2016年8月22日

【論理思考力とAI(人工知能)】メルマガ草創花伝 vol.836

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『論理思考力とAI(人工知能)』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、質問があります」


●師範:
「なんだ? どうせくだらない質問だろう」


○門下生:
「くだらない? 冗談でしょう。私は真剣に悩んでるんです。マジメに答えて
ください」


●師範:
「まだ質問されてもいないのに、答えようがない」


○門下生:
「聞いてください。私の職場に問題があるんです。部下がどうにもなりません。
この前だって、仕事が大変だろうから手伝ってあげましょうかって。そんなこ
とイチイチ言われることってないと思うんですよね。自分の結果が大事なんで
す」


●師範:
「……」


○門下生:
「自分の結果ですよ、自分の結果。それが大事なのに、やることもやらない。
そういう私がすごく腹が立つというか。もちろん、部下のこともですが」


●師範:
「……」


○門下生:
「何とかならないのかって、そういうことを部長に言われるんですが、部長も
部長で体調を崩していて、そのことについて怒ってるんです。あ、誰が怒って
いるかというと、社長の息子の専務なんですが。あ、いや、まだ専務にはなっ
てませんね。ええと、来年の5月だったかな。決算時期に合わせるとか、なん
とか言ってました」


●師範:
「……」


○門下生:
「決算時期に合わせるのは、中期経営計画のこともなんです。そこに盛り込む
ということですよ。新たな商品開発のことですが」


●師範:
「新たな商品開発?」


○門下生:
「そうです」


●師範:
「商品開発って……?」


○門下生:
「さっきから私は、商品開発の話をしてるんですよ」


●師範:
「……」


○門下生:
「私の話、理解してますか?」


●師範:
「ゼロだ。まったくもってゼロ。君の話を理解できる頭脳を私は持ち合わせて
ない」


○門下生:
「私の部下もそうなんです。なぜ、私のことを理解しようとしないんでしょう。
しかも、師範まで……」


●師範:
「話し方がヘタ過ぎるからだろう」


○門下生:
「ええっ!」


●師範:
「おおっ!?」


○門下生:
「ど、どうして師範が驚くんですか」


●師範:
「驚くだろう! 君の話のヘタさ加減といったら、金メダル級だぞ。日本がト
ラック競技で銀メダルをとる以上にインパクトがある。それほど、君の話し方
はヘタだ」


○門下生:
「ど、どういうことですかっ! 何がヘタなのか、言ってください。私の話し
ぶりがヘタだなんて、言われたことありませんよ」


●師範:
「自分の周りの人が言わないことを私が言うから、君は私のことを師範と呼ぶ
んだろう?」


○門下生:
「う、ぐ……ぐ」


●師範:
「君の周りの人が言うことを、私も同じように言ってたら、私の師範としての
価値がない」


○門下生:
「そ、そりゃあ……」


●師範:
「なぜヘタかわかるか? 論理的ではないからだ。話のテーマ、論点が不明瞭
だし、君が主張することと、その論拠が正しく繋がっていない」


○門下生:
「論理的、ですか」


●師範:
「昔はそんな話し方ではなかったはずだ。長い間、自分が付き合っている人が
固定してきているからだ。違うか?」


○門下生:
「固定……? そ、そうかもしれません」


●師範:
「君は課長だ。自分と同じ課長仲間、上司、そして旧知のお客様とばかり会話
していないか」


○門下生:
「そう言われるとそうですね……。部下とも話しますが、腹を割って話したこ
となどないかもしれません」


●師範:
「旧知の人と話をしていると、どうなるか? 話の中に当然、必要とされる素
材を省略して話すようになる」


○門下生:
「以心伝心というヤツですね」


●師範:
「そう。相手が言っていることは『なんとなくわかる』という状態ばかりに慣
れていくと、論理思考力が落ちるし、喋りはどんどんヘタクソになる」


○門下生:
「私もそうですが、当社の社長もそうです。正直なところ、何を言っているの
かよくわからないときがあります。結婚式のスピーチをさせると、特にヒドイ
です」


●師範:
「君のような人間の話を聞いて、人工知能は理解できると思うか? 理解でき
ないよ。部下にそういう人間がいてもいいが、マネジャーがそれだと企業は困
る」


○門下生:
「……人工知能」


●師範:
「君は人工知能をナメてるんじゃないか? 物事を素直にとらえて、正しく判
断するためには論理思考力が必要だ。この論理思考力ぐらい、現時点で人工知
能は手にしている」


○門下生:
「……」


●師範:
「人間が、人工知能ができること以上のことをやらなければいけないことはわ
かるだろう? もしわからなければ、まさに君は論理的に考えることができな
い、ということだ」


○門下生:
「……」


●師範:
「ということは、現時点で論理思考力が足りないのであれば、管理職など務ま
らない」


○門下生:
「……ど、どうしてですか」


●師範:
「現在、人工知能が求められているのは、高度な自然言語処理脳力だ。君のよ
うな話し方をされても理解できるようになるほどの高機能が必要だ」


○門下生:
「……」


●師範:
「ということは、難解な話し方をする君のようなマネジャーは、もう要らない、
ということだ。わかるかね?」


○門下生:
「わ、わかりません……」


●師範:
「君に、論理思考力が足りないからだよ」


○門下生:
「そ、そんな」


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……人工知能の性能が全人類の知性の総和を越える「技術的特異点(シンギュ
ラリティ)」が、2045年に到来すると言われています。(あくまでも予
測)

人工知能が賢くなり、自分自身よりも賢い人工知能を作ることができるように
なった瞬間、無限に知能の高い存在が出現するというものです。

人間の脳は電気回路と同じようなものであるため、不可能であるはずがないと
いうのが学術的な見解です。

先入観や思い込み、感覚や感情的な意思決定しかできない人間なら、AIに太
刀打ちできなくなることでしょう。

論理思考力が欠けていたり、新たな付加価値を生み出せない人の50%近くは
職を失うとも言われます。

昨今の「人工知能」に関する書籍で、ダントツに読みごたえがある書籍をご紹
介いたします。


■人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4040800206/mysterycon0c-22/ref=nosim


AI(人工知能)とマネジメントに関するセミナーはこちら。すでに半数以上
が埋まっています。


■経営者セミナー「AI(人工知能)と組織マネジメントの未来」
【東京 9/21】http://attax-sales.jp/seminar/open/2173/
【東京 10/26】http://attax-sales.jp/seminar/open/2141/


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【23点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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今年の夏はまだ終わっていませんが、今夏は本当にどこにも行っていません。
家族旅行もゼロ。

ずーっと、週末も不在にすることが多かったので、休みの日は家にいたくなり
ます。

子どもたちは不満のようですが。

ただ、いいこともあります。

今年のオリンピックはかなり観ました。

注目の競技で見逃したのは、金メダルを獲得した女子バドミントン決勝と、銀
メダルを獲得した400メートルリレーぐらいかな、と。

サッカー、ブラジルVSドイツ戦も、最後まで息子とテレビ観戦しました。

自分への慰めですね……。