2017年1月13日

【シンプルマネジメントの選択眼】メルマガ草創花伝 vol.877

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『シンプルマネジメントの選択眼』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、細かい仕事のやり方について聞いてもいいですか」


●師範:
「ダメだよ」


○門下生:
「えっ」


●師範:
「仕事のやり方なんてわからない」


○門下生:
「そ、そんなこと言わずに教えてくださいよ。会議のやり方で悩んでます」


●師範:
「会議?」


○門下生:
「はい。今年から課長になって部下が5人になったんですが。どうも会議の運
営に問題があると思ってるんです」


●師範:
「へええ。そうなのか」


○門下生:
「はい。師範のところには、いろいろな企業のマネジャーが相談に来てると思
います。皆さんは、どんな会議のやり方をしてるんですか」


●師範:
「個人個人の状況報告を聞いて、アドバイスしてるんだろう」


○門下生:
「そうですよね。やっぱり」


●師範:
「『今月の売上はいくらだ?』『それでその案件はどうなるんだ?』『この商
談の阻害要因はなんだ?』と、ひとつひとつ確認してるやり方が多い」


○門下生:
「私もそうです。そういうやり方です」


●師範:
「どんな問題があるんだ」


○門下生:
「すごく時間がかかるんです。5人全員に対して確認していくと、2時間から
3時間はかかります。それにアドバイスしても、部下は『できない言い訳』ば
かりしますし」


●師範:
「そりゃそうだろう。会議なんて、そんなもんだ」


○門下生:
「そんなもんですか」


●師範:
「報告させたいことを、すべて会議資料に盛り込めばいいじゃないか」


○門下生:
「はい。実はもうしてあります。しかしそうしたら会議資料が複雑になってし
まって」


●師範:
「何種類の会議資料があるんだ」


○門下生:
「4種類です。業績管理の資料、案件管理の資料、月ごとの振り返り資料、今
期の戦略進捗管理資料、重点取引先状況報告資料の4つです」


●師範:
「え……。5つじゃないか?」


○門下生:
「え! 5つ、ありますか?」


●師範:
「5つだよ。もう一回かぞえてみたまえ」


○門下生:
「ええっと、業績管理資料に、案件管理の資料で……」


●師範:
「もういい! そんな話は」


○門下生:
「す、すみません」


●師範:
「君がここへ来てからすでに20分が経過した。貴重な時間なのに、実のある
話が全然できていない気がする」


○門下生:
「そ、そうですよね。私の会議もそうなんです。実のある話が全然できないん
です」


●師範:
「実のある話をするためには、もっと新聞を読んだほうがいい。歴史物の小説
も、実のある話を仕入れるにはいいんじゃないか」


○門下生:
「歴史物の小説ですか。何かおススメがありますか」


●師範:
「司馬遼太郎の『国盗り物語』とかいいんじゃないかな。ビジネスにおいても
参考になることが書いてある」


○門下生:
「『国盗り物語』、ですか……。わかりました。メモしておきます」


●師範:
「冲方丁の『天地明察』もいい。大きな事業を成し遂げるとはどういうこと
か、知ることができる」


○門下生:
「は、はい。冲方丁さん、ですか……。それで、私の営業課の目標は達成する
んでしょうか」


●師範:
「は?」


○門下生:
「ですから、そういう本で学んで会議をすることで、私の課の目標は達成する
んでしょうか、と聞いたんです」


●師範:
「目標を達成したいのか? 会議で実のある話をしたいのか、どっちだ?」


○門下生:
「もちろん、目標を達成したいんです。そのための会議じゃないですか」


●師範:
「君と会って、すでに35分が経過している。こういう遠回りをしていること
自体、問題だ。もっと最短距離で核心に迫る思考回路を持ったほうがいい」


○門下生:
「最短距離で核心に迫る……」


●師範:
「君の思考回路は、遠回りしすぎだ。マネジメントは、シンプルであればシン
プルであるほど効き目がある。今のままじゃダメだ」


○門下生:
「だから私の会議は長くなるんですね」


●師範:
「会議をゼロにしろとは言わないが、核心に迫る指標を2つか3つだけ選ぶ。
その選択眼がないとダメだ」


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……何かを極めた人、プロフェッショナルと呼ばれる人は、物事を必ずシンプ
ルにとらえます。

プロのマネジャーになりたければ、シンプルに管理する習慣を身につけましょ
う。

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【22点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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1月11日(水)、ついに名古屋で「絶対達成LIVE2017」がスタート。

今年の特徴は、過去最多の全国12ヶ所をまわること。そして、それぞれの会
場で別のテーマの話をすることです。

ですから、東京会場にも、横浜会場にも、沖縄会場にも出張をからめて参加さ
れる方もいます。

今夏にも「絶対達成LIVE」はありますが、東京、名古屋、大阪でしか開催
しないので、

とりわけ東名阪以外の方々、ぜひお会いしましょう。


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〔3〕絶対達成プライム1月号のテーマは「大量行動と少量管理」。
   今月の「横山信弘の紹介したい一冊」とは……?

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