2017年3月13日

【「あたりまえの基準」を上げるには?】メルマガ草創花伝 vol.894

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは、『「あたりまえの基準」を上げるには?』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、私は腹が立っています」


●師範:
「月曜日の朝から腹が立ってるのが、日本のサラリーマンだ。それが普通」


○門下生:
「シュールなこと言わないでください」


●師範:
「シュールという意味、わかってんのか?」


○門下生:
「最近の若い人はダメですね。あたりまえのことができない」


●師範:
「『最近の若い人はダメですね』と言う最近のマネジャーのほうが、
私はダメだと思う」


○門下生:
「師範、聞いてくださいよ」


●師範:
「なんだ」


○門下生:
「先日、お客様のところへ一緒に行ったとき、
 何も下調べせずに行ってるんですよ。あきれました」


●師範:
「若い人と言ったが、君の部下はどれぐらい若いんだ」


○門下生:
「入社2年目です」


●師範:
「それじゃあ、かなり若いな」


○門下生:
「そうです」


●師範:
「なら、そんなことで嘆いている君の『あたりまえの基準』が
 低すぎるということだ」


○門下生:
「え!」


●師範:
「そうだろう? なぜそんなことを月曜日の朝から私に言うんだ」


○門下生:
「そ、それは……」


●師範:
「そんなことぐらい自分で解決したまえ。あたりまえだろう」


○門下生:
「……そ、そんな」


●師範:
「あたりまえのことをできないと腹が立ってくるものだ。
 だから君が怒っているのはわかる。しかし私を怒らせなくてもいいだろう」


○門下生:
「どういうことですか」


●師範:
「君があたりまえのことをしてないからだ。
 お客様のところへ行くとき下調べしない部下がいた。
 それなら、それができるようになるまで君が指導すべきだ。
 そんなことあたりまえだろう」


○門下生:
「そ、そうですか。やはり」


●師範:
「もっと高尚な相談をしたまえ。月曜の朝から頭にくる!」


○門下生:
「申し訳ありません」


●師範:
「あたりまえのことができていなかったら、腹が立ってあたりまえだ。
 だからこのようにビシッと言われる」


○門下生:
「そうですね」


●師範:
「だからビシッと言いたまえ。やんわり言うと、
 それが『あたりまえのことなのだ』という認識を持たない」


○門下生:
「な、なるほど。だから師範は私にビシッと言うわけですか」


●師範:
「5年も10年も働いているのに、
 あたりまえの基準が低い人はどうにもならん」


○門下生:
「おっしゃる通りです」


●師範:
「入社してたかが2年だったら、まだいいじゃないか。
 あたりまえのことができていない部下にビシッと上司が言う。
 それは、あたりまえのことだ」


○門下生:
「そこまでしなくてもいいのでは、と思っているみたいですから」


●師範:
「1回でダメなら3回言えばいい。それでもダメなら5回言いたまえ」


○門下生:
「3回がダメなら5回? ……そこまでしなくてはいけませんか?」


●師範:
「君は上司としての『あたりまえの基準』が低すぎるよ」


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……自分が「あたりまえ」だと思っていることを、
自分自身で気付くことはできません。

正しく本気になって、何が「あたりまえなのか」気付かせてあげることが、
その人に対する優しさであると私は思います。

人としても組織としても、「あたりまえの基準」を上げていきましょう。

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【25点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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このメルマガを書きはじめて、もうすぐ丸9年。

初期のメルマガ編集後記には、私の貧乏少年時代の話や、
飲んだくれの父の話をよく書いたものです。

しかし、さすがに3万人以上も読者を抱えると、
そんな些末なネタを書くのはどうかと思い、最近は控えています。

昨日(3月12日)、久しぶりに両親の実家を訪れました。

父も母も、相変わらず貧乏長屋に、
世間の喧騒と距離を置いて細々と暮らしています。

夕食をとっているとき、なんとなくテレビをつけて大相撲を観戦していると、
19年ぶりの日本人横綱となった稀勢の里が初日白星をあげました。

私も父も大相撲は好きですが、
日本人力士を特別に応援しているわけではありません。

それでも、

「おお、勝ったか……」

と、入れ歯のせいで聴き取りづらくなった声で父が言うと、

私も、

「初日、勝ったね。これで落ち着いて相撲をとれるんじゃないか」

と月並みな感想を言いました。

おだやかな会話を父とするのは、本当に久しぶりのことです。