2017年6月23日

【「プレゼン」のあたりまえの基準】メルマガ草創花伝 vol.922

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは『「プレゼン」のあたりまえの基準』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、何が問題なのでしょうか?」


●師範:
「え?」


○門下生:
「先ほど私のプレゼンを聞いてもらいました。何が問題かな、と思いまして」


●師範:
「君はどう思うんだ?」


○門下生:
「どうって……。わからないから師範に質問してるのですが」


●師範:
「本当にわからない?」


○門下生:
「え」


●師範:
「本当にわからないのか」


○門下生:
「え、いや……」


●師範:
「……」


○門下生:
「ええーっと……」


●師範:
「……」


○門下生:
「ちょっと話が長かったかな、と思っています」


●師範:
「話が長かった? どれぐらいの時間、話したかわかってる?」


○門下生:
「えっと……。10分ぐらいでしょうか」


●師範:
「12分だよ。ちゃんと測ってた」


○門下生:
「え! そうなんですか?」


●師範:
「それだけか」


○門下生:
「い、いえ……。
当社のクラウドサービスに関する優位性を途中から話しはじめたのですが、
うまく表現できなかったのでは、と」


●師範:
「どうすればいいと思った?」


○門下生:
「そうですね。もっと導入効果を数字で表現できたらよかったと思います。
表現が抽象的すぎました」


●師範:
「他には?」


○門下生:
「お客様の導入事例をもっと具体的に示したほうがいいとも、思いました。
今回は証券会社向けのプレゼンですから、
特に、財産管理、資産管理機能について詳しい事例を盛り込んだらいいかと」


●師範:
「そうだろうな」


○門下生:
「違いますか?」


●師範:
「そう思ったのなら、なぜそれを改善しない?」


○門下生:
「すみません」


●師範:
「すみません、じゃないよ」


○門下生:
「……」


●師範:
「君のプレゼンの問題は、たったひとつだけ」


○門下生:
「な、なんでしょうか? ぜひ教えてください!」


●師範:
「死ぬ気でやってない」


○門下生:
「え」


●師範:
「そうだろ? 自分でもよく考えればわかる問題を事前に潰してない」


○門下生:
「……」


●師範:
「時間単位で仕事をしてるからだ。
1時間かけて作り上げたからいい、30分ぐらい準備したからもういい。
そういう発想なんだろう?
どの基準まで到達したらいいのか、という判断材料が君にはない」


○門下生:
「……」


●師範:
「だから他人に質問し、指摘されたところだけを修正することになる。
それでは君の『あたりまえの基準』は上がっていかない」


○門下生:
「あたりまえの基準……!」


●師範:
「自分の中で、もう、これ以上改善しようがない。
というぐらいに完璧に仕上げてこいよ。相手に失礼だろ」


○門下生:
「す、すみません」


●師範:
「だいたい自分のプレゼンがどれぐらい時間かかっているか、
正確にわからないということは、時間を測って練習してないってことだ」


○門下生:
「そうです……」


●師範:
「あまりに『あたりまえの基準』が低すぎる。
それに、内容を完璧に覚えずにプレゼンするだなんて、どうなってるんだ」


○門下生:
「……」


●師範:
「セリフを覚えずに舞台にあがる役者がどこにいるんだ?
情感を込めることができないし、他人の心を動かすことなんて到底できない」


○門下生:
「はい」


●師範:
「君の会社では、そこまで準備する先輩がいないかもしれないが、
もしその先輩のレベルでいいのなら、外部の私に質問する必要などない。
何をやるにしても中途半端すぎる」


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……プレゼンのみならず、「あたりまえの基準」が低い人は、
意思決定する判断材料にバイアスがかかっています。

ある程度の労力をかけたら、もうそれでいい。
ここまでやったら、いいだろうと無意識のうちに感じてしまうのです。

他者にその労力は見えないにもかかわらず、です。

「あたりまえの基準」が高い人は、利他の精神があります。

他者の視点があるのです。

しかし「あたりまえの基準」が低い人は、自分にしか意識を向けていない。
それをまず知ることが先決ですね。

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【19点】……本日のメルマガ本文に対する横山の「お気に入り度」

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〔2〕編集後記

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明日(土曜日)の朝からタイへ行きます。

最近、何度もメルマガに書いているので、多くの人から声を掛けられます。

しかし【ほぼ手ぶら】で【ひとり旅】することはあまり伝わってないようです。

パスポート、お金、キンドル、iPhone、GPSウォッチしか持っていきません。

かさばるのは、iPhone、GPSウォッチのそれぞれの電源。
(キンドルは一週間ぐらい充電しなくても大丈夫)

6泊7日です。

来週はメルマガを書けないため、
過去配信したなかで、「お気に入り度」の点数が高いメルマガを選んで
再配信することとします。

どうぞよろしくお願いいたします。


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〔3〕絶対達成プライム6月号は「相手を魅了する提案力のつけ方」。
   今月の「横山信弘の紹介したい一冊」とは……
   再び出てきた、アノベストセラー著者の、とても実践的な、アノ本!

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