2015年5月18日

会話の「トピックス」を正しく設定するために必要なこと【議題設定効果】

● 今回のテクニック:【議題設定効果(2)】

議題設定効果とは、相手の注意や関心を意図的にリードするため、ある議題
(トピックス)に絞り込んで話をすること。

マスメディアの報道が世の中の重要な争点に影響を与えるという主張から由来
している。


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● 今回のコミュニケーション例


マネジャー :
「今日、君と面談したいと思ったのは、こちらから仕掛けているお客様につ
いてだ」


部下 :
「はい」


マネジャー :
「対応しているお客様はいろいろあるけれど、君自身が自ら、能動的に、コ
ンスタントに接触を保っているお客様についてだけ、フォーカスして話した
い」


部下 :
「わかりました」


マネジャー :
「もう一度言う。君自身が、能動的に、主体的に、定期的に、接触している
お客様についてだけ、焦点を合わせて意見交換をしたい」


部下 :
「はい。能動的、主体的、ですね」


マネジャー :
「いま、そうやって定期的に接点を持っているお客様は何社ある?」


部下 :
「そうですね。7社……いや、6社だと思います」


マネジャー :
「6社? たったの6社?」


部下 :
「はい。たったの、とおっしゃいますが、それ以上増えたら、とても対応で
きません」


マネジャー :
「顧客リストはあるのか」


部下 :
「顧客リスト? リストなどなくても、頭の中に入っています」


マネジャー :
「……どこのお客様だ?」


部下 :
「課長もご存知の、A社、J社、M社、Y社……」


マネジャー :
「おいおいおい。違うって」


部下 :
「は?」


マネジャー :
「だーかーらー、自主的に、定期的に、アプローチしているお客先について、
質問してるんだよ」


部下 :
「でーすーかーらー、私もそういうお客先について話してますって。A社も、
J社も、M社も、自主的に、定期的に、お伺いしていますよ。積極的に接触
しています」


マネジャー :
「それは具体的な案件があるからだろう。要件定義や納品の打合せがあるか
ら君は積極的に足を向けるんだ。そうじゃなくて、まだ仕事がとれていない、
新しいお客様で、自主的に、定期的に、接触をしている先はどこか、という
話をしたいんだ」


部下 :
「だったらそう言ってくださいよ。新しいお客様の中で、自主的に、積極的
に、定期的に……と言っていただかないと、話が通じません」


マネジャー :
「……ま、確かに、そうだな」



……「議題」を正しく設定することで、会話を歪ませることなく、コントロー
ルしやすくなります。しかし『口頭』のみでそれをしようとしても難しいもの
です。

話し相手の視点、焦点を固定させてコミュニケーションをとるためには、正し
い「仕組み」を使いましょう。

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【編集後記】

夢は「点」であり、幸せは「線」である、と私は最近、思うようになってきま
した。

現在という「点」と、夢が実現する時期の「点」とを結び、ひとつの「線」を
作ります。その「線」の存在が幸せの証です。

大きな夢があれば、その「線」は長く続いていくため、「幸せ」の状態もまた
長く続いていきます。

「目標」や「願望」も同じで、その達成時期を「点」にして、現在の「点」と
を繋いで「線」を作るのです。これが「幸せの線」です。

ただし、目標が達成すると思っていない人、願望が実現すると思わない人は、
達成時期の「点」がないため、現在の「点」と「線」で繋ぐことができません。

だから幸せになれないのだ、と思います。

まだ夢が叶っていない状態でも、目標が達成していない状態でも、このまま頑
張れば達成するに違いない、仲間を信じて努力すれば実現するはずだ、という
実感を得られるだけで、「幸せの線」が未来へと引かれていきます。

人は幸せになれるのです。

目標未達成の状態が続いているチーム、組織の「空気」が悪くなり、メンバー
が不平不満を口にするのは、「幸せの線」を作るための未来の「点」がないか
らだと思います。