2016年5月2日

【逆算思考の「読書術」】メルマガ草創花伝 vol.805

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『逆算思考の「読書術」』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○友人A :
「先日、紹介した本を読んだか?」


●友人B :
「えーっと、何だっけ?」


○友人A :
「日経BP社の『HARD THINGS』だ」


●友人B :
「ああ、そうだった……」


○友人A :
「ビジネス書大賞2016を受賞した。私の目に狂いはないだろ」


●友人B :
「賞をとればいい本とは言えない」


○友人A :
「勧められた本を読まないよりは、読んだほうがいいことも確かだ」


●友人B :
「そりゃあ」


○友人A :
「どれぐらい読書してる?」


●友人B :
「月に3冊ぐらいか。読むのが遅いんだよ」


○友人A :
「読了率は?」


●友人B :
「読了率? 最後まで読む率か? ……実は、あまり多くない」


○友人A :
「最後まで読まず、途中でやめてしまう率も高いってことだろ」


●友人B :
「まあ、そうだな。読書は好きなんだが、飽き性なんだ」


○友人A :
「わかる。だけど」


●友人B :
「読書習慣があれば必ずできる人になるわけではないが、できる人には必ず読
書習慣がある、と言いたいんだろ」


○友人A :
「タイヤが4つあれば必ず車になるわけではないが、車には必ずタイヤが4つ
ある。足が2本あれば必ず人間になるわけではないが、人間には必ず足が2本
ある」


●友人B :
「読書習慣は必須だ、ということか」


○友人A :
「お前の足が2本あるのと同じだ」


●友人B :
「……なるほど。参考までに、君の本の読み方を教えてくれ」


○友人A :
「俺は目的を持って本を読むことが多い。歴史を学びたい、経営者の哲学を学
びたい、仕事のダンドリ術を学びたい、この著者の考えていることを知りたい
……いろいろだ」


●友人B :
「読書の目的にも、いろいろあるんだな」


○友人A :
「今は、ある著者に注目していて、その人の本を5冊買って『並列読み』をし
ている」


●友人B :
「並列、読み?」


○友人A :
「その前に、どうやって本を読んでいるか知りたいだろ?」


●友人B :
「ああ、教えてくれ」


○友人A :
「松岡正剛氏の『多読術』に書いてあった目次読書法を使っている。俺なりの
やり方だが、まず目次をしっかり読む込み、内容を想像する。想像できない箇
所やとても興味を引く箇所に○をつけていく」


●友人B :
「へえ。目次読書法……」


○友人A :
「さらにもう一度目次を読み込み、直感で、本当に読みたいと思える箇所の○
を●に変えていく」


●友人B :
「目次を読むだけで、けっこう内容がわかるもんなのか?」


○友人A :
「その話は後でする。とにかく目次を読み込み、今の自分にとって必要かどう
か。興味を持てるかどうか、直感でスピーディに印をつけていく」


●友人B :
「慣れが必要だな」


○友人A :
「新しいことをやるときは、すべてにおいて慣れが必要だ」


●友人B :
「あたりまえのことを言って悪かった」


○友人A :
「それから●印をつけたページにすべて○をつけ、右斜め端を折る」


●友人B :
「ドッグイヤーか」


○友人A :
「ドッグイヤーだ。昔は本を綺麗にしておきたかったので付箋をつけていたの
だが、時間がかかるのでやめた」


●友人B :
「続けてくれ」


○友人A :
「いったん本を閉じて、ドッグイヤーがついているページだけ読んでいく。目
次を読んでいるときに、かなりイメージングしているので、スラスラ読める」


●友人B :
「なんとなくわかる」


○友人A :
「量にもよるが、ドッグイヤーがついているページだけ読んでも20分ぐらい
しかかからない。これだけで本全体の内容がざっくり頭に入る」


●友人B :
「なるほど」


○友人A :
「俺は本をノートのように使う。とにかく線を引くし、メモを残す。本を汚す
のを嫌う人がいるけど、これは俺のやり方」


●友人B :
「後で見返したとき、どこを読めばいいか思い出すのが速いだろうな」


○友人A :
「本当の読書好きなら、文章だけ読んでいても頭に入るだろうが、俺みたいに、
読書が趣味じゃない奴は、工夫したほうがいいと思う」


●友人B :
「お前、趣味でもないのに、そんなに本を読めるのか?」


○友人A :
「趣味じゃなくて習慣だ。毎日歯を磨くのは趣味だからじゃなく、習慣だから
だ」


●友人B :
「納得」


○友人A :
「ドッグイヤーがついていないページも、後でザーッと流し読みする。ここに
かかる時間は30分。目次で10分、逆算読みで20分、全体読みで30分。
合計60分かかるから、そんなに読書スピードは速いほうじゃない」


●友人B :
「速い人は1日に5~6冊読むよな」


○友人A :
「しかもキッチリ頭に入っている。速読、多読を否定する人は多いけど、本物
を知らないから言えるんだ」


●友人B :
「わかる気がする」


○友人A :
「目的を明確にし、その目的に合致した本を5~10冊買って、並列読みする
と、さらに力がついてくる」


●友人B :
「並列読み……」


○友人A :
「さっき『目次だけ読んで想像できるのか?』と聞いたよな。同じ著者の本を
5冊、連続で読んだら目次を見るだけでかなり想像できる。著者は別でも、同
じ系列の本を読んでいれば、目次だけでもかなりイメージングできる」


●友人B :
「目的を持って読んでいるから、目次だけでも、けっこうわかるんだな」


○友人A :
「本にノートテイキングするのも同じ。読書に能動的にかかわるから、認知能
力がアップし、ポイントが脳の短期記憶に入りやすくなる。書籍から得た内容
を実践に生かせるようになる」


●友人B :
「お前の話を聞いていたら本を読みたくなってきたよ」


○友人A :
「読書は、当初掲げていた目的とは異なることを得られることが最大の利点
だ」


●友人B :
「それがネット検索との違いだな」


○友人A :
「その通り」


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……私はコンサルタントですので、本を読むのは当たり前。出版もしているの
で、膨大な量の読書をしているのは当然ですね。

本を読んでいない人と、読んでいる人との差は、10分も話をしていればわか
ります。

読書術本の古典的存在ですが、松岡正剛氏の「多読術」はおススメです。


■「多読術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480688072/mysterycon0c-22/ref=nosim

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【27点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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4月、意地になってラン&ウォークを100キロ達成させました。

インフルエンザの影響で、最後の8日間で79キロウォーキングして無理やり
達成。

超自己満足ですが、やり切った感がありました。

ゴールデンウィークは取り立てて予定が入っていないので、12冊の本を読む
ことを目標としました。

今回は目的なく「乱読」。たまには「乱読」も良いかな、と思っています。