
「今週で1月が終わる。1月が終わるってことは、2015年の『12分の
1』が終わる、ということでもあるんだ」
部下 :
「12分の1……ですか。そう聞くと、ちょっと焦りますね」
マネジャー :
「今年こそは目標を達成してほしい。この3年ぐらい、足踏み状態が続いて
いるからな」
部下 :
「そうですが……」
マネジャー :
「どうした」
部下 :
「なんだか、営業に向いていないんじゃないかな、と思うことがあります。
他の営業に比べて、私が秀でているものなど何もないですから」
マネジャー :
「おいおい、何を言い出したんだ」
部下 :
「最近、自分には何も魅力がないんじゃないかと、思うようになってきまし
た。営業のセンスがないというか」
マネジャー :
「君らしくないじゃないか。自己評価するときは長所も盛り込みたまえ。自
分の短所ばかりに目を向けていると、それこそマイナスの『一面提示』じゃ
ないか」
部下 :
「そうは言いましても、私の長所なんて……」
マネジャー :
「長所がどうのこうの、魅力がどうのこうのと言っているが、そんなことは
関係がない。人間的な魅力もセンスもなくたって、目標ぐらい達成できる」
部下 :
「それは乱暴な発想でしょう」
マネジャー :
「たとえば当社には、Xさん、Yさん、Z君という、トップセールスがいる。
彼ら彼女らは、いつどんな商材を扱っても目標を達成できている」
部下 :
「みんな魅力的な人ばかりじゃないですか」
マネジャー :
「何を言ってるんだ。君だって魅力的だよ。それに、常に目標を達成してい
る事実が、その人を魅力的にするんだ」
部下 :
「……」
マネジャー :
「彼ら彼女らに共通している『思考』を学んでほしい」
……いつも、どんなときも目標を達成する人の思考を動画で解説しました。ぜ
ひ「絶対達成チャンネル」でご確認ください。
書籍「空気で人を動かす」のあとがきで書いた「損失回避性」を利用しながら、
絶対達成する思考を紹介しています。
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【19点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」
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【編集後記】
以前、メルマガ編集後記に書きましたが、今でもまだ「プチ断食」は継続して
おり、もうすぐ1ヶ月となります。
しかし、
感想としては「まだ1ヶ月か」と思えるほど、長い時間が経過したと感じてい
ます。
「心理的時間」が長く感じられる、ということは、まだまだ習慣になっていな
い証拠なのでしょう。
昨日、息子のサッカーの試合が終わったあと、息子がコーラを飲みたがるので、
自分も何かジュースを買おうかと思ってしまい、すんでのところで思い直しま
した。
お菓子、ケーキだけでなく、お酒やジュース、スポーツドリンクさえも飲まな
いことにしているので、思い出してよかったです。
「プチ断食」の報告は、毎晩フェイスブックの記事としてアップしています。
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