2015年8月6日

「チームビルディング」に不可欠なものとは?【無言クロージング】

● 今回のテクニック:【無言クロージング(12)】

クロージングを最も強力にしたい場合は、「無言」を貫くことである。

相手の要望・ニーズに沿った解決策/提案をしても、なかなか相手が決められ
ないときがある。理屈ではなく、踏ん切りがつかないケース。

ダブルバインドを活用して二者択一を迫ってもいいが、敢えて言葉を発せずに
待つという手もある。

人間は普通、「間」を嫌う。しかしその「間」を恐れずに無言を貫く相手から
は強烈なプレッシャーを感じるものである。無言が最強クロージング技術。し
かし難易度はかなり高い。


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● 今回のコミュニケーション例


部下 :
「課長、本当に転職されるんですか?」


マネジャー :
「ああ。君にも世話になった。ありがとう」


部下 :
「世話になった? 私は課長の世話なんかした覚えないですよ」


マネジャー :
「まァ、そうかもしれないが」


部下 :
「そういう社交辞令はやめてください。そういう態度だから、チームが一つ
になれなかったんじゃないですか」


マネジャー :
「相変わらず、君はハッキリ言うな……。はは」


部下 :
「それにしても、課長とこうやって面と向かって話をするの、5月の面談以
来です」


マネジャー :
「そうか?」


部下 :
「席が近いのに、あんまり話をしたことないですね」


マネジャー :
「そうだな。どうしてだろうな」


部下 :
「『気合い』が足りないからでしょ」


マネジャー :
「えっ、気合い?」


部下 :
「そうですよ。課長なんだから、『どうだ、調子は?』『最近、暑いな』と
か声をかけてくれればいいじゃないですか」


マネジャー :
「まァ、そうかもしれないけど、君だっていつも忙しそうにしてるじゃない
か。私から頻繁に声をかけられたら迷惑だろう?」


部下 :
「え?」


マネジャー :
「……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「……」


部下 :
「本当に、そう思ってるんですか?」


マネジャー :
「……」


部下 :
「だって、さっき言ったように、5月からほとんど口聞いてないんですよ。
そんなの言い訳でしょう? なんで『頻繁に声かけたら迷惑だろう』なんて
言うんですか」


マネジャー :
「ま、そりゃ、あの、だな……」


部下 :
「課長がそうやって言い訳ばかりしてるから、チームがまとまらなかったん
です」


マネジャー :
「そ、そうだ。ま、その、……私のすべて責任だ。それを痛感している」


部下 :
「は?」


マネジャー :
「……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「……」


部下 :
「何が、どういう責任なんですか? 『すべて俺の責任だ』で片づけるリー
ダーって、すごく薄っぺらい感じがします」


マネジャー :
「く……」


部下 :
「根性が足りないんですよ、課長」


マネジャー :
「……」


部下 :
「そんなんで、他の会社に行って、やっていけるんですか?」


マネジャー :
「大きなお世話だ。君には関係がない」


部下 :
「関係がないことに口を挟むことができないなら、マスコミなんて必要ない
です」


マネジャー :
「……コノ野郎」


部下 :
「スキルも才能も必要なかったはずです。『キチンとやれ』『決めたことは
やれ』『今日やるべきことは今日やれ』と、言うだけだったはずです。にも
かかわらず、それを課長はしなかった」


マネジャー :
「……」


部下 :
「だから、みんなやらなかった。だからチームはバラバラになった。だから
9人いたメンバーも今は5人になった。だからリーダーである課長が責任を
とって退職するはめになった。そういうことでしょう?」


マネジャー :
「君に、課長の苦労がわかってたまるか……」


部下 :
「課長に、気合いと根性が足りなかっただけです。部下にひとこと言うだけ
なのに、それができない。ただ、それだけだった」


マネジャー :
「……」


部下 :
「たった、それだけのことができなかっただけです。そのできなかったこと
の積み重ねで、チームは崩壊したんです」


マネジャー :
「……」


部下 :
「そうでしょ? 気合が足りなかったんでしょ?」


マネジャー :
「……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「そうだ」


部下 :
「……」


マネジャー :
「もう会社を辞めるんだから、プライドも何もない。ハッキリ言う」


部下 :
「……」


マネジャー :
「スキルでも、才能でもない。私に気合いが足りなかった。部下が、怖かっ
た……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「お前に、俺の気持ちなんて、わからない……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「……いや、そう、言うのも……。言い訳か」


部下 :
「そうです」


マネジャー :
「……」


部下 :
「課長、お疲れ様でした」


マネジャー :
「……」


部下 :
「……」


マネジャー :
「……俺って」


部下 :
「……」


マネジャー :
「……すごく、シンプルなことで、悩んでたんだな」


部下 :
「そうかも、しれませんね」


マネジャー :
「気合い、か」


部下 :
「はい」


マネジャー :
「そうだな、リーダーシップって、気合いと根性、だよな」


部下 :
「気合いと根性だけではダメでしょうが、気合い根性は不可欠です」


マネジャー :
「……最後に、イヤな役回りを買って出てくれて、ありがとう」


部下 :
「私だって、課長にこんなこと言うのを、イヤですよ。人として、やっちゃ
いけないと思ってます」


マネジャー :
「……」


部下 :
「でも……。気合いで言いました」


マネジャー :
「……それが、君の思いやり、なんだな。人を思いやるためには、やっぱり
気合いが必要なんだな……」



……「チームビルディング」とは、メンバーが個々の能力を最大限発揮し、一
丸となって目標達成する組織作りを言います。

気合いが入りすぎるのもいけませんが、昨今、テクニックに走り過ぎて、気合
いが足りないリーダーが増えているのも事実です。

まともに部下と向き合おうとしない上司が多すぎる、ということです。

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 【43点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」
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【編集後記】

私が小学生のころ、夏休みは楽しみでしたが、夏休み明けが本当に嫌いでした。

飲んだくれの父親は、春だろうが夏だろうが秋だろうが冬だろうが、まったく
関係なく、休日は朝から家で酒を飲み、テレビを観ているような人でした。

当然、長い夏休みの期間、家族で旅行へ行くことなどありませんから、友だち
との

「夏休み、どこ行った?」

の会話が苦痛でした。

休み明けの友だちはみんな、海や山へ行って日焼けしているので、私も少しは
日焼けしないとカッコ悪いと思い、

誰にも見つからないような、田んぼのあぜ道に3時間も4時間も膝を抱えて座
り、汗だくで自分の顔を焼いた記憶があります。

「おお! 横山も焼けてんなァ~」

と言われるのを期待しての、行為でした。

幼いころの夏休みに、楽しい思いではゼロです。

そんな夏休みの時期に、私はたくさん仕事を抱えています。多くの人に必要と
されているかもしれない、と思える事実に、私はいま、とても感謝しています。