2016年2月29日

【「脳が退化したのでは?」と思えるサイン】メルマガ草創花伝 vol.787

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『「脳が退化したのでは?」と思えるサイン』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○部下 :
「申し訳ありません。7つしか思いつきませんでした」


●マネジャー :
「10個、考えてくれ、と言ったはずだ」


○部下 :
「昨日の夕方、言われたわけですから、そう簡単には……」


●マネジャー :
「こんなもの、3時間も4時間もかかるのか?」


○部下 :
「いや、そういうわけではないですが」


●マネジャー :
「そういうわけじゃなかったらどういうわけだ? 当社の強みを最低でも10
個は書いてくれ。できれば50個ぐらいは欲しい、と言った」


○部下 :
「50個って、そんな……」


●マネジャー :
「リーズナブルな価格、メンテナンスの品質の高さ、配送スピード、技術力、
デザイン性、維持コスト、対応のよさ……。これだけか」


○部下 :
「それだけでも、けっこう苦しいですよ。そもそも価格だって、当社のより安
い製品はいくらでもありますし、技術力だって差別化できていません」


●マネジャー :
「ナンバー1でなくてもいいと言ったじゃないか。頭の体操だから、思いつく
もの何でもいいから書き出せと」


○部下 :
「わかってます。ですから全部書き出しました」


●マネジャー :
「この7つで全部か?」


○部下 :
「これぐらいだと思います。だいたい網羅してるんじゃないですか。価格も品
質も技術力とかも入ってるし」


●マネジャー :
「Aさんに頼んだら、36個書き出してきたよ」


○部下 :
「36個も? どんな強みがあるっていうんですか。当社の製品に」


●マネジャー :
「わかりやすい提案力だ」


○部下 :
「えっ! 提案力……!? ああ、提案力ですか……。わかりやすい提案力ね
ェ……。それが強み?」


●マネジャー :
「他には、納期に対する柔軟な対応だ」


○部下 :
「納期に対する柔軟な対応? 私も同じようなこと言ったと思いますが」


●マネジャー :
「さらに、創立40年を超える当社の歴史だ」


○部下 :
「ああ、歴史ですか……。それは、確かに」


●マネジャー :
「さらに、顧客ニーズの素早い対応だ」


○部下 :
「私も同じようなことを書いた気が……」


●マネジャー :
「さらに、小ロットでの生産も」


○部下 :
「ああ、小ロットの生産ね。それは、そうかも」


●マネジャー :
「多品種にも柔軟に対応する」


○部下 :
「つまり多品種少量生産って言いたいんでしょ? そんなのわかってますっ」


●マネジャー :
「素材の調達力」


○部下 :
「ああ、調達力ですか。他社より秀でてるかわかりませんが、強みかもしれま
せんね」


●マネジャー :
「……全部言おうか?」


○部下 :
「いや、いいですよ。正直言って、なんでもいいんですか」


●マネジャー :
「だから、なんでもいいと言っただろ。頭の体操だ、と。Bさんは57個、書
いてきたぞ」


○部下 :
「え! 57個も?」


●マネジャー :
「Aさんは入社1年目。Bさんは入社4年目だ。そして君は19年目だ。ちな
みに社歴31年の副部長に聞いてみたら4つしか出してこなかった」


○部下 :
「はは、副部長よりは勝ちましたね」


●マネジャー :
「笑いごとじゃない。結局、君は『考えていない』んだ。脳のワーキングメモ
リに入っているものだけ、テキトーに7つ出してきただけだ」


○部下 :
「ちょっと待ってくださいよ。テキトーにって」


●マネジャー :
「Aさんが書いてきたものを、君だって書けただろう」


○部下 :
「もちろんですよ」


●マネジャー :
「なら、どうして書かなかった? 私をナメてるのか?」


○部下 :
「いやいやいや! そんなことありません。真剣に考えましたって。冗談じゃ
ないです」


●マネジャー :
「そうだ。わかってる。君は真剣に考えた。しかし真剣に考えたのだけれど、
7つしか出てこなかったんだよ。これは真実だ」


○部下 :
「ちょっと待ってください。私だってAさんのような視点で考えたら、いくら
でも出てきますよ。それこそ50個どころじゃない。100個も出てくるかも
しれないです」


●マネジャー :
「じゃあ、言ってみろ。頭の体操だと言ったじゃないか」


○部下 :
「はい。頭の体操ですよ」


●マネジャー :
「今この場で。はやく」


○部下 :
「ちょ、ちょっと待ってください。明日の朝まで待ってください」


●マネジャー :
「待たない」


○部下 :
「そんな……意地悪しないでくださいよ」


●マネジャー :
「何を言ってるんだ? さっきAさんが書き出したものを聞いていただろう?
そして聞いた瞬間に、『ああ、確かにそれは当社の強みかもしれないな』と思
ったんだろう?」


○部下 :
「はい。確かに」


●マネジャー :
「だったら、どうして明日まで待つ必要があるんだ? 今すぐ、出しなさい。
100個出せ、とは言わない。10個でいい」


○部下 :
「ええっと……」


●マネジャー :
「……」


○部下 :
「デザイン性、とか……」


●マネジャー :
「すでに君自身が書いてきた」


○部下 :
「じゃあ……。うーん…………納期、納期……。納期のスピードとか……」


●マネジャー :
「すでに出ている」


○部下 :
「それでしたら、調達、調達、調達……。調達で何か、ないかな」


●マネジャー :
「……」


○部下 :
「……うーん、調達じゃなく……。納期、いや、対応、いや……、提案じゃな
くて、その……素材の……うーん……」


●マネジャー :
「……」


○部下 :
「うーん」


●マネジャー :
「Aさんはこんなことも書いている。効率的な配送システム」


○部下 :
「ああ! 確かに。当社のホームページにも書いてある」


●マネジャー :
「……」


○部下 :
「……」


●マネジャー :
「どうして言われたらわかるんだ? なぜ自分の口から出てこない?」


○部下 :
「……」


●マネジャー :
「……」


○部下 :
「ひょ、ひょっとして」


●マネジャー :
「その、ひょっとして、だ」


○部下 :
「ええええ」


●マネジャー :
「君は脳が退化している。脳の短期記憶から、長期記憶へのアクセスを日ごろ
からやっていない。つまり『考える習慣』がない」


○部下 :
「……」


●マネジャー :
「言い逃れできない。日頃から君がいかに"考えていない"か。これでハッキ
リした」


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……何かを見れば言えるのに、何も見ないと、なかなか情報を脳から引っ張り
出せない人がいます。

研修中、グループワークをしているとき、受講者ひとりひとりにあるテーマに
沿って考えてもらう場面があります。

そういう場面でも、全然情報を引っ張り出せない人がいるのです。誰かに言わ
れるとわかるのに、言われないと自分から出せないのです。

脳の短期記憶と長期記憶とのデータのやり取りを、日ごろからしていない、と
いうことです。

これらの脳内ネットワークの構造を解説し、どう鍛え、どうメンテナンスして
いくのかを新刊に記しました。

いよいよ今週3月3日(木)、「3つの記憶」は販売されます! どうぞよろ
しくお願いいたします。


■「成功を習慣化する3つの記憶」期間限定キャンペーンサイト
http://www.poplar.co.jp/3memories/


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【39点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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最近、私はメルマガで自分の書籍の宣伝ばかりをしています。

昔から私のメルマガ読者の方は「いつものことだ」と思うでしょうが、最近読
者になった方は「くどいな」「うっとうしい」という印象を受けるかもしれま
せん。

出版をしようと願っていても、ほとんどの人が1冊も本を出すことができない
のです。

そんな中、本を出させていただいているわけですので、出版社や編集者の方に
対する礼儀として、

私自身がメルマガ読者に多少嫌われようが、解約されようが、この期間だけは、
"売り込み"ます。

行くときは、行きます。

とはいえ、これでも、いつもよりかなり「おとなしめ」です。

新刊の内容が「情熱的」だからかわかりませんが、意外に冷静です。クールに
宣伝しています。

できれば、あと1週間ぐらいはお付き合いください。

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〔3〕新刊「成功を習慣化する3つの記憶」書籍キャンペーンスタート!

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年間100回以上の講演やセミナー、年間2000万PVを超えるコラム、年
間150回以上配信するメルマガ、年間50本以上アップされるYouTube動画
などで、コンサルティング現場で培ったノウハウやテクニックを配信していま
す。

その膨大な情報量の中から、「個人の成功」にフォーカスしたコンテンツのみ
をまず「170種類」ピックアップし、さらに削ぎ落として「30」ほどの重
要コンテンツのみを残して構成したのが本書です。

脳の中の「短期記憶(=ワーキングメモリ)」「長期記憶」と、脳の外にある
「外部記憶」の3つの記憶をどのように活用することで、成功が引き寄せられ
るのか?

心掛けや、精神論ではなく、経営コンサルタントらしくロジカルに「引き寄せ
の法則」を解説しました。

ロジカルとはいえ、文章はいたって情熱的で、まるで横山本人の講演を聴いて
いるかのように、書籍の後半は激しく熱く盛り上がっていきます。

忘れられた熱い記憶を取り戻したい方、ぜひ書籍キャンペーンにご参加くださ
い!

書籍キャンペーンに参加しますと、漏れなく全員に特典音声が届きます。

内容は、『成功を習慣化する「4つ目の記憶」』。

書籍で紹介した「3つの記憶」以外に、もうひとつ重要な「記憶装置」が体の
どこかにあることを解説しています。

セミナーやコラムでも、一度も語ったことのないコンテンツです。

編集者から「これ、無料で出していいのですか?」と問われるほど、大切なコ
ンテンツですので、ぜひ手に入れてくださいね。

書籍のみならず、特典音声でも皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。

■「成功を習慣化する3つの記憶」期間限定キャンペーンサイト
http://www.poplar.co.jp/3memories/