2016年12月29日

【人生は「尽きせぬ泉」ではない】メルマガ草創花伝 vol.873

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『人生は「尽きせぬ泉」ではない』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、今年も1年ありがとうございました」


●師範:
「もう、来年は来るなよ」


○門下生:
「ええ! なんでそんなこと言うんですか」


●師範:
「記録によると、今年は27回も相談に来てるぞ」


○門下生:
「はい。ありがとうございます」


●師範:
「私に相談することが目的になってるだろう? もういい加減にやめたまえ」


○門下生:
「師範からは本当にたくさんのことを学びました」


●師範:
「学ぶには3つのレベルがある。これまで知らなかった知識を得て学ぶ、これ
までしたことのない行動をして学ぶ、これまで達成したこともない目標を達成
して学ぶ」


○門下生:
「知識と、行動と、結果、ですね。また新しい学びがありました。ありがとう
ございます!」


●師範:
「知的好奇心ばかりだな、君は。今年やろうと思ってできなかったことは、来
年必ずやるんだぞ。とにかく行動しないことには、深い学びはない」


○門下生:
「わかりました」


●師範:
「それじゃあ、何をやる。今年最後に宣言しなさい」


○門下生:
「今年やるやると言ってできなかったのが読書です。1週間に1冊は読む。年
間50冊は読む、と固く誓ったのに、結局は1ヶ月に1冊ぐらいしか読めてい
ません」


●師範:
「知的好奇心がある割には、本を読む量がメチャクチャ少ないな。私から話を
聴いて学ぶのもいいが、いつも君は受動的だ。読書のような、能動的な姿勢で
学ぶようにしなさい」


○門下生:
「はい! ありがとうございます」


●師範:
「返事だけはいいな。英語の勉強が忙しくて読書できなかったのか?」


○門下生:
「あ! すみません。英語ですが、途中でやめました」


●師範:
「やめた?」


○門下生:
「会社の管理職試験でTOEICのスコアが関係なくなったんです」


●師範:
「だから英語の勉強をやめた? 昔から英語を勉強したかったと言ってたじゃ
ないか」


○門下生:
「そ、そうです。あ……。でも、ちゃんとやります。来年こそは」


●師範:
「本当か? 去年の年末もそう言ってただろう?」


○門下生:
「す、すみません」


●師範:
「謝らなくてもいいよ、もう来なけりゃいいんだ」


○門下生:
「そ、そんな……」


●師範:
「家族で海外旅行へ行きたい、と言ってたな」


○門下生:
「そうなんです……が」


●師範:
「先送りばかりだな。奥さんもあきれてるだろう?」


○門下生:
「妻は納得しています。時間ができたらでいいよ、って」


●師範:
「時間ができたら海外旅行へ行く? そんな計画の立て方で、行けると本当に
思ってるのか?」


○門下生:
「行けませんね。かなり前から準備しないと、海外旅行へなんて行けません」


●師範:
「今から来年のスケジュールを押さえてしまえ。それぐらいの覚悟を持ちなさ
い」


○門下生:
「はい……」


●師範:
「『人は自分の死を予知できず、人生を尽きせぬ泉だと思う』って聞いたこと
があるか?」


○門下生:
「え? あ、……いえ」


●師範:
「『シェルタリングスカイ』という映画に出てくる名セリフだ」


○門下生:
「人生を尽きせぬ泉だと思う……」


●師範:
「素晴らしい機会が巡ってきても、またいずれこの機会は5回も10回も続く
だろうと思ってしまう。人間はそんなものだ。自分の死をも予見できない。永
遠に命が続くとも錯覚する」


○門下生:
「そう、ですね……」


●師範:
「欲しいと思った本があったら買いたまえ。迷わず読みたまえ。躊躇すること
なくページをめくるんだ」


○門下生:
「はい」


●師範:
「英語を勉強している仲間を増やしなさい。英語圏の国へ家族を連れていき、
気持ちを高揚させなさい」


○門下生:
「はい!」


●師範:
「『今年できなかったことを来年やろう』と誓う年末に、もうサヨナラしなさ
い」


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……映画「シェルタリングスカイ」での名セリフは、


『人は自分の死を予知できず、人生を尽きせぬ泉だと思う。

だが、物事はすべて、数回起こるか起こらないかだ。

自分の人生を左右したと思えるほど大切な子供の頃の思い出も、

あと何回、心に思い浮かべるだろうか?

せいぜい4、5回思い出すくらいだ。

あと何回、満月を眺めるだろうか?

せいぜい20回だろう。

だが、人は無限の機会があると思い込んでいる――』

です。2011年の年末、「絶対達成する部下の育て方」を出版したときも、
このテーマのメルマガを書きました。

私のような人間が書籍を出せるのは、もうあと何回あるのでしょうか?

無限の機会があると私が思い込むなら、それは傲慢です。

と書きました。

あれから5年。幸いにも、11冊もの書籍を出版する機会をいただけました。

1回、1回の機会を、「もう二度とないかもしれない」と思い続けてきたから
こそ、かもしれません。

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【52点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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昨日、12月28日、私にとって本当に念願とも言えることが叶いました。

まだ具現化はしていませんが、こうなったらいいな。せめて機会だけでももら
えないかな、と思っていたことが叶ったのです。

諦めかけていたことですから、本当にハッピーです。

年末のこの時期に、来年に夢が叶いそうだと思えるだけで、超幸せですよね。

今年は本当にキツい一年でした。

特にプライベートのことで。

来年も忙しい一年となりそうですが、多忙は多忙でも、「多幸な多忙」になる
ことを期待しています。