2017年2月23日

【頭をよくするには「最少ユニット」で考える】メルマガ草創花伝 vol.889

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『頭をよくするには「最少ユニット」で考える』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範……と呼べばいいのでしょうか。はじめまして。私は今年57歳になる、
物流の会社の社長をしておる者です。今日からいろいろと相談させていただき
ますが、どうぞよろしくお願いいたします」


●師範:
「どうぞよろしく」


○門下生:
「ところで師範、私は物流の会社で15年社長をやっておるんですけれど、師
範は物流の会社についてはどう思われますか? と言いますがですね、実のと
ころまだ疑っているわけではないんですが、どんな相談を師範にしたらいいの
か、今のところピンときていないものですから。いや、失礼なことを言ってい
たら申し訳ありませんが、その……」


●師範:
「あのさ」


○門下生:
「はい」


●師範:
「まず最初に言っておくが、長々と話すのはやめたまえ」


○門下生:
「え」


●師範:
「物流だろうが小売だろうが、建設だろうが情報通信だろうが、どんな業界だ
ってみんな悩んでいるのは生産性だ」


○門下生:
「はい」


●師範:
「話の長い社長の会社は、だいたい生産性が悪い。心当たりあるかね」


○門下生:
「そ、その通りです。実は……そのことを相談しようと思ってまして」


●師範:
「まず、簡潔に話をしたまえ。頭が整理できていないと簡潔に話ができない」


○門下生:
「わかりました」


●師範:
「頭が整理できていない人の話を聞いていると、こっちまで頭が混乱する」


○門下生:
「失礼しました。気をつけます」


●師範:
「まず、物流部門に問題があるのか。管理部門に問題があるのか。部門単位で
考えると、生産性の悪い部門はどこだと思ってるんですか」


○門下生:
「師範、まず私の話を聞いていただいていいですか?」


●師範:
「は?」


○門下生:
「実は私が社長になった経緯は、と申しますと先代の社長が私の父の友人でし
て、突然ガンになってしまい、経営を誰かに譲らなければならないということ
になり、まず私の父に話があったのです。しかし私の父は当時――」


●師範:
「……」


○門下生:
「――ということで、私が約15年前に社長になったわけですけれども、当時
の経営状態はひどいものでした。どのようにひどかったかと申しますと――」


●師範:
「……」


○門下生:
「――ということなんです。そのようなことで、今年は組織体制を一新して、
とにかく生産性向上、まずは生産性を上げていこうじゃないか。売上なんてい
い。利益は出さなくちゃいけないけれど、まずは生産性を上げていきましょう
と――」


●師範:
「……」


○門下生:
「――このように私は今年の方針にしたわけでございます。師範の質問の答え
になっているかどうかわかりませんが、そういうことでございます」


●師範:
「帰りたまえ」


○門下生:
「えっ!」


●師範:
「帰れ」


○門下生:
「ちょ、ちょっと待ってください。先ほど私は来たばかりで……」


●師範:
「生産性が悪すぎる」


○門下生:
「は?」


●師範:
「なぜ『質問の答えになっているかどうかわからないこと』を、言ったん
だ?」


○門下生:
「いや、あ、あの……」


●師範:
「こんな効率の悪いコミュニケーションをしていると、私まで不幸になる」


○門下生:
「ど、どういうことですか?」


●師範:
「情報加工の最小ユニットを知ってるだろう」


○門下生:
「情報加工の……? 私は情報工学をやっていたので知っています。私が大学
時代に専攻していたことを申しますと――」


●師範:
「いちいち解説しなくてもいい! あなたの経歴や今の会社の現状はもう調べ
てある」


○門下生:
「すみません……」


●師範:
「最小単位は入力・処理・出力のパターンだ」


○門下生:
「もちろんです」


●師範:
「じゃあなぜ質問の答えになってないかもしれないことを、長々と話したん
だ?」


○門下生:
「あ……」


●師範:
「入力情報は何だった?」


○門下生:
「ええっと……」


●師範:
「全然ダメだ。あなたの入力インターフェースがぶっ壊れてる。処理装置じゃ
なく、インターフェースの問題だ」


○門下生:
「えええ」


●師範:
「私は『部門単位で考えると、生産性の悪い部門はどこだと思ってるんです
か』と聞いただろう? これがあなたにとっての入力情報だ」


○門下生:
「あ」


●師範:
「その入力情報に対して正しく処理をしたか?」


○門下生:
「え、いや……」


●師範:
「処理能力の問題じゃない。私の質問を正しく入力できていないことが問題な
んだ。だから出力データもおかしくなる」


○門下生:
「だから私の入力インターフェースが」


●師範:
「私の質問に答えず、自分の喋りたいことを喋った。しかも、また長々と話し
た。人の言うことは聞かず、自分のやりたいことをやってれば、生産性が上が
らないのはあたりまえだ」


○門下生:
「き、厳しいですね」


●師範:
「帰りたまえ」


○門下生:
「そ、そんな」


●師範:
「帰れ」


○門下生:
「……」


●師範:
「もう二度と来るな」


○門下生:
「どうして、私がそこまで言われなくちゃいけないんですか」


●師範:
「ひとつアドバイスしよう」


○門下生:
「は、はい」


●師範:
「生産性をアップするためには気合と根性が必要だ。テクニックなんて二の
次」


○門下生:
「気合いと、根性」


●師範:
「本気で会社の生産性を上げたいなら、今日は帰れ。どんなに私の言い方に腹
が立っても、気合いで出直せるはずだ。その根性がないんだったら、何をやっ
てもダメ」


○門下生:
「そんな」


●師範:
「自己満足で相談に来るヤツが多すぎる。相談するだけしておいて何もやらな
いヤツは、人生そのものの生産性が悪い」


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……知的生産の最小ユニットは「入力・処理・出力」です。

問題解決手順として、どこに問題があるのか正しく特定できないと、解決策も
おかしくなります。

コミュニケーション効率が悪い人の多くは、処理能力の問題ではなく、正しく
情報を入力していないこと、正しい認識観がないことがほとんどなのです。

根本的にコミュニケーションストレスを軽減させ、生産性をアップするAIソ
リューション「AIカウンセル」のセミナーが、まだ一ヶ月先であるにもかか
わらず、定員に達しようとしています。

あまりに人気なので6月開催のAIセミナーもアナウンスいたします。


■AI(人工知能)セミナー「AIカウンセルによる組織大変革」
【東京 6/14】http://attax-sales.jp/seminar/open/3012/

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【49点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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本日の日経新聞に、

「イオン、従業員の質問にAIが回答 接客能力高める」

という記事が掲載されていました。ここで紹介されているのがIBMのワトソ
ンです。

AIにおける高度な「問合せ対応力」を備えることで、社内の生産性を劇的に
アップさせるのが、当社のソリューション「AIカウンセル」です。

ここでもIBMワトソンを活用していきます。

理屈はあっても実用化しているケースは日本でほぼなく、当社としては「フ
ァースト・ムーバーズ・アドバンテージ(先駆者メリット)」を最大限獲得し
ていきたいと考えています。


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〔3〕「悩む習慣」を「考える習慣」に――!
  「働く女子 春の大勉強会2017」は、60名を突破しました。

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3月15日(水)の夜に、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に過去3
回も出演されているスーパーワーキングママ・森本千賀子さんとのコラボレー
ションセミナーを開催します。

八芳園に「働く女子」100名を集め、ダブルセミナーと美味しい食事をいた
だく企画です。

私は「論理思考力」を鍛え、頭を整理し、感情をコントロールできるテクニッ
クをご紹介します。

仕事にもそうですが、日常生活でも生かせるノウハウです。

働いている女性なら誰でも参加できますから、女性の方はいかがですか。

男性の方は、近くの女性の方にもお声かけいただけると嬉しいです。どうぞよ
ろしくお願いいたします!

「働く女子 春の大勉強会2017」
http://ameblo.jp/logikawa/entry-12241703514.html

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〔4〕4月スタートの「3コース」のご案内

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今年も4月から3つのコースがスタートします。

定番中の定番!「予材管理コース」。

超人気。確実に成果を生み出す「壁マネコース」。

劇的にコミュニケーション力をアップさせる「ヘビロテコース」。

ご興味がある方は、ぜひお越しください。(ヘビロテコースは本当に厳しいの
で、コミュニケーション力をつけて生まれ変わりたいと思うぐらいの人のみご
参加ください)


■ 予材管理マスターコース
(東京・名古屋・大阪 4月スタート)
http://attax-sales.jp/seminar1673

■ 壁マネジャー養成コース
(東京・名古屋・大阪 4月スタート)
http://attax-sales.jp/seminar1675-reserve-1

■提案力アップ「ヘビーローテーション」コース
(東京・名古屋・大阪 4月スタート)
→ http://attax-sales.jp/heavy