2016年5月16日

【「シンプル・イズ・リッチ」の精神】メルマガ草創花伝 vol.809

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『「シンプル・イズ・リッチ」の精神』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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●マネジャー :
「ちょっと待て。今日は朝から会議だぞ。どこへ行くんだ?」


○部下 :
「お客様まわりです。営業だから当然でしょう?」


●マネジャー :
「君は私の会議にほとんど出ない。今日は出てもらうぞ」


○部下 :
「どうしてですか。会議の議事録に目を通し、私なりの意見をメールに書いて
送ってあります」


●マネジャー :
「そういうことじゃないんだよ。面と向かって話さないとわからないこともあ
る」


○部下 :
「おっしゃる通りです」


●マネジャー :
「メールとか、そういうものに頼るんじゃなくて、相手の顔を見て話す。そう
することで真意は伝わるんだ」


○部下 :
「はい」


●マネジャー :
「それなら会議に出たまえ」


○部下 :
「イヤです」


●マネジャー :
「何だと?」


○部下 :
「お客様にも面と向かって話さないと、真意が伝わらないからです」


●マネジャー :
「ちょ、ちょっと待て。私は会議の話をしてるんだ」


○部下 :
「会議議事録を読みました。バランスドスコアカードの書き方説明と、戦略マ
ップの運用組織の変更ですよね?」


●マネジャー :
「そうだ」


○部下 :
「バランスドスコアカードはすでに書いて提出しています。あのツールを使う
ことで、行くべき先へもっと顔を出したほうがいいという結論になりました」


●マネジャー :
「えっと……。そうだったか?」


○部下 :
「私のバランスドスコアカードをまだ読んでませんね?」


●マネジャー :
「他の連中の提出率が低いんだ。バランスドスコアカードの書き方がわからな
いという声が多いので、今回の会議で書き方を説明してもらう。そのために本
社から企画室の室長を呼んだんだ」


○部下 :
「バランスドスコアカードの書き方なんて、ネットで検索すれば出てきます。
わざわざ本社から企画室の室長を呼ぶまでないでしょう? 難しく考えすぎで
す」


●マネジャー :
「君のように若ければいいが、ベテラン営業の中には苦手なヤツもいるんだ
よ」


○部下 :
「じゃあ、書き方の説明をすれば提出率は100%になるんですか? 過去、
そのような対策をとって、改善された事例はどれぐらいあるんですか?」


●マネジャー :
「えええええ……」


○部下 :
「問題を特定する場所を間違えたら、解決策も間違えます」


●マネジャー :
「じゃあ、君は何が問題だと思うんだ?」


○部下 :
「期限内に資料を提出しなくても許される、という空気です」


●マネジャー :
「く、空気……!」


○部下 :
「当社のキャッシュフロー計算書を正しく作れと言われたら、私には難しくて
できませんが、バランスドスコアカードを書くなんて、そんなレベルではあり
ませんよ。誰でも1時間あれば書けます」


●マネジャー :
「うううう……」


○部下 :
「それに、戦略マップの運用組織の変更って……。また変更するんですか?
1月からスタートしたのに、何もやってないじゃないですか。組織体制を変え
ても一緒です」


●マネジャー :
「私だって何とかしようと思ってるんだ。週末にコーチングの勉強をしてるこ
とは知ってるだろう?」


○部下 :
「コーチング? また難しく考えてますね?」


●マネジャー :
「んんんん……」


○部下 :
「もっとシンプルに考えましょう。部長のコミュニケーションスキルの問題で
はありません。思考の問題ですよ」


●マネジャー :
「思考……」


○部下 :
「シンプルであることは豊かなことです。何をやったらいいのかを考えるより、
何をやらないほうがいいのかを考えたほうがいいです」


●マネジャー :
「……」


○部下 :
「今の時代、捨てることが重要です。もっともっと、既成概念とか、昔からの
自分のやり方とか、そういうものを削ぎ落としていかないと、やってる気分に
なるだけで、何も問題が解決していきません。本当にコーチングの勉強をして
問題が解決すると思ってるんですか?」


●マネジャー :
「部長の私に向かって、よく言うねェ」


○部下 :
「私は部長をリスペクトしています。ですから言います。リスペクトしない人、
関心を寄せない人には、何も言いません。私の考えはシンプルです」


●マネジャー :
「私は難しく考えすぎか?」


○部下 :
「そう思います。でも、まだ若い私は結果を出してこそ、説得材料を手に入れ
ることができると信じています。営業に行かせてください」


●マネジャー :
「わかった。結果を出してくれ」


○部下 :
「シンプルにやっていれば、結果なんてすぐに出ますよ」


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……シンプルであることは豊かなこと。

「何をやったらいいのか?」を考えるより、

「何をやらないほうがいいのか?」という知識をたくさん手に入れたほうがい
い時代となってきました。

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【21点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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昨日、ベストセラー「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」の著者、
高橋政史さんとお会いし、少しお話をすることができました。

初対面でしたが、高橋さんも私のことを知っております。(FBでも友達だ
し)

ベストセラー作家でも、名高い出版社の社長にも、

「はじめまして、私、横山と申します」

と言うだけで、

「もちろん知っております」

と返してもらえると、悪い気分にはなりませんね。とても嬉しい気になります。

高橋さんがなぜベストセラー作家となり得たのか? その真相を聴いて本当に
感動しました。とてもシンプル。あまりにシンプル過ぎて驚がくしたぐらいで
す。

難しく考えれば考えるほど、成果は遠のく。

やはりシンプルが一番ですね。

本日のメルマガタイトルの「シンプル・イズ・リッチ」という言葉は、高橋さ
んが使っていた言葉をお借りいたしました。

私もこの言葉を胸に刻んでいきたいと思います。

(ちなみに最近知ったのですが、高橋政史さんも、このメルマガの読者です。
だから宣伝します(笑)。「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」は
素晴らしい本です。高校生が読めるように書かれたそうで、とても読みやすい。
おススメです!)