2016年6月23日

【続「絶対達成する部下の育て方」】メルマガ草創花伝 vol.820

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『続「絶対達成する部下の育て方」』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○部下:
「課長、今年の4月から営業をやるようになりましたが、まだ営業としてわか
ってないことがたくさんあります」


●マネジャー:
「そうだろうな。何でも私に聞いてくれ」


○部下:
「ズバリ、営業の仕事とは何ですか?」


●マネジャー:
「営業の仕事とは、目標予算を達成させることだ」


○部下:
「ええっ」


●マネジャー:
「どうした?」


○部下:
「え、目標予算を達成させること、ですか」


●マネジャー:
「それ以外に何があるんだ?」


○部下:
「いや、あの……。お客様のニーズに応えるとか、満足度を上げるとか……」


●マネジャー:
「そんな当たり前のことを言うな。それをやっていれば給料がもらえるの
か?」


○部下:
「……ええええ」


●マネジャー:
「当社は9時出社の会社だ。それは当たり前だろう? じゃあ、9時に出社す
ることが仕事なのか?」


○部下:
「いえ、ち、違います」


●マネジャー:
「だったら、お客様のニーズに応えたり、満足度を上げることなんて仕事のう
ちに入らない。そんなことは当たり前だからだ」


○部下:
「……」


●マネジャー:
「営業の仕事は目標を達成させること。つまり年間予算を達成させなければ、
仕事をしたことにはならん」


○部下:
「き、厳しいですね……」


●マネジャー:
「厳しい?」


○部下:
「そ、そうですよ。だって、たとえば私の実家はラーメン屋をやっています。
父は毎日、一所懸命働いていますが、なかなか思った以上に売上目標が達成し
ません」


●マネジャー:
「ほう、なるほど」


○部下:
「それでも私の父は、一所懸命仕事をしています。売上目標を達成できなかっ
たからといって、私の父が仕事をしたことにはならない、などと言うのはどう
かと思います」


●マネジャー:
「ふーん」


○部下:
「私は間違ってるでしょうか?」


●マネジャー:
「メチャクチャ間違ってる」


○部下:
「ええっ!」


●マネジャー:
「全然わかってない」


○部下:
「か、課長……! わ、私は何と言われてもいいですが、……私の父のことを
言われるのは、た……耐えられません!」


●マネジャー:
「何を言ってるんだ」


○部下:
「こんな会社、辞めさせてもらいたいです!」


●マネジャー:
「いい加減にしたまえ」


○部下:
「ええ……」


●マネジャー:
「わあわあ、うるさいんだよ。思い込みが激しすぎる。話がまったく噛み合わ
ない」


○部下:
「ど、どういうことですか」


●マネジャー:
「誰が君のお父さんの話をしたんだ? 私は営業の仕事について語っただけ
だ」


○部下:
「だって」


●マネジャー:
「君のお父さんはラーメン屋を営んでおられる。そのためにどんな仕事をして
るんだ?」


○部下:
「いろんなことやってます。食材の買い付けや、仕込み、もちろん調理もやっ
てますし、母と経理もやってます」


●マネジャー:
「チラシを作ったり、そのチラシを道に出て配ったりもしているだろう」


○部下:
「お店の前にある看板も、父が作ってるんです。掃除も洗濯もリフォームも…
…すべてです。お金がないんで、全部やってます」


●マネジャー:
「お父さんはどうしてラーメン屋をやってるんだ?」


○部下:
「お客様の喜ぶ顔が見たいからです。美味しいってお客様に言われると、心底
嬉しいそうです」


●マネジャー:
「幸せじゃないか」


○部下:
「そうですね。貧しくても、私は父の仕事を誇りに思っています」


●マネジャー:
「君のお父さんは立派だ」


○部下:
「ありがとうございます」


●マネジャー:
「もう一度言うが、営業の仕事は目標予算を達成させることだ。なぜか、わか
るか?」


○部下:
「お、教えてください」


●マネジャー:
「営業は、営・業・し・か・し・な・い・か・ら・だ」


○部下:
「……!」


●マネジャー:
「わかったか」


○部下:
「……」


●マネジャー:
「君のお父さんは、ラーメン屋の売上を上げるために販促活動だけやってるわ
けじゃない。食材を仕入れ、調理し、給仕までしている。お金の計算もするし、
掃除も洗濯もしている」


○部下:
「はい」


●マネジャー:
「しかし、当社の営業は何をしてるんだ? 営業しかしてないだろう? 営業
しかしてないんだぞ」


○部下:
「……はい」


●マネジャー:
「君のお父さんと比べてどうだ? 毎日毎日汗水たらして働いているだろう?
夜遅くまでお店の掃除をし、お金の計算をしてから寝ているに違いない。仕事
が終わったあとに飲むビールは何時ごろだ?」


○部下:
「夜の、12時過ぎだと思います」


●マネジャー:
「朝は何時に起きる?」


○部下:
「5時には起きてます」


●マネジャー:
「ほとんど休んでないだろう?」


○部下:
「はい。そうなんです課長。年じゅう、ほとんど父は休みません。私が小さい
ころ、ほとんど遊んでくれませんでした」


●マネジャー:
「そのお父さんが、目標を達成できなくても、誰が責める? 神様だって責め
ないだろう」


○部下:
「……はい!」


●マネジャー:
「じゃあ当社の営業はどうだ? もう1回言うぞ。当社の営業はな、営業しか
してないんだよ。わかるか?」


○部下:
「はい!」


●マネジャー:
「営業しかしてないヤツが、目標を達成できなくて、どうして仕事をしたと言
えるんだ! 私が言ってることが、そんなに厳しいか!」


○部下:
「……いえ」


●マネジャー:
「君のお父さんの可処分所得はどれぐらいだ? 可処分時間はどれぐらいだ?
当社の営業のほうが、給料がいいかもしれない。自由な時間がたくさんあるに
違いない。それなのに、目標が達成できないだなんて、許されん! そうだろ
う!」


○部下:
「……はい」


●マネジャー:
「私は君を、絶対達成する部下に育てる。そんな立派なお父さんのご子息なら、
絶対にできる」


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……拙著「絶対達成する部下の育て方」は、処女作であり、今の私の原点、集
大成でもあります。

「絶対達成」と名がついた書籍はいくつかありますが、タイトルやカバーデザ
インが似ていても、内容は同格ではありません。

「いつか、こんな書籍を出してみたい」と言ってくださる編集者の方々がたく
さんいるほどのインパクトある作品。

その著書が超ロングセラーとなり、2年ぶり、13回目の増刷が決定しました。

10回を超える増刷は滅多にありません。

営業に携わる方で、未読の方はぜひ手に取っていただけると嬉しいです。


■ 絶対達成する部下の育て方
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016828/attaxsales-22/ref=nosim
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【78点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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前回のメルマガと同様、今日のメルマガも力を入れて書きました。

私が書いていることが厳しいと思う方は、「あたりまえのレベル」が低すぎる
のだと私は受け止めます。

この「あたりまえのレベル」について、7月の「絶対達成LIVE」では激し
く語る予定です。