2015年7月17日

何を言っているのかわからない人へのアドバイス【エレベーターピッチ】

● 今回のテクニック:【エレベーターピッチ(9)】

エレベーターピッチとは、起業家が、あるプロの投資家と偶然エレベーターに
乗り合わせた際、エレベーターが目的の階に着くまでのわずかな時間(数十秒
から1分以内)で、自身のビジネスプランの魅力、優位性を伝えられるか?
伝えられるか伝えられないかでビジネスの明暗を分ける、と言われたことに由
来するプレゼンテーションスキルの概念。

営業がお客様に商材のトピックを伝えるときはもちろんのこと、マネージャの、
部下に対するコミュニケーションにおいても同じことが言える。

短い時間でポイントを正しく伝えることの大切さをあらわしている。


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● 今回のコミュニケーション例


部下 :
「どうして、言うことを聞いてくれないんでしょうか。私には全然わかりま
せん。どうなっているのか、あの人の頭は、まったくわかりようがない」


マネジャー :
「新しい後輩のことか」


部下 :
「そうです。先日の、金曜日ですよ。仕事が立て込んでいたんで、けっこう
意識してやっていたんですけど、なかなかそれが難しいんで、キーボードを
使ってけっこうやってたりしたんですよね。意味がわからんというか、なん
というか」


マネジャー :
「……」


部下 :
「ですけど、どういうわけか、というか……。どういうわけか、じゃないで
すよね。私の後輩のことですから。絶対にやれ、という表現がいいかどうか
はわかりませんが、それでもやっぱり言わなくちゃいけないことがあると思
うんです。やっぱり、私も先輩といえば、先輩なんですから」


マネジャー :
「……?」


部下 :
「資料は確かに完成です。でも、そういうことじゃないと思うんですよね。
私がずっと言っていたけど、それが履行されなかった……。履行、という表
現がいいかどうかはわかりませんけど、でもですね、だけど……。でも、や
っぱり、そういうことかもしれないと私はやっぱりですね。どうなんでしょ
うか?」


マネジャー :
「……どうなんでしょうか?」


部下 :
「手書きですよ、手書き。手書きって重要じゃないですか。時間がムダだと
思うんでしょうか。そもそもムダって何ですか? ムダだという言葉なんて
聞きたくないっていうか、どういうことなんでしょうか」


マネジャー :
「どういうことなんでしょうか?」


部下 :
「いや、っていうか、そうじゃないんですか、課長? キーボードですよ。
キーボード。キーボードのことが私には気に入らないんですって。キーボー
ドです。キーに、ボードってことなんです」


マネジャー :
「おいおいおい、ちょっと……」


部下 :
「私が大嫌いだからって、そういう仕打ちはないって、私はそう思ってるん
ですよ。わかりますか、私の気持ちが? キーボードの何がいいんだ! っ
て私は言いたいんです、声を大にして!」


マネジャー :
「全然、わからない」


部下 :
「あのですね――」


マネジャー :
「ストップ!ストップ!ストップ!」


部下 :
「え」


マネジャー :
「相変わらずヒドイな。今日は一段とヒドイ。何を言ってるのか、全然わか
らない」


部下 :
「どうしてわからないんですか。私が言いたいのは、ですねェ。あの、その、
キーボードで書くっていうのは、その、私なりに考えるところによりますと
ですよ……」


マネジャー :
「もういい、もういい。本当に勘弁してくれ。君は頭の回転が速すぎる。言
葉がそのスピードについてこれないんだ。だから君の話を聞いていると、頭
が変になる。私の脳には『キーボード』『手書き』『資料』『大嫌い』って
いう単語しか残っていない」


部下 :
「ですから、そもそもですよ。課長が言い出したことじゃないですか。今回
の提案資料を私に頼もうと言い出したのは。それがですよ、それが木曜日…
…。先週の木曜でしたよね。あれ? 金曜日でしたっけ? なんだなんだ」


マネジャー :
「……」


部下 :
「ええっと……。そういえば先週の金曜日にお願いした固定資産の話ってど
うしたんでしたっけ? あの論文みたいな長さのペーパーが、あそこに積み
あがっていて、それを探そうとしたら、経理の人にとめられたんですよね。
そうしたら私に言うんですよ、まるでピーターパンに出てくるティンカーベ
ルでしたっけ?」


マネジャー :
「ストップ!ストップ!ストップ!ストップ!ストップ!」


部下 :
「ええええ」


マネジャー :
「暴走するな! いったん深呼吸しろ。ティンカーベルは関係ない。頭を整
理してから話をする癖をつけろ。とにかく後輩のことで悩んでいたことがあ
ったはずだ。それを話せ」


部下 :
「だいたい。あの後輩がいた支店に問題があるんですよ。どこの支店かわか
りますか? どこの支店かと言いますと、物流センターで主任をやっていた
あの人が支店長であった、ええっと……。支店名がすぐに出てこない。頭の
中にハエでも飛んでいるのかっていうと、そうでもないんだが、スポーツ刈
りのあの支店長ですよ?」


マネジャー :
「やめろ! やめろ! だーかーらー! 深呼吸をしたまえ。そしてこの紙
に書きたまえ」


部下 :
「何ですか、このメモは?」


マネジャー :
「ロディアのブロックメモだ。この小さなメモに要点をまとめたまえ。それ
から話を聞く。君の話は謎だらけだ」


部下 :
「こんな小さなメモに、ですか……」


マネジャー :
「……」


部下 :
「――できました」


マネジャー :
「どれ」


部下 :
「……」


マネジャー :
「J君に提案書を任せた。パソコンで書くとまとまらないからまず手書きで
書いてと指示した。にもかかわらずパソコンでいきなり提案書を作ったので
注意した」


部下 :
「はい」


マネジャー :
「メチャクチャわかりやすいじゃないか。結局こういうことを言いたかった
のか?」


部下 :
「まァ、そうです」


マネジャー :
「君の頭の中を覗いてみたいよ。どうしてこんなシンプルな内容を、あんな
に複雑化して話せるんだ。これからはいったんメモに書いてから話せ」



……シンプルに話すこと、それを単に繰り返すことで、相手への伝わり方は大
きく変わってきます。

それでは、どうすればシンプルに話すことができるのか? そして相手の頭を
整理するヒアリング能力が身につくのか?

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 【33点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」
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【編集後記】

昨日、小6の息子、小3の娘が通知表をもらってきたそうです。(今日、台風
の影響で学校が休みになる可能性があるからです)

成績はともかく、

一学期、二人とも一度も休まずに学校へ行った、ということを聞いて、やはり
健康が一番だよな、と思いました。

「学校を一度も休まなかった」なんて、当たり前かもしれませんが、やはりこ
こは大事にしたいし、親として一番褒めてあげたいポイントでもあります。

私も、

内容はともかく、休むことなくメルマガを書き続けている自分を、たまに褒め
てやりたいと思っています。

(今年に入って、6ヶ月連続、100キロのラン&ウォークをしています。7
月も必ず達成したい。健康であるからこそ、できることですね)