2015年8月3日

相互コミュニケーションで一番大切なのは「トラップ」【PREP法】

● 今回のテクニック:【PREP法(9)】

PREP法(プレップ法)とは、自身の主張を相手に伝えやすくする話法、文
章術のこと。

以下のような流れで話をすることである。非常に簡単だ。

主張(Point)→ 理由(Reason)→ 具体例(Example)→ 主張(Point)。

はじめと終わりに「主張」または「結論」を持ってくることが秘訣である。

例としては、

「私はこの仕事が好きだ。なぜなら遣り甲斐があるからである。1ヶ月に1回
はお客様から感謝の手紙がもらえるし、先日などは私の手を握ってまで『あり
がとう』と言ってくれるお客様がいた。だから私はこの仕事が好きだ」

「インパクト×回数」が大事。主張はとにかく繰り返すことだ。


───────────────────────────────────


● 今回のコミュニケーション例


部下 :
「マネジャー、観ましたか? ユーチューブ」


マネジャー :
「おお、観た!」


部下 :
「神でしょう?」


マネジャー :
「神だ。本当に凄い! サッカーを知らない私でも、本当に、神業だと思っ
た」


部下 :
「メッシもクリスティアーノ・ロナウドもいいですが、やっぱりサッカーの
神は彼だ、と私は信じています」


マネジャー :
「あのユーチューブを観たら、納得させられた。衝撃的だった」


部下 :
「マネジャーも、理解してくれましたか」


マネジャー :
「私なんかサッカーの素人だから、どうしてもメッシとかロナウドみたいに
ゴールをたくさん決める選手が凄いと思ってしまう」


部下 :
「そうですよね。でも、やっぱりジダンですよ。ジネディーヌ・ジダン!」


マネジャー :
「素人の私が観ていても、あの足技には感動した」


部下 :
「ジダンの凄さは『トラップ』です。何と言っても『トラップ』! どんな
変なボールが来ても、サッカーボールを体の一部のように扱ってしまうので
す」


マネジャー :
「どんな変なボールが来ても、か……」


部下 :
「ドリブル・パス・トラップ、どれを観ても、最高のパフォーマンスをして
くれました、ジダンは」


マネジャー :
「なるほど。それは相互コミュニケーションみたいだな」


部下 :
「相互コミュニケーション?」


マネジャー :
「そう。ドリブルするかのように話を展開し、そして相手に質問したり、意
見を聞いたりしてパスをするだろう?」


部下 :
「ああ」


マネジャー :
「ちゃんと相手がトラップできるようなパスを送ることが重要だ」


部下 :
「なるほど……。うまいこと言いますね」


マネジャー :
「パスを受けるほうも、変なパスが来ても、巧みな技術を使ってトラップを
すればいい。君が愛してやまないジダンのように、だ。そうでないと、ミス
コミュニケーションが発生するからだ」


部下 :
「正しくコミュニケーションをするには、お互い、パスもトラップも上手で
ないといけませんね」


マネジャー :
「そうなんだ。特に君が言っていた『トラップ』は本当に大事だ」


部下 :
「サッカーだけでなく、コミュニケーションでも『トラップ』ですか」


マネジャー :
「なぜなら、相手にこちらの主張や提案が本当に届いているかどうかわから
ないじゃないか。たとえば先日も、B主任に『来期の予算について意見を出
してくれ』と言ったのに、まったく返事が来ない。2週間経ってから尋ねて
みたら、『私の意見を出すんですか?』と質問してくるじゃないか」


部下 :
「ほう……」


マネジャー :
「会議中にみんなの前で言ったので、B主任は自分の足元にボールが来てい
ると思わず、私のパスをスルーしてしまったんだ。私が出したパスをトラッ
プしていない」


部下 :
「なるほど」


マネジャー :
「だから、正しいコミュニケーションをするには『トラップ』が本当に大事
だ」


部下 :
「サッカーをやっていた私には、とてもわかりやすい比喩です」


マネジャー :
「ところで本部長からメールが来てただろう? あの件はどうなった?」


部下 :
「え?」


マネジャー :
「組織風土改革プロジェクトの件だよ。あれは君に向けてのメールだったじ
ゃないか」


部下 :
「えっ! 私に……? しかしですね、あの本部長のメールではわかりませ
んよ。私に向けたメールだったなんて……」


マネジャー :
「ジダンを敬愛している割には、トラップがヘタすぎるぞ! どんな変な
ボールでも、巧みな技術でマイボールにしたまえ」



……高度情報化時代になり「一方通行」のコミュニケーションが増えすぎまし
た。そのため、相手が正しくトラップしているかどうかを常に見定める必要が
あります。

このメルマガでも同じことですよね。ここに書いたことを、正しく読者のみな
さんにトラップされているかどうか、私はいつも確認したいと思っています。

さて、この「ドリブル」「パス」「トラップ」という独特の表現を教えてくれ
たのは、下記の書籍です。

コミュニケーションを「ゲーム感覚」で実践するという発想が、とても興味深
いです。装丁がビジネスパーソン向けではありませんが、非常に参考になる本
で、ベストセラーとなった理由もうなずけます。


■「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」吉田尚記著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4778314336/mysterycon0c-22/ref=nosim

(※明日、号外メルマガで重要なコミュニケーションテクニックを紹介します。
お楽しみに!)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【23点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】

いま私が所有している車は日産のミニバンです。

この車を買うまでは、妻の叔父さんから無料でいただいたメルセデスEクラス
(W124)に乗っていました。

購入後9年経っていた「W124」を譲り受け、修理に修理を重ねて3年乗り、
ついに11年目で動かなくなってしまいましたので、

今回の日産のミニバンも、新車で購入したとき、妻と「11年は乗ろうかな」
なんて冗談を言っていました。

そのミニバンも、ついに今年で9年。

私はそろそろ別の車に買い替えてもよいのでは? と思いはじめていたのです
が、機能的に何の問題もありません。

ベンツを所有していた頃は、壊れるたびに愛着を募らせたものですが、さすが
日本車。優等生すぎて、車の存在を忘れるほどです。

さて、ついに車検の時期が来たので、少し迷ったのですが、車検に出しました。

かかった費用は「25万円」。

さすがに9年も経つと、いろいろと部品交換などが発生します。しかし、これ
で後2年は必ず乗りつづけないといけません。

「25万円」もかけたのですから!

結局、この車も購入後11年で手放すことになるのでしょう。

また昔のように、アンティークなドイツ車に乗ってみたいと思ったりしますが、

週末に、地域や子ども会で「資源回収」や「運動会」などのイベント時の送迎
などで使いますから、ユーティリティ性の高い車でないといけません。

荷室が広く、狭い道でもスイスイ走る車がベストです。

見かけた人が立ち止まって眺めるような、前を走っていた車が道を譲ってくれ
るような、そんな車ではなく。

いずれにしても、あと2年で、次に乗る車を決めていこうと思っています。