2018年2月2日

【「考えすぎる」部下にどう対処するか】メルマガ草創花伝 vol.986

おはようございます。
「メルマガ草創花伝」の横山信弘です。


本日のメインテーマは『「考えすぎる」部下にどう対処するか』です。


いつものように、会話事例を用いながら解説していきます。


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○門下生:
「師範、私の部下の動きがよくありません」


●師範:
「具体的に言うと?」


○門下生:
「お客様のところへもっと行きなさいと言っても、なかなか聞かないのです」


●師範:
「また、そんな話か」


○門下生:
「そんな相談、多いんですか」


●師範:
「そんな相談、ばっかりだよ」


○門下生:
「そうなんですか」


●師範:
「ところで、『もっと行きなさい』というのは、どういうことだ。もう少し具
体的に言ってくれ」


○門下生:
「はい。いまお客様への訪問件数が月に40回ぐらいなのです。私としては
2倍の80回ぐらいは行ってもらいたいと思ってるんです」


●師範:
「どうして2倍なんだ。その根拠は?」


○門下生:
「え、根拠? 根拠と言いましても……」


●師範:
「それがないからダメなんだろう」


○門下生:
「そ、そうでしょうか」


●師範:
「過去と比較して行動指標を決めるのはよくない。もし、過去に月10回ぐら
いしか行ってない部下だったらどうする? 20回でいいのか?」


○門下生:
「い、いや。そういうわけでは……」


●師範:
「短絡的なんだよ、考えが」


○門下生:
「はァ」


●師範:
「だいたい印刷会社だろ?」


○門下生:
「そうです。もう創業50年を超える印刷会社です」


●師範:
「老舗だろうが、なんだろうが関係ない。印刷会社だったら、最低でも、月に
200回は訪問しろ」


○門下生:
「に、にひゃっかい、ですか」


●師範:
「そりゃそうだろう。結果を出している印刷会社をベンチマークしろよ。
できない部下の過去の行動量をベンチマークしてどうする?」


○門下生:
「そ、そうですが」


●師範:
「なんだ?」


○門下生:
「どうも、部下は考えすぎる性格でして。考えてないで、とにかく動け、と
言っても、なかなか……」


●師範:
「は?」


○門下生:
「……え」


●師範:
「考えすぎる、って何を?」


○門下生:
「え?」


●師範:
「何を考えすぎているんだ、君の部下は?」


○門下生:
「ええっと……」


●師範:
「別の角度から質問しようか? その部下はひとつのことを考えるのに、どれ
ぐらいの時間がかかるんだ」


○門下生:
「……」


●師範:
「お客様への訪問件数が40回がいいのか、80回がいいのか、200回が
いいのか。どれぐらい時間をかけて考える?」


○門下生:
「さ、さあ」


●師範:
「それさえ考えられないのか? 2分、いや1分もあれば考えられるだろう?
1分を超したら、考える、ではなく、悩む、になる」


○門下生:
「悩む……ですか。堂々巡りをおこす、ということですね」


●師範:
「考える時間が、仮に2分としよう。2分でも長いが。それなら、考えすぎる
ときの時間はどれぐらいだ? いきなり10倍になるか? それはありえない。
ということは2倍の4分か? それとも5分か? 10分も、そんなことを考
えつづけられると思うか?」


○門下生:
「え、いや、その……。考えたこともないんで」


●師範:
「そうだよ。君はこういうことを、考えたこともない」


○門下生:
「……」


●師範:
「だから君の部下も、考えてないんだよ。考えたこともない」


○門下生:
「ひょっとして」


●師範:
「なんだ?」


○門下生:
「私たちは、『考える』という所作について、正しく理解できていないかも
と思いました」


●師範:
「それだとしたら、その所作を『すぎる』という表現もおかしくなる。
『考える』という所作の意味も知らず、『考えすぎる』という所作の意味が
わかるはずがない」


○門下生:
「なんだか、腹に落ちました。部下はぜんぜん考えてないと思います」


●師範:
「具体的に行動をする、と意思決定をしてから、はじめて考えはじめるもの
だ。まずは君が【壁】になれ。君が動かぬ壁になることで、部下は動きはじめ
るものだ」


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