2017年12月27日

今年読んだ本で、最もお勧めしたい書籍を紹介します

おはようございます、「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日は年末恒例、『今年私が読んだ、最も「人に紹介したい」書籍』をご案内
します。


それは……


■「模倣の経営学 実践プログラム版」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822255085/mysterycon0c-22/ref=nosim


です。


井上達彦先生のセミナーに参加して学び、Kindle版を購入し、さらに
単行本も購入して、ボロボロになるまで読み込みました。


私にとっては、衝撃の一冊です。


コンサルティング先で使える技術が、ここに多く表現されていたのです。


何より「予材管理をやっても、なぜうまくいかない会社があるのか?」
この答えを教えてくれた本だったでした。


私が提唱している「予材管理」といった、方法論やフレームワークを、
そのまま――


「横滑りの模倣」


をしても、自らの世界に【落とし込む】ことはできません。


何らかの方法論を導入しても、他社の事例を参考にしても、なぜわが社には


【落とし込む】


ことができないのか? その答えがここにあります。


「落とし込む」「アイデアをカタチにする」ためには、何が必要なのか?


どんな模倣がどのような「イノベーション」を起こすのか?
どんな模倣だと、単なる「パクリ」になるのか?


これらを教えてくれる、本当に素晴らしい一冊です。


いくつかの文章を引用してみましょう。


・ここ数年、ビジネスモデルへの関心が高まり、ビジネスモデルのパターン化
が進んでいる。このような型が20とか30のパターンに整理されている。成
功事例を準抽象化して、ビジネスモデルをパターン化しているわけだ。


・パターンとして整理されている型の中から適切なものを選び、下方への垂直
運動を行えば、ビジネスモデルが描きだせるように思える。


・しかし、過度にパターンに依存することは禁物だ。


・型の活用によって一定の水準のアイデアは生まれるが、独自性は生まれにく
い。それゆえ、自分だけのお手本となる事例を探し出し、自分に合った形で抽
象化して落とし込んでいくのが望ましい。


・もう一つの理由として、自らの世界に落とし込んでいくときに、肉づけが必
要となるからだ。


・同じようなモデルでも系統図などで分類すれば、どのタイプをお手本にする
かを吟味できるようになる。


・ここで重要なのは、自分の手で抽象化すべきだという点だ。レディメイドの
パターン適用は、感触を確かめるパイロット調査の段階でよいのだが、それ以
降の段階では次善の策と言わざるを得ない。


・自分で抽象化すれば理解も深まる。実践に移すときも、抽象と具体の往復運
動を繰り返しながら臨機応変に対応できる。


・遠い世界からの模倣には3つのレベルがある。それは、1.単純にそのまま
持ち込む「再生産」、2.状況に合わせて作りかえる「変形」、そして3.新
しい発想を得る「インスピレーション」である。


・創造的模倣の5ステップ
 1.自社の現状を分析する
 2.探索して参照モデルを選ぶ
 3.あるべき姿の青写真を描く
 4.現状とのギャップを逆算する
 5.変革を実行する


・参照モデルは、できるだけ広い範囲から探索するのが望ましい。


・青写真というのは、いったん描けばそれで終わりというものではない。最初
に描かれた青写真は「始まりの終わり」にすぎない


・経営学では「知の探索」という。これはもともと、どのようにして企業がイ
ノベーションを引き起こすかという点を説明するために生み出された概念だ。


・まず、意外なお手本を見つけるためには、自分の知らない世界を知っている
知人を作る必要がある。自分を知らない世界を伝えてくれるという意味では、
本などでもいい


・4種類のネットワークアクター
 1.コネクター(つないでくれる人)
 2.プロモーター(周知してくれる人)
 3.カタリスト(触媒してくれる人)
 4.イネーブラー(実現してくれる人)


……ここまで。膨大な数の「線」を引きましたので、すべてをここに書き出す
のは難しいでしょう。


とにかく、


どんな方法論、やり方、フレームワークを教えても、自分なりにカスタマイズ
して【落とし込む】ことができない人は、


日ごろから「抽象と具体の往復運動を繰り返し」ていないのです。


この往復運動をしていない人は、「予材管理を当社にも取り入れたんですが、
うまくいきません。当社は他社と違って特別ですから」と言います。


このように、


「あの人はうまくいっているが、私にはうまくいかない」
「あの会社は成功するようだが、それを当社に取り入れてもできないだろう」


などと主張します。なぜなら、


「横滑りの模倣」ばかりするクセがあるからです。


来年の「絶対達成LIVE2018」では、


「モデル」「アナロジー」「メタファー」の3つの要素で、どのように、ある
ものを抽象化して「模倣」するべきかも解説したいと考えています。


この一冊は、新しい事業や商品、方法論を取り入れたい方、【落とし込み】た
い方、すべてにおススメいたします。


■「模倣の経営学 実践プログラム版」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822255085/mysterycon0c-22/ref=nosim


私が発起人の「絶対達成社長の会」は、実はAKB48の「アナロジー」を
模倣しているのですが、なぜ私がそのような思考パターンになったのか、
この本が教えてくれました。


私自身、この本のおかげでもっともっと成長できる予感がしています。


イノベーションを起こすためには「遠い世界からの模倣」が必要です。
来年もたくさんの本を読もうと、気持ちをあらたにしました。


いつも、ありがとうございます。



以上