2016年1月12日

【「現状維持バイアス」を流行語に】メルマガ草創花伝 vol.773

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『「現状維持バイアス」を流行語に』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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●マネジャー :
「3月末までに、昨年9月に入社した新人を育ててほしい。少なからず、ひと
りで代理店10社との関係構築できるようにしておいてくれ」


○部下 :
「はい、やってみます。ただ、期末まで仕事が立て込んでいるので、なかなか
難しいとは思いますが……」


●マネジャー :
「それを現状維持バイアスって言うんだ。予防線を張るような言い方はやめた
まえ」


○部下 :
「しかし、ですね……」


●マネジャー :
「やる前から、できなかったときの言い訳を先に告げることを『セルフハンデ
ィキャップ』と呼ぶ」


○部下 :
「……ううう」


●マネジャー :
「過去、やったことがないことを言われると不安になるかもしれないが、現状
維持バイアスをはずしたまえ」


○部下 :
「わ、わかりました」


●マネジャー :
「代理店への施策はしっかりやっているのか。昨年からの課題だった」


○部下 :
「そうは言っても、なかなか代理店の人たちは動いてくれません。どうしたら
いいのか悩んでいるところで」


●マネジャー :
「何を言っているんだ。代理店をまわり、当社の施策について説明して回る、
ということを昨年の11月末に決めたじゃないか」


○部下 :
「そうです。しかし」


●マネジャー :
「しかし、何だ?」


○部下 :
「部長はそう仰いますが、私たちの言う通りには動いてくれないものです」


●マネジャー :
「話が噛み合ってないな。そもそも代理店をどれぐらいまわったんだ?」


○部下 :
「ええっと……。そうは仰いますが、なかなか代理店は私たちの要望を聞いて
くれません」


●マネジャー :
「繰り返すが、話が噛み合っていない。代理店をどれぐらいまわったんだ?
数字で答えなさい」


○部下 :
「じ、実はですね。まだそれほどまわっていないんです。わかっていますが、
課長が言いたいことは……しかし、ですね……その」


●マネジャー :
「もう一度言う。話が噛み合っていない。代理店をどれぐらいまわったんだ?
数字で答えろ」


○部下 :
「12月から……4社ほど、です」


●マネジャー :
「君の課が抱えている代理店の数は?」


○部下 :
「64社です……。しかし、まわらなくても、ですね。もう、長年の経験でわ
かると言いますか……」


●マネジャー :
「それを現状維持バイアスと言うんだ」


○部下 :
「……!」


●マネジャー :
「現状維持バイアスをはずしなさい」


○部下 :
「部長、言わせていただきますが、現状維持バイアス、現状維持バイアスって、
そればっかりじゃないですか」


●マネジャー :
「おいおい、まさかの逆ギレか?」


○部下 :
「逆ギレじゃありませんよ!」


●マネジャー :
「バイアスがはずれないから、冷静になれないんだ。いつも言っているだろう。
『クールヘッド&ウォームハート』だって。冷静な頭脳と熱い心」


○部下 :
「……くう」


●マネジャー :
「現状維持バイアスをはずすためには、冷静にならなければ無理だ。自分を客
観的に見つめる癖をつけないと」


○部下 :
「そうは言われても無理ですよ」


●マネジャー :
「『そうは言われても』というフレーズばかりを使ってるな、君は。現状維持
バイアスにかかっているときに出てくる言葉だ」


○部下 :
「それじゃあ、何も喋られないじゃないですか」


●マネジャー :
「もちろん、そうだ。後ろ向きな発言は何も喋る必要なんかない」


○部下 :
「……そ、そんな」


●マネジャー :
「だいたい。私が君にリクエストしていることを君がやって、どれぐらいの苦
痛を感じるのだ? そしてもしも私の期待通りの結果が出なかったとしても、
どれだけのペナルティがあるというのだ?」


○部下 :
「そ、それは……」


●マネジャー :
「代理店64社をすべてまわりたまえ。部下と一緒に何度もまわりたまえ。そ
れをやるのに、どれぐらいのストレスが溜まるんだ? 冷静に考えればわかる
だろう?」


○部下 :
「確かに、言われてみるとそうですね……」


●マネジャー :
「以前、私のところにモトリークルーのヴィンス・ニールだと偽り、電話をか
けてきた奴がいた。あのときは非常に怖かった」


○部下 :
「もとり……? 何の話をしてるんですか?」


●マネジャー :
「……とにかく、代理店を部下と一緒にまわることがそれほど大きなストレス
にはならないだろう、ということを言いたかったんだ」


○部下 :
「わかりました。しかし、なかなか最近の若い子は私のようなベテランの言う
ことを聞いてくれません」


●マネジャー :
「その言い方そのものが現状維持バイアスだ。君の部下の……誰だっけ、ト
ミー・リー……じゃなくて」


○部下 :
「冨田、ですか?」


●マネジャー :
「そうそう、そのトミー冨田だって、もっと代理店をまわったほうがいいと言
っとった。とにかく、君は一度頭をリセットしたまえ」


○部下 :
「かしこまりました。トミー、じゃなくて冨田と話をしてみます」


●マネジャー :
「これからは現状維持バイアスを社内流行語にするから、覚悟しておけよ」


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……2016年となり、日経ビジネスオンラインのコラム「絶対達成2分間バ
トル」も3年目に突入します。

本日のコラムから、半沢直樹でも出てきた「やられたらやり返す、倍返し
だ!」といった【決めゼリフ】が登場します。

試行錯誤の末、定番化したく。しばらく続けますので、ご意見ご感想をお願い
します。

■「絶対達成2分間バトル」どうして「自叙伝的反応」は嫌われるのか?
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/258310/010700028/

※ 日経ビジネスオンライン「絶対達成2分間バトル」は、毎週火曜日連載。

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【31点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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1月11日(月)の祝日、とても疲れていたので、「ストレス発散」のため、
好きなバンドの動画をユーチューブで観ていました。

私が好きなバンドは「ヴァン・ヘイレン」です。

ロサンゼルス、ハリウッドで昨年収録された「ジミー・キンメル・ライブ!」
の動画があったので、30分ほど観ていました。

カッコいいですね。ファンとしては、いまだ彼らのパフォーマンスが健在であ
ることに酔いしれます。たまらないです。

私もいつか、年齢を重ね、これだけ元気でカッコいいライブパフォーマンスが
できる"おっさん"になりたい、と思いました。

私が視聴したのは、こちらの動画。無料で、彼らのライブパフォーマンスが観
られるなんて、昔では考えられず、ファンとしては本当に幸せです。

https://www.youtube.com/watch?v=NrqcKmOQTnM

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〔3〕「絶対達成LIVE2016」は、広島のみ残席わずか!

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「絶対達成LIVE2016」は広島(2月2日)以外、すべて満席となりま
した。

まだ1ヶ月近くあります。残席7名ほどです。広島周辺の方は、ぜひこの機会
にお申込みください。

また広島支店のある企業の方は、本セミナーを広島周辺の方々にご紹介いただ
けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

■ 新春セミナー「絶対達成LIVE2016」

【広島】2016/02/02(火)14:00~16:00
http://attax-sales.jp/seminar/open/629/